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思い切って遠くにある好きなお店にカフェラテとパンを買いに行ったら、すごく満たされた話。

小学校1年生と年中幼児のワンオペ母にとって、
朝、二人を学校と園へ送り出すまでの時間は
精神的にとても慌ただしい時間。
物理的にも手が足りない。
朝5時に起きて、
ゆっくりコーヒーでも飲んで、
子供たちが起きてくる前に、
洗濯、お弁当&朝ごはんの準備、
自分の身支度を終えるなど
理想でしかない。
朝5時に起きて、
洗面所で顔を洗ってリビングに行くと
なぜか幼児がソファーで
ぼーっとしていたりする。
「ママ、お布団で一緒に寝てよ〜」
と言われて、
顔面にパックをしながら
ベットへ戻るハメになること多し。

結局6時ぐらいから
バタバタ動き出し、
お弁当を作りながら
子供たちに朝食を早く食べろと
何度も急かし、
それぞれの着替え、身支度、
朝勉強を何とか終えさせる。

子供って、
なんであんなに焦らないのだろう?
年中の娘はまだ理解できる。
時計もまだ正確には読めないし、
「あと○分で出発だよ」
と言われても、
その感覚がわからない。

しかし、
小学生の息子に関しては、
「○分」という感覚も分かっているし、
理由なしに
小学校に遅刻するということが
注意されること、ということも
分かっている。

分かっているけど急げない。
「早く準備して!もう行くよ!」
と言われても
本を見ながら靴下を履いている。
ニコニコしながら。

なぜ私だけが急いでいるのだ?
どうしたら「自分ごと」として
動いてくれるのだ?
とうとう最後には
「急がないとゲームなしだよ!」
と脅すしか手がない自分に
罪悪感と敗北感と無力感…。
ああ、育児って
本当に難しい。

放っておけばいい、
遅刻していけばいい、
と一瞬、思うものの、
それで本当にいつか自分で
改める日が来るのだろうか?

小学校の頃、
忘れ物が多い子は、
ずっと忘れ物が多かったし、
靴の踵を踏んでいる子は
ずっと踏み続けていた。

放っておいても、
自分で気づいて改善するかは
その子によると思うのだ。

尻を叩き続けるしかないのか。
イラつかずに叩き続ける方法は
ないのか。

そんなことを
毎朝考えながら、
息子と娘をそれぞれの
場所へ送迎している。
どんなにイライラしていても、
送り出す時だけは、
笑顔で。
そこだけは守っているつもり。

普段は二人の送迎を終えた後、
自宅に戻って、
家事の残りを片付け、
仕事をしたり用事をしたり
しているのだが、
昨日はなぜか無性に
美味しいカフェラテとパンが
食べたくてしょうがない感情が
湧いてきた。
近所のコンビニで済ませても
いいのだが、
今日は時間の余裕もあるしと
思い切って車で20分ほどのところにある
お気に入りのパン屋さんまで走ることにした。
パン屋さんに向かう車の中では、
朝の支度が時間通りに運ぶ
何か上手い方法はないかと
モヤモヤ考えていた。

良い方法は特に浮かばず、
湖のほとりにある小さなパン屋さんへ到着。
そこで、
大好きなパンを数種類と、
水出しコーヒーで作られたカフェラテを購入。
自分の欲求のために
わざわざここまできて、
安くない金額のカフェラテと
本当に食べたかったパンを買えたことに
大満足。
お店を出る頃には
モヤモヤはだいぶ薄まっていた。

帰りの車中、
VOICYで好きな発信者さんの話を
聴きながら、
美味しいカフェラテを飲む。
あーーー至福。

問題の解決には至らなかったが、
(おい)
少なくとも私の気持ちは
ハッピーに。

6歳と4歳、
時間通りにきちんと
動ける方が稀か。。。
のんびりいこう。
という気持ちになったのだった。

育児って、
思い通りにいかないもの。
相手が人間なので当たり前。
逆に、
思い通りに人を動かせるって、
よく考えたらちょっと怖い。
中学生、高校生と成長していく中で、
自分の言う通り、思う通りにだけ
子供が動いていたら…
ゾッとする。
言うこと聞かないぐらいで
ちょうどいいんだ!
(もちろん、暴力や法律に反することは
強く注意する)

気分が良くなった私は、
楽観的に考えられるように
なっていた。

そして今朝、
いつものようにバタバタは
したものの、
後から自己嫌悪に陥るような
声かけはしなかった。
ただ、また明日はしてしまうかも。

でも、
これでいいと思った。
ダイエットに成功した人の
ガタガタと左に下がっていく
体重推移の逆で、
ガタガタしながらも
少しずつ右に上がっていく。
子育てはそんなイメージでいい。

グラフが下がった時に、
大切なことは
親が自分の欲求を満たす
行動をすること。
それがポイントだ。








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