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カラーセラピーでお昼寝リセット

神無月に入ったのに、暑くて、風も強い日です。
見上げるもみじは、これからどんどん色を変えていくから、
緑色のはっぱは今年見納めかな・・・と、
今日はセラピストの仕事についての雑記です。

「セラピスト」といっても、何か特別な能力があって
「高次元からのエネルギー」とか「高波動」関連のことは
全くできません。
ただ、クライアントさんが言うには、
私から、微弱な「眠たくなる波動」ぽいものが出ているらしく(笑)
確かに、セラピーの施術中に、
お昼寝モードになるクライアントさんがいるので、
お客様用の椅子を変えようかと考えているところです。

15分くらい、コトン。と、気持ち良さそうに眠っています。

私の話し方が、眠気を誘うことは否めないのだけれど、
(若い頃から、友人や同僚から指摘されたことが)

あの眠り方は、私のせいというより、
クライアントさんの心の中で、何かが
ほぐれたから、緊張の糸が切れて、ふっと眠って
リセットに入ったような感じじゃないかと思っています。

カラーセラピーの場合、クライアントさんは、セラピストに
話したいことだけ話していただいて、自分の中に留めておきたいことは、
無理にお話ししていただく必要はないのですが、

カラーセラピーを受ける前までは、自分の中でもやもやとしていて
言語化できなかった気持ちや記憶が、
「色」を選んだり、アートワークすることで、
絡まってしまっていた毛糸玉が、スルッと解けていきます。

この、解け方はもちろん人それぞれで、
言葉になる、そのちょっと手前で、
2通りの反応が起きます。

一つは、「あ、まだ無理」と、言葉を飲み込む反応。
もう一つは、「あ、そうか」と、息を吐き出すように
言葉が浮き上がるような反応。

この後者の反応が大きい程、眠気に襲われることが多いようです。

・・・

誰にでも、話して聞いてほしいことと、
自分の中に留めておきたい話ってありますよね。

私が小学生の頃、「近所のお年寄りに戦争体験を聞いてくる」という課題がありました。
私が幼い頃にはまだ、戦時中を知るお年寄りが元気に畑仕事をしたりしていました。いつも笑顔で温和な方々でしたが、子供なりに「そんなことを聞いていいものだろうか」と、気が重かったのを覚えています。

たくさんお話ししてくださるのは、終戦時子供だった方々で、
食糧難のことがほとんどでした。
発表の模造紙は、どの班も、食べ物のことでほとんどが埋まりました。

台風前などのスーパーで、お年寄りがカートいっぱいにインスタントラーメンなど保存のきくものを買い込んでいるのを見かけると、「え?そんなに?」と驚いてしまうことがありますが、幼少期の記憶がそうさせているのかもしれないですね。(あくまで私の勝手な想像です)

子供に言って聞かすには恐ろしいだろうし、
難しいということもあったと思いますが、
たくさんの人々が、グッと胸の内に飲み込んだ言葉が、
形を変えて、今も私たちの前に現れているような気がします。

・・・

個人に置き換えても、もやもやした感情・気持ちは
言葉にして、その存在を認め、
感謝や愛を持って手放さないと、
もやもやし続けて、次から次へと、似たようなもやもやを巻き込んで
台風のようになっていきます。

学校教育で「他人の気持ちを考えなさい」
とは教わったけれど、自分の気持ちの処理については
我慢して押し込める。無いことにする。
ように躾けられたと感じている人が多いようです。

私のような仕事をしているから、そう感じるのかもしれませんね。

・・・

もしも私が、孫たちの世代に
「パンデミックってどうだったの?」
と聞かれたら、感情的な物言いでではなく、
ニュートラルに話せるおばあさんになっていたいと思います。

今の私が理解していたことが、
後に「あれ?そうだったの?」と
ひっくりかえっている気がするので、
渦中にいる一般市民としては、こんなだったけど、
実はこうだったんだよね、びっくりだったよ〜

とか、「終わったこと」として、
明るく話せる日が来ますように。

・・・

冒頭に書いた、セラピー中にお昼寝してしまい
目覚めて照れたように笑うクライアントさんたちは
皆さんとても、軽やかで。
何かをちゃんと終わらせた達成感を感じている表情をされます。

終わらせないと始まらない。
何事も、そうですよね。

・・・
読んでくださってありがとうございました。
カラーセラピーについてはネット集客していないのですが、
興味を持ってくださった方は、
簡単にセルフケアができるツールとしてもおすすめです。
noteにも良記事があると思いますので、
よかったら検索してみてください。

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