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リモートワークで買い足した物の話~食べ物編~

前編はこちら。

さて今回はリモートワークでの買い物食べ物編を綴ろう。

前提として、私はほぼ料理をしない。

ああ、イイトシなんだからそのぐらいやれよという目で見ていただいて構わない。いや、料理は別にやっても構わない。めんどくさいけど、やる気がある日は作るし米を洗剤で洗ったりさしすせそが言えないほどのやばいタイプの料理ベタでもない。どうにか普通に食べられるものぐらいは作れる。

しかし「洗い物」が家事の中で最も忌み嫌う存在なのだ。食洗機を買えばいいという問題ではない。汚れた食器を洗って乾かして元ある場所に戻す、その一連の動きがものすごく嫌いだ。なので極力汚れた食器を生み出したくない。いわゆる鍋から直接インスタントラーメンもバッチコイである。ああ、いいさ、ダメ人間と罵ってもらってもいい。嫌いなもんは嫌いなんだ。それでも洗わずに放置することはないだけ褒めてほしい。

否、この件はまた改めて触れよう。今はリモートワークの話である。

元々料理をしない人間にとって、リモートワークの敵は仕事環境よりも食事であった。
最初こそお昼ごはんに簡単な料理を自分で作って食べていたが、大嫌いな洗い物が出るし、調理に時間がかかってしまって貴重な昼休憩の時間のいくらかが調理時間で消えてしまう。私はかなりの頻度で昼12時までのオンライン会議と、13時からのオンライン会議が入っているため昼休憩はぴったり12時から13時で取らなければ都合が悪い。午前の会議が延びることもあるし、調理中にも仕事の連絡が入ったりするのでリモートワークをしながらの料理は困難であると判断した。

外に買いに出ることもあったが、飲食物が買える場所まで片道8分。選んで買うので約10分。帰り道でまた8分。買い物だけで昼休憩の半分が飛ぶのでかしこい選択ではない。外で食べるのはそもそも飲食店が家の近所にないので不可能である。

次に私が頼ったのは時短生活の味方、冷凍食品である。これでかなり楽になった。これまでたこ焼きなどの特定の冷食しか買わなかったのでどんな冷食が世の中にあるのかあまり詳しく知らなかったが、最近の冷食は美味しいし種類もものすごく増えていることを知った。使い捨てトレーごと温められるものも多く、洗い物を親の仇と思っている私にとっては非常にありがたかった。主にパスタやチャーハン、オムライスやラーメンといったラインナップを週末に買い込んで冷凍庫をパンパンにしていた。
しかしこのラインナップを見ておわかりだろう。栄養バランスが非常に、非常に!悪い。そしていくら種類が多くとも近隣で買えるものには限りがあるので数ヶ月もすると完全に飽きた。

時短で、洗い物も出なくて、さらに栄養バランスも考慮出来るような昼ごはんはないか。あれこれ情報を探した結果、noshにたどり着いた。

最近の宅配食サービスは進化したと噂には聞いていたが、私の望みが全て叶うものが誕生しているとは思ってもいなかった。この際洗い物はやむなしと思っていたのに、まさかのその点もクリアしている。おかずだけなのでご飯は必要だが、そのぐらいは私だって対応しようではないか。

こうしてリモートワークでの昼ごはん問題は無事解決したのだが、改めて考えると宅配食サービスを契約していると、万が一新型コロナに感染したり、ワクチン副反応で寝たきりになったとしても買い物に行かずとも食べ物が手元にあることに契約した後で気づいた。ネットスーパーという手もあるが、体調が悪いときにすぐに食べられるものがあるというのはとても助かる。そういった意味でもこのご時世での宅配食サービス契約は正解だったのではないかと思っている。

とはいえ宅配食は防災グッズのようなものであることを心に刻んでおいて、私はもう少し洗い物嫌いを治して普段から料理をすべきであると思う。自戒。

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