「古民家にさり気なく~上野桜木町」
東叡山寛永寺、江戸末期の壮絶な戦火を被った徳川家の菩提寺です。
その住所地が、上野桜木町です。町を分断するように言問通りが走り、谷中墓地側には、閑静な住宅街が広がり、古民家もあちらこちらに点在しています。
この辺りは、古民家再生を進めている地域であり、古い銭湯がアートギャラリーに変貌したり、素敵なカフェが出没したりしていますが、古きものがそのまま営業している飲食店も多数存在します。
昭和初期の縁側を保有する木造平屋の建物の軒先に桜が芽吹き、サイクリング車がそっと置かれている、そんな生活感のある景色も溢れています。
(残念ながら、この古民家、現在売りに出されているようです)
町歩きは、そんな景観を探し出すことが出来る観光の原点です。人の歩く速度で見ることが出来るモノ、私たちがこれから先も大切にして残して行かねばならないコンテンツだと思います。
ここで見た残像を後世に繋ぐこと、もっともっとチャレンジしたいですね!
「ここ、何があったところだろうね」などと言わないよう、自戒の念も込めて・・・
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