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「大正時代にタイムリープ~岡山県高梁市・吹屋の町並み」

小堀遠州の頼久寺庭園や現存12天守のひとつ備中松山城のある高梁市に大正時代にタイムリープすることが出来る「吹屋の町」があります。ここは銅山の繁栄とその副産物であるベンガラ染めによって財を成した地域です。

赤褐色の石州瓦の町並みは時代を超越してくれる、そんな町です!

赤褐色の石州瓦と紅殻の赭(あかつち)を使ったカラフルな家並み、ここでは郵便局や公民館といった公共施設もすべて町屋風の造りで、町の景観を損なわないように配慮されています。

カーブをつけてなだらかに下る道の両側には、立派な構えの家々が約300mにわたって続いています。また、町の北側にあるには明治初期に開校した旧吹屋小学校の木造校舎があります。2012年に廃校となってしまいましたが、吹屋の最盛期に建てられた校舎は往時の繁栄を偲ぶことができます。

また、町の郊外には、銅山とベンガラで莫大な富を手に入れた「広兼邸」があります。山城のような石垣の上に約800坪の邸宅が建っています。
映画の「八つ墓村」のロケで使用されたことからも大正時代から昭和初期を物語る生き証人でもあります。

映画を地で行く広兼邸、まるで心象風景のようですが・・・


 

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