「行動しよう」という言葉が恐怖
こんにちは。「dangerous」という単語の綴りを未だに「ダンゲロウス」と暗記しているムーディです。
週1note vol.4 3週目に入りました。シャカシャカ書いていきます。
▼週1note vol.4の一覧。個性たっぷりな投稿が満載。ご覧あれ!
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1.「行動しよう」という言葉が恐怖
最近ちまたでよく「行動しよう」という言葉を頻繁に聞く。
著名な人が、テレビが、漫画が、SNSが、友人が、口を揃えて
「人生1回きり、行動しよう」
「後悔しないために行動しよう」
「行動しよう。でなければ、はじまらない」
と言ってくる。
これらを聞いていると世間一般的に行動することに関して、とてもポジティブに捉えられている印象を感じる。
でも、私はこの「行動しよう」いう言葉がとても恐怖だ。
なぜなら、「行動すること」は必ず「何かを手放すこと」に繋がっているからだ。
2.「行動すること」は「何か手放すこと」
具体的に「行動すること」はどう「何を手放すこと」に繋がっているか。
私が考えるに以下の2つがある。
①いくつかある選択肢のうち、選ばなかった方の選択肢を手放すこと
1つは「いくつかある選択肢のうち、選ばなかった方の選択肢を手放すこと」である。
私は昨日の寝るまでの1時間、何をして過ごそうかなぁと考えたときに、「前描いていた油絵の続きを描くこと」と「読んでいる途中の本を読むこと」、の2択の行動で悩んだ。
どっちを取るか迷う。結果、私は「前描いていた油絵の続きを描くこと」をいう行動をした。
結果、「読んでいる途中の本を読むこと」という選択肢を捨てることになった。
油絵を昨日描いていなければ、私は本が読めていたのに・・・
②行動したことによって手放すこと
「そんなの睡眠時間削って、両方したらいいじゃん!」
と、今①を読んだあなたはいうかもしれない。
しかし、「前描いていた油絵の続きを描くこと」と「読んでいる途中の本を読むこと」を両方行動した場合、寝る前の1時間内に収まらず、私のスヤスヤ時間を大きく削ることになる。言い換えれば、睡眠時間を手放すことになる。また、睡眠時間を手放すことによる睡眠不足によって、翌日の集中力とこれからの健康を手放すかもしれない。
他にもいろいろ例えると、転職するという行動は新しい仕事場に行くことを手にする代わりに、過去の仕事場を手放すことを意味する。
買い物という行動は何か新しいものを得るかわりに、お金を手放すことになる。
私がFacebookのライブで下手くそな歌を披露するという行動をことによって、「こいつ歌下手なくせに披露してくるぜ」「恥知らず」といった周りの評価を手放すことに繋がるかもしれない。
①、②から分かる通り、行動するということは何かを手放すことであり、欲張りな私は何かを手放すことにとても恐怖を感じるのだ。
(部屋にもいらないものを手放せず、もので溢れている)
だから、行動せずに口だけになってしまう私はよく「口だけボーイ」になってしまう。
うん、口だけボーイで何が悪い。口だけボーイ万歳!!ヒャッホ-!!
3.大きなものを手放したときが私のターニングポイントだった
この文章を書いていて、ふと私の中で今まで行動したことによって手放してきたものが気になった。
「何を手放してきただろう」
じっくり考えてみるといろいろなものを手放してきたことに気づく。
同窓会でチヤホヤされたいという野望
画家になりたいという夢
アメフト部という居場所と友人
テニスという趣味
受験失敗によって行きたい高校に行けなかったこと
自分は強いんだというプライド
周りの評価
エトセトラエトセトラ。
いろいろなもの、自分にとって大きなものを手放してきたなぁと思い出す。しかし、これが面白い。
何か大きなものを手放したときが私の人生のターニングポイントになっているのだ。
故意的に行動したことによって手放したもの、または手放したくなかったけど渋々行動せざる得なくて手放したもの、行動して手放して後悔したもの、それが振り返ってみると今の自分を語る上でかかせないものになっている。
同窓会でチヤホヤされたいという野望
画家になりたいという夢
アメフト部という居場所と友人
テニスという趣味
受験失敗によって行きたい高校に行けなかったこと
自分は強いんだというプライド
周りの評価
これらを過去に手放していなければ今の私は存在しないのだ。
手放さなければ今の自分はいない、と考えると手放すことは悪くないのかもしれない。
「『dangerous』という単語の綴りを『ダンゲロウス』と暗記しよう!」
と英語のテストを乗り切るためにそう行動した私はその弊害として「dangerous」の正しい発音を手放してしまった。
これも何か私のターニングポイントになるかもしれない。
グッバイ。
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