逆のこと言って意味づけしたら深く聞こえる法則
こんにちは、飴を最後まで舐めきらずにかみ砕いてしまうムーディです。舐めきろうと思っても我慢できません。
実は僕、高校時代にポエムを作ることにハマってました。きっかけは高校1年のときに作ったホームページ。
※「ポーカーフェイスの館」という名前で運営。
僕の周りでガラケーでデコログやホームページを作ることが流行りました。
日記や呟き、写真を更新することが主流でしたが、他のホームページとの差別化、自分のホームページにしかできないことをやろうと燃え上がり、ポエムコーナーを作りました。
当時、僕はお題(固有名詞以外の名詞、単語)を貰ったらポエムを作ることができる特殊能力がありました。ポエポエの実の能力者だったのです。「みつを」ではなく「ムデを」だったのです。
友人からお題を貰い、そのお題からポエムを作る。そしてホームページを更新する。いつしかポエム更新が僕の生きがいになりました。
例えば、「自由帳」というお題。
【自由帳】 描いても描いてもなくならない自由帳があればいいのに。君への思いが描き切れないから。
当時書いていた15歳のときから10年のときを超え再び文字化したが、なんかゾッとした。10年前の自分がタイムマシンにのって僕のすねを蹴りにくる感覚。俺が何したっていうんや。
これを全世界に発信していたとなると、今の僕には考えられない素晴らしさが僕にあったに違いない。wonderful。
続いて「ダイアモンド」
【ダイアモンド】 君のダイアモンドのような輝きが僕を恋の行方を見えなくさせる。
こんな恋愛チックなポエムを書いていましたが、25年間彼女がいませんでした。うーん。
そんなこんなで100個ぐらいポエムを書き続けたが、書く中で僕はある法則を見つけました。それは「逆のこと言って意味づけしたら深く聞こえる法則」である。
書くからには見た人に「深イイレバー」をガチャコンと押して貰いたい。そんな欲望が書き立てられた僕は、浅くて薄っぺらいポエムをいかに「深く」見せるかを考えました。その結果、「逆のこと言って意味づけしたら深く聞こえる法則」を見つけたのです。
百聞は一見にしかず。過去に書いたポエムから1つ例を出そう。
【ドライアイ】 別れきて ドライアイでも 目に涙
解説すると別れの悲しさでドライアイでも涙で目が潤ってしまうぐらい、別れが悲しいという心情をうたっている。
実は人生で一番最初に作ったポエム(作成:中3)で何気に5:7:5でもある。
(ファームステイで一泊農家に泊まった際に泊まらせてくれたおじちゃんとおばちゃんに書きました)
「ドライアイ=目が乾いている」という状態から「涙=潤い」という逆の言葉をもってくることによって、本当に別れが悲しい、という意味合いを強く表現している。
他にも例を出そう。「言霊」
【言霊】 言葉は生きていない。故に殺すことができない。
ポエムの解説をすると、殺せないが故に相手に言った言葉はいつまでも残る、という意味です。過去書いていたポエムという黒歴史が未だに消えていないことから信憑性は高い。
これはよく「言葉には魂がある」「言葉が生きている」という名言チックなことを聞くので、逆に「生きていない」にして無理矢理意味づけした。屁理屈である。
※私が大学のゼミで教授から「屁理屈ばっかし言うな!」と言われたことがあるんだけど、恐らくポエム作成から培われた能力だと僕は考える。
「Time is money」は「Time is not money」、
「犬も歩けば棒にあたる」も「犬も歩けば棒にあたらない」
にする。そして無理矢理意味づけする。するとあら不思議。なんか深く見えてくる感じがする!!イエーイ!!!
(深く見えない、という方がいても我慢してください)
最後に2つ。「氷は暖かい」と「炎は冷たい」というポエムを記して終わる。
【氷】氷は暖かい。水というバラバラなものを1つにまとめあげる灯火のような存在。
【炎】炎は冷たい。生きていないから。
ちなみにこのポエムが集録されているホームページは家族にばれて恥ずかしくなり、高3ぐらいに消しました。
逃げるは恥だが、myポエムを残すのはもっと恥。
グッバイオンザビーチ。
byむでを
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