「昭和喪失~浜松町貿易センタービル」
1964年、前回の東京オリンピックが開催された年に東京商工会議所が中心となって、世界に広がる貿易立国を目指すために世界貿易センタービルディングと名付けられ1970年に竣工。京王プラザホテルが完成するまでの約1年間は、日本一の高さを誇っていました。
貿易に関わる企業・団体が集まったこのビルは、地下3階地上40階建ての本館と地上5階建ての別館、その二つを囲むようにモノレールの浜松町駅が作られています。最上階には展望台、その下にレストランと宴会場を有し、地下には中長距離バスのターミナルが設置される商業・交通・観光の要となっていました。
かまぼこ型の屋根が東横線・旧渋谷駅を彷彿させます。
コロナ禍の2021年に解体工事が始まり、2023年、丸裸になった跡地に鉄塔だけで建っているモノレール駅の姿が見えるようになりました。「一つの時代が終わった」と報道されました。
浜松町は、地下鉄大江戸線の開通によって、大門地区と浜松町駅が一体となり、古き飲食店も新しい建物に変わりました。そして、竹芝地区の再開発に伴い、ペレストリアンデッキで繋がり、最終的に駅に隣接する新しいビルの完成を待つだけ。2027年には本館が完成予定です。
大門から竹芝まで一体化された新・浜松町駅は、東京と品川の中間の一大ターミナルとなることでしょう。
最近車窓から進捗状況を見ると、かなり出来上がってきてますね。
一年経つのは、早い!
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