「ラジオ」というエンタメ

こんばんは。
みんなのねーさん、むこねーさんです。


昨年、クリスマスが近づいた日曜の夜、radiotalk界はとあるイベントで大盛り上がりでした。それはM-1グランプリ。言わずと知れた漫才の日本一を決める大会です。私もお笑いや漫才が好きで毎年敗者復活戦から観るようにしていますが、radiotalk界での熱気は一際熱く感じられました。

「ラジオ」は一つのエンターテイメントコンテンツであり、お笑いや音楽などに通ずるものがあるのではないか。そんな風に感じました。トーカーさんそれぞれが、自分たちの思う「面白い」を発信している。そして、その「面白い」がどこまで通じるのか、その議題に取り組み、悩み、ときには壁にぶつかることもある。

お笑いでもそうですが、「面白い」は個人の価値観であり正解はありません。収録配信ならばお便りでの感想、リアクションの数、SNSや公式による紹介などの評価をもらってはじめて、その面白さが証明されます。

収録配信以上に難しいのがライブ配信です。
radiotalkのライブ配信は、コメント数、リアクション数、もらったギフトが「スコア」として反映されます。ライブに来た来場者数の累計と、現在のリスナー数も表示されるようになっています。が、この数字が大きければ大きいほど、イコール「面白いライブである」ことにはならないのではないか。そんな風に思うのです。リアルタイムでもらうコメントの内容や、体感としての盛り上がりが、手応えに繋がるのではないか、みんなその手応えを得たい、でも目に見えないから数字を気にしてしまう。私は数字は気にしていないタイプですが、毎度内容を振り返っては一人反省会をします。「良いライブだったな」と手応えを感じたこともありました。

この感覚がお笑いに似てると思うのです。

正解はない。賞レースでなければ評価はつかない。
だけど、舞台の上で「お客を沸かせた」という手応えが自信に繋がり、スタイルを確立させていく。

これがM-1がradiotalk界を熱狂させた要因ではないか、と私は考えました。「俺の私の漫才が一番面白い」、そのことを証明するために本気で漫才に向き合う漫才師の姿に、カッコ良さと憧れを感じるのでしょう。


トーカーさんのモチベーションを上げ、番組の質の向上のためには、やはり評価される場面が必要だと思います。

今は毎週水曜に更新される「今週のお題」を各々収録配信し、公式が3つピックアップして紹介する「今週のこども賞」というTwitter上にありますが、リスナーの投票による商レース的なものがあってもいいのではないでしょうか(商レースイベントはありましたが頻回ではない)。ライブ配信もどうように、「誰が一番リスナーを沸かせたか」を決めるイベントがあってもいいと思います。


と、まぁここまで熱く語りましたが、私がそのように鎬を削って番組作りをしているかというと、そうではないのですが…。私は「面白い!」「あるある!」よりも、なにか考え方のヒントになればと思いながら、日々感じたことを喋るスタイルです。聴けば聴くほど味が出る、スルメなんかの珍味みたいなトーカーになりたいと思っています。ただ、推しのトーカーさんが評価される場面は多くて良いと思うし、それはradiotalkの発展を考えたときに有用なのではと思っています。


こんなことをポツポツ収録でも配信しておりますので、ご興味ある方は聴いてくださると嬉しいです。

「#73.自分の中の「面白い」を証明したい」
https://radiotalk.jp/talk/459094

noteは収録で喋ったことのフィードバックっみたいな存在になってきましたね。このnoteも味が出るといいなぁ。


お読み頂きありがとうございました。

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