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「日本最古の道~奈良県・山の辺の道」

山の辺の道は、日本史上現存する最古の道と言われる奈良盆地の南、三輪山の麓から春日山までの断層崖下を走る道を指します。山辺道と記載するのが正しく用いられた事例です。

いにしえの世界を満喫できるハイキングコース、深呼吸することが似合います!

一般的に天理市の石上神宮から大神神社までがハイキングコースとして整備され、老若男女がディパックを背負い、闊歩する姿が見受けられます。
途中には、崇神・景行天皇陵をはじめ、石上神宮や大神神社、長岳寺などの観光地があり、一日かけてゆっくりハイキングに勤しむには最適な場所と言えます。
 
観光の原点は、「歩く」ことであり、その最中に新たな発見が生まれてくるものです。クルマ社会の発達によって、駐車場などが整備され、ショートカットして疾風の如く触れていくことが観光のように思われがちですが、記紀万葉の時代からのロマンを感じることのできる素晴らしい古き道です。
 
山辺道は大神神社の先で、初瀬街道に交わり、飛鳥や伊勢に向かうことができます。
平安京に都を移した後も斎王が伊勢神宮に向かう先にも歩かれたと思われる、そんな時代を超越した道です。
 
大切に後世に残して行きたい、日本史の生き証人ですね!

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