見出し画像

「この時代にあえてアルバム単位で音楽を聴く」第3回 Radiohead「Hail to the Thief」

今回はRadioheadのHail to the Thiefです
1回目、2回目同様そのミュージシャンのキャリアの中では若干地味なアルバム選んでますが
これは僕自身があまり聴いてないためもう一回聴いてみたくなった、からです笑

1. "2 + 2 = 5" ("The Lukewarm.")
陰鬱に始まり陰鬱に展開しながら
なぜか妙なテンションがある曲
そしてサビのキレ散らかしてる感じが最高すぎるオープニング
2. "Sit Down Stand Up" ("Snakes & Ladders.")
これも暗い!そして中盤からキレ散らかしてる!この時点で今回のトムヨークはなんだかとても怒ってる事に気付きます
3. "Sail to the Moon" ("Brush the Cobwebs Out of the Sky.")
とても、とても美しい曲
歌詞も中盤まで美しいですが後半やはり雲行き怪しくなります…怒ってる
4. "Backdrifts" ("Honeymoon Is Over.")
トムのソロっぽい曲。トムのソロのこのポムポムした音好きなんですが他にあまり聴かないアレンジな気がする
5. "Go to Sleep" ("Little Man Being Erased.")
ギター曲。レディオヘッドってギターの絡みが魅力的なバンドだったなと思い出します
6. "Where I End and You Begin" ("The Sky Is Falling In.")
今度はベース曲。実は僕はあまりレディオヘッドの歌詞今までちゃんと読んでこなかったんですがいいですね…もったいない事した
7. "We Suck Young Blood" ("Your Time Is Up.")
暗いというかもはや怖いです
なんて場所まで降りてきたんだ感
中盤の謎の展開好き
8. "The Gloaming" ("Softly Open Our Mouths in the Cold.")
出だしから不穏な雰囲気
この酩酊感は歌詞で補強されます
しかしレディオヘッドって最低限の言葉で完璧に世界観伝えるの凄いなあ
9. "There There" ("The Boney King of Nowhere.")
ゾクゾクするような名曲
鬼気迫るリズムに絡むギター
10. "I Will" ("No Man's Land.")
何より最後一行の歌詞でしょう
11. "A Punchup at a Wedding" ("No No No No No No No No.")
このアルバムの中では若干明るい印象
あくまでこのアルバムの中では、ですが
12. "Myxomatosis" ("Judge, Jury & Executioner.")
ズブズブとどこかへ沈み込んでいきそうな音
13. "Scatterbrain" ("As Dead as Leaves.")
綺麗な曲
今回は詩は暗いというよりなんとも不思議な味です。アルバム通して一番好きかも…
14. "A Wolf at the Door" ("It Girl. Rag Doll.")
なんという完璧な閉塞感
この曲に限らずアルバム全編が怒りと閉塞感で満ちています

いや、暗くて重かった!レディオヘッドって全部そうではあるんですがこれは特に凄い気がする…1時間世界暗黒紀行
でも同じくらい美しくもある。特に3と13は好きですねー
アルバム全体の流れも良くて当たり前ですがやはりレディオヘッドはアルバムアーティストだなあと思います。アルバムになってこその作品というのを特に感じるアーティストです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?