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網膜剥離になった時のウェブデザイナーの記録

40代に入り、妙に病気が増えたなと感じます。
そして、こんなnoteばかりが増えていく(涙)

でも、良い機会なので、noteに残しておきます。

網膜剥離の前兆

約10年ぐらい前にレーシックをし、目が良くなっていたにも関わらず、ここ1年で目が急激に悪くなり、最初はメガネをしていましたが、PCをずっと見ていると、目と頭が痛くなるので、コンタクトを作ることにしました。

そこで、びっくりした自分の視力。
それが、0.1と0.05。

1年前まで、裸眼で運転していたのに、1年でこんなに視力が落ちる?
って思いましたけど、『メガネをつけ出したからかも?』なんて考えていました。

そして、以前作っていた、眼科へ行って、コンタクトを作ったのですが、、、視力検査をしている時、赤と緑の光を見て、その光が、視界を阻むように、残像として残るんです。

『目が疲れているんだろうなー』と考えていました。

そして、コンタクトレンズを無事に作って帰ったのですが、翌日から、コンタクトをしても、なんか違和感。あんまり見えない気がするんです。

コンタクトに慣れてないからか?目が疲れているのか?もしかして眼科の手違い?とそんなふうに考えていました。

使い捨てのワンデーを30日分買ったので、1ヶ月経ったら別の眼科で診てもらおうと思っていました。

そして、コンタクトを始めて約3週間。
午前中、打ち合わせで外出して帰社して、トイレに立つと、急に視界に「虹」が現れました。

絵にするとこんな感じです。

視界の周りが鮮やかな虹色。綺麗に四角形でした。
虹と普通に見えている所との境界線が、絵にできないんですけど、ギザギザ?で、なんとも不思議で、そこばかりを見ていた気がします。

コンピューターが壊れて、バグったような感じでしたね。

トイレから出て、着席する間に、
どんどん、周りが迫ってきて、視野が狭くなり、中央がやけに眩しくなりました。

このまま視界が見えなくなるのかな?なんて思っていたら、それは消え。
5分〜10分程度の出来事でした。

おかしいなと思って検索して見ると、閃輝暗点(せんきあんてん)と書いてあるんですが、それに伴う頭痛がありませんでした。

閃輝暗点で頭痛がない場合、ネットには、「様子見」や「しばしばあったら病院へ」と書いてあったんです。

一瞬の出来事だったし「どうしようかな?」

と思ったけど、まずは、「他人の意見を聞いてみる」ことにして、Facebookへ書き込むことにしました。

これによって、私は助かったので、本当によかったです。


閃輝暗点(せんきあんてん)だと思っても、すぐ病院へ

Facebookで、こんな症状があると言うと、みんな閃輝暗点を疑って、書き込みをしてくれました。

一人の心配性な友達が、『すぐに病院へ!』なんてまず書き込みしてくれたので、最初は相当焦りました。

時間が経つにつれ、『あれはなんだったのだろう?』と夢みたいな感じになり、『もう病院へ行かなくてもいいのでは?』
と考えたりもしましたが、コンタクトのこともあったので、夕方眼科へ行くことにしました。

病院へ到着したのが5時ごろです。
コンタクトの買い替えと、視界が虹色に見えたことを伝えました。

いろいろな検査に通されましたが、最後の検査で
閃輝暗点』でしょうね。

と案の定の答えが返ってきました。
頭痛の有無を聞かれるでもなく、目を見ただけでこれだったので、私は怪訝(けげん)そうな返事をしました。

すると、お医者様が、次の機会に『眼底検査』をしてみましょう。
と、言ってくれました。

時間もなく、その日はコンタクトも作れず帰ることになりました。

受付のお姉さんに、『眼底検査いつにしますか?』と言われたので、その時は、1週間後くらいでもいいのでは?

と思ったのですが、『コンタクトがもうない』というのを思い出し、『最短はいつですか?』と2日後にしてもらい帰りました。

この日は、自分が網膜剥離しているなんて、気づかなかったんですよね。
お医者様も、完全に『閃輝暗点』のみだと思い込んでいたことでしょう。

自主的に翌日MRIに行く

閃輝暗点だと診断されながらも、少し引っかかっていることがありました。
それが『頭痛がない』と『自分が見たような視界の画像がネット上で見つからない。』ということでした。

閃輝暗点』の画像をネットで調べると、一部にギザギザの虹が見えるような感じになっていました。これは人それぞれらしいのですが、私の場合、かなり鮮明な四角形だったのでなんだかなーと思ったわけです。

もしかして脳に異常があるかも?
FacebookでもMRIを撮ってもらった方がいい?みたいなコメントがあったので、家から車で5分の「脳神経外科」へ行きました。

幸いあまり、混んでなかったので、MRIの断面図を、コンピューターでいろんな角度から見せてくれました。

眼球付近も様々な角度から見せてくれたのですが、「視力悪い?」と言われただけで、やはり、『閃輝暗点』の診断をされました。

ただ、この日の帰り道、車の中で、黒い点の残像を5秒ほど見たのです。
でも、以前見た眼科の残像を思い出し、「何かが残像として残った?」のかなと思うにとどまりました。

MRIで何もなかったら、眼科でも何も出ないのでは?
と、考えていましたが、翌日の眼科で網膜剥離が発覚します。

網膜剥離とわかったら行動の衝撃がダメ!

午前中、会社に出て、午後から帰宅。
実家の親に送ってもらい、眼底検査へ行きました。

その日は雨でお客様は少なく、作業はスムーズに行われました。

眼底検査をするためには、目薬で黒目の部分を大きくしていきます。
何度か点眼してもらい瞳孔が開いたら、検査が始まりますが、目に大きなレンズを突っ込んで、瞬きなしの状態で目を見てもらうのですが、

これが、、、

なんて長いの!!!!

っていうくらい長かったんですよね。

そして、最後に「穴が開きかかってる?かも?」

みたいな感じで言われて、次の診察室に移るように言われました。

マスクしてたんですけど、もうマスクの中が、涙とかでぐちゃぐちゃでしたよ。。。でもお構いなしに検査が続きます。

次の診察室では、偉い先生(多分)が出てきて、また同じ検査を始めました。

この病院では、最初の診察室は中級?のお医者様、次の診察室で上級?のお医者様が出てくるのだと知りました。
(最初に見てもらった時は、中級?のお医者様のみ)

そして、そのお医者様が、
もう、穴が空いてしまっています。そして2箇所目も開きそうです。
って教えてくれたんですけど、

その瞬間から『行動はスローモーションで』ぐらいに指導されました。
穴が空いていたら、行動による衝撃が目の穴を広げてしまうようです。

「すぐに手術しなくてはいけません!1日経って穴が広がったら!」
という感じで、手術になったんですよね。。。

それなら2日前にして欲しかったんですけどねー。

こんな感じで、私の網膜剥離は発見されました。

閃輝暗点があって良かったね!

お医者様から、上記のように言われました。

私の場合、重症になる前に発見されたので、レーザー照射による簡単な手術で済みました。視野がかけてから発見されると、もっと大変な手術になっていたと思います。

私の網膜の穴はカメラでも映らないような端っこの方にあいており、まだ穴の大きさ的にも大丈夫だったようです。

一度空いた穴は戻らないので、これ以上広がらないように周りをレーザーで固めたのですが、レーザーは2週間程度で固まっていくので、日々の行動をスローモーションでするように言われましたが、、、

結局当日、駐車場に出た途端雨だったので、軽く走ってしまいました(汗)
しかも、やはり、買い物や日々の家事をしなければならないので、そこそこ普通と変わらない生活をしています(汗)

行動の制限はあるものの、パソコンの仕事はそこまで目の振動につながらないので大丈夫なようです。

私の場合、いつからこの穴が空いていたのかはわかりませんが、、、
ここ半年ほど、NMNを飲んでいるので、ちょっとは効果があったのかもしれません(NMNは網膜に良いらしい?)です。

手術の費用は?

手術の費用は、3割負担で約5万円ぐらいでした。

手術は、また目にレンズを入れられた状態で行われました。
これがね、脳天を突くような変な痛みだったのですが、、、
痛みを訴えたり、動くと手術が長くなると想い耐えていたら、

「あまりにも痛がらないからびっくりした」

と先生に言われました(苦笑)

私は民間の保険に入ってないのですが、ここ数年、病院にかかることが多いので、あらためて、考えなくてはと思い始めました(涙)

すでに、緑内障?みたいなものが見つかっていて、視力もやばいです。

これからの仕事を考える機会

今回、網膜剥離になり、一瞬、この仕事大丈夫かな?
なんて考えたりもしました。

テキストを打っている時はなんともないのですが、グラフィックの作業をすると、目と頭が痛くなりやすく、目を酷使しているなと感じます。

とりあえず、すぐに仕事をどうにかできたりはしないのだけど、今後は、自分が作業する側だと無理だと考えているので、どうにか、完全に支持する側に回らなければ。

40代になると色々あります。
それを痛感する日々です。


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