見出し画像

「電車も花見で渋滞中~東京都北区・都電飛鳥山電停」

徳川吉宗が享保改革の一環として郊外整備をはじめて、行楽地として整備されたのが飛鳥山公園です。1973年に日本最初の公園の一つに指定されました。
また、渋沢栄一が邸宅を建て、晩年を過ごしたことでも有名です。
 
飛鳥山が整備されるまでの江戸時代は、桜の名所が上野寛永寺程度であり、飛鳥山での花見は、今でいう「新たな観光コンテンツの開発」とも言える事業でした。今でこそ、鉄道網が整備され、周辺に駐車場も多数存在する東京を代表する桜の名所ですが、当時は江戸の町から外れた郊外、「遊山」という言葉が似合う場所でした。
最寄り駅はJR京浜東北線の王子駅ですが、小高いお山の麓を巡るように都電荒川線も走っています。
花見の時期は沿線から数多くのお客様が乗車し、飛鳥山停留所に降り立ちます。
すし詰め状態の車両から一気にお客様が乗降し、遅延が生じるため、電車も何台もが渋滞してしまいます。
 
まるで、電車が花見をして立ち止まっているかのように見えてしまいますね。(笑)

よろしければ、サポートをお願いします。 NOTEのスタートからの記事をひとつの成果物として、自主出版する費用の一部に使わせていただきます。