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菅実花個展「シスターフッド」@"代々木のホグワーツ"Gallery10[TOH]

菅実花氏!
超久々に見たけど、じっくり見てる人がいて邪魔するのもイヤだったので写真撮らんかった

尚、以下文中敬称略

代々木のホグワーツ Gallery10[TOH]


場所は代々木駅のすぐ裏!
公式:https://www.instagram.com/gallery10.toh/ 
(公式サイトないのでインスタ)

まず会場の外見がかっけえ!

鶯谷の東京キネマ倶楽部っぽい!などと思ったが検索したらぜんぜん違った むしろ北陸3県の「パチンコ東京」などに似た雰囲気だ

しかしかっけえのは外見だけではない

ちょっとこの機会に言わせてほしいんだけど

ギャラリーの入口ってわかりにくすぎない?

これ

(とくに気取っているわけでもない)ふつうの銀座、京橋近辺のギャラリーでもよくわからんことがある

ちゃんと調べろよという話ではあるんだが、googleマップでは限界がある
こないだも路地一本違ってて小一時間徘徊した 

が、ここはもっと前向きに入口がわかりにくい

正直、この先に進むだけでも社会的経験値の低い人間には相当ハードル高い説ある
(府中とか蒲田の個室マッサージばっかり入ってるマンションの入口みたいだ…

さっきのenterの方向に進むと、このガラス戸に出くわす
当然「ギャラリーはこの先!」みたいな表示はない

で、ここを突破して進むと

ギャラリーにあるよな!こういう自販機!と思ってたんだけどタバコの自販機らしいっすよ

たまにギャラリーにある自販機的なやつがある
(過去の冊子とか小品的なものを売ってるやつ

と自分は思った

まあまだ何も見てないので当然スルーするわけだけど、
だがこの先に入口はない

ちなみにこの先にある関係ないドアをひとしきりガチャガチャしてからもどってこの写真を撮った

おいおいおいおい なんか取っ手ついてんじゃん
まじで?

マジ

はい、というわけでここが入口でした

つーか、よくみたらツイッターでもそう言ってんじゃん

グワーッ

なんでこうなってるのか

さすがにここまで手を尽くしているのはすごい
なんでこうなってるのか

  • ふらっと来るみたいな目的意識のないヤツが来れないようにするため
    →少なくともツイートをしっかり読まないと入れない可能性ある

  • 単純に楽しいから
    →ならネタバレツイートしねえだろうけど…

くらいすかね 自分が思いつくのは・・・
知ってる人がいたら教えてください

展示について

作家、菅実花はラブドールを用いた作品が有名
以下にGPT4君のまとめ

菅実花は現代美術と写真の専門家で、京都芸術大学の准教授を務めています。彼女は東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻で学士(美術)の学位を取得し、その後、同大学の大学院美術研究科先端芸術表現専攻で修士(芸術表現)と博士(美術)の学位を取得しました。彼女の専門分野は現代美術と写真で、日本人形玩具学会に所属しています。

彼女の作品は大衆的な写真文化と人形の文脈を交錯させたもので、特に人形写真という二重にメディア化されたイメージを用いて、生命と非生命、本物と偽物、過去と未来などの対比そのものを撹乱しています。彼女の主な個展には、「The Ghost in the Doll」(2019年、原爆の図丸木美術館)、「BankART U35 菅実花個展」(2021年、BankART KAIKO)、「仮想の嘘か|かそうのうそか」(2021年、資生堂ギャラリー)、「鏡の国」(2022年、トーキョーアーツアンドスペース本郷)などがあります。

彼女はまた、ラブドールを妊婦姿で撮影した作品《The Future Mother》で注目を集めています。この作品は、人間と非人等の境界を問いかけるアートプロジェクト「Do Lovedolls Dream of Babies?」の一部で、ラブドールを妊婦姿で撮影したものです。

さらに、彼女は19世紀のヨーロッパで流行した「死後記念写真」の手法を用いて、等身大の精巧な乳児人形「リボーンドール」を撮影した新作《Pre-alive Photography》を発表しています。この作品を通じて、彼女は様々な背景を持つ女性たちの思いが託される「リボーンドール」を、「死後記念写真」になぞらえながら人形に生命を見出すことを試みています。

以上の情報は、以下のウェブサイトから取得しました:
Life-UPD
Mika Kan Official Website
Kyoto University of Art and Design
Bijutsutecho

初めて作品を見たのは慶応大の日吉キャンバスで、このときは妊娠したラブドールの写真のパネルの展示

ゾーニングで大学当局ともめた、みたいな話があり、当日いったら本人が会場にいて、その辺ふくめていろいろ説明してもらい、ついでに(もはや何ついて話したのかあいまいだが)議論した記憶がある

その後の活動はいろいろ見聞きしていたが特に展示にいったりしてはいなかったので超久々

最初に書いたように写真はないが、会場で思ったことは以下

  • なんかバーカウンターみたいなのがあり、そこにギャラリーの人がいた(まだ会場の話してる…)

  • シスターフッドと銘打たれているように(男性同士なら)耽美と言われるような空気感

  • 女子会風の写真もあり、ラブドールによる女子会のため、ことさら「偽物感」が強調され、そもそも人間の関係、交友、社交も人工物というか偽物なのではないかという不信感が窺える(とくにキラキラした女子会、駐妻パーティーみたいな文脈はそもそもその印象みんなもってるだろう)

  • 最初の方のシスターフッドはガチ感があるが、女子会風のはあんまりそうでもない、みたいな二面性なんだろうか

  • 冊子的なもののほかに、作家の名前の入った香水、作品写真のバッジ、も売っていた(あんまりグッズ展開しやすい作品ではないように見える

  • 資料が超充実しており、会場で論文が全文が読める(そのため熱心な人は滞在時間長くなりがち)


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