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マラソンの始まり1

いきなりnoteを始めたので 、なぜマラソンを始めたのか、そこからこれまでの道のりを書きたいと思います。

今から遡ること10年前。2010年。東京マラソンも市民マラソンになって、3年目くらいで、盛り上がってきた頃の事です。

私の所属するトゥインクルコーポレーションの社長が『若手はみんな東京マラソンに申し込め!みんな当たったらトゥインクルのユニフォームを作ってやる』の号令で、当時いた若手はみんな東京マラソンに申し込みました。

まずは最初の年、つまり2011年の抽選。みんな申し込んだのに当たったのは、当時の私の相方、元Yes-manの越田裕、1人のみ。

もちろん彼もマラソンなんて初めてです。2010年の秋ごろ当たって、結局ほとんど練習せずで、大会には挑んだそうです。冷静に考えるとなかなかのチャレンジャー。本人いわく3回くらいは走ったそうですが。

私は大会の当日もカメラを持って、彼を撮るために、追いかけておりました。新宿から神保町、品川、浅草橋、豊洲、そして当時のゴール、ビッグサイト。

携帯で彼の位置を確認しながらの並走だったので行く先々で彼を待ち、撮るを繰り返しました。

結果は、7時間の制限時間のなか、6時間58分(確か)とギリギリで完走。フルマラソンの大変さを痛感しました。と言うより色々追っかける方が大変だったかもしれません。

そして、翌年。

同様の流れで、若手はみんな申し込み、今度は私のみが当たりました。

ある意味、Yes-manの運はそこでは使い果たされたのかもしれません。

当たったのが、2011年の10月。すぐにオッシュマンズに行き、ウェアを一式揃えます。何でも形から入るタイプ。そして、買って満足するタイプでもあります。

そのまま半月。なにもしないでいたところ、近所に住む友達(イッシー、フルマラソン経験あり)が練習に誘ってくれたのです。そんな訳で11月に入り、まずは代々木公園をゆっくり10キロ。

ゆっくりだったから意外と走れたし、何でもなかったから、終わって飲みに行ったりして、余裕こいてたら翌日案の定全身筋肉痛に襲われました。

当時、35才。もういい歳です。

そこから、気持ちを入れ換えて、と言うかいきなり目標をサブ4に設定して頑張りだしました。

とは言っても当時の練習は週2回、10キロ走ると言う練習だったので週に20キロほどの練習でした。

始めて1ヶ月で膝がめちゃくちゃ痛くなったりしましたが、サポーターを巻いて、練習を続けました。

それを1月末まで。さらに、20キロを走る練習2回。

今、思えばその程度の練習でサブ4をとはなめてたかもしれません。

そして、本番。前年の雨とうってかわって晴天で、いい感じの寒さ。ただし、スタートはJブロック。当時はグロスとネットの違いもよく分かってなかったし、どうでも良かったけど、なかなかスタート出来なかったのは覚えています。

たまたま隣にいた兄ちゃんも同い年くらいだったけど、同じく初マラソンで、めちゃくちゃごっついバッシュを履いていたのを覚えています。こいつ俺よりなめてると。

そして、無事スタート。東京マラソンのコース、実は最初の5キロくらいは緩やかな下りが続いています、気づかない程度の。

サブ4はそもそも、フラットにならしたら、1キロ5:42とかで走れば達成されます。でもそのくらいの走力の人が、フラットで走り続けるなんて事はなかなか出来る訳がない。しかも走り始めて3ヶ月くらいで。

そんな訳で練習でいつも走ってた、キロ5分で行けるとこまで行こう作戦でスタートしました。スタート直後の下りもあって、この作戦で意外とするする走れる。

沿道の声援も相まって、より走れる。まだまだ後半の怖さなんて知りません。最初の10キロ。意外と余裕。こりゃ下手したらサブ3.5もあるんじゃないかなんて思いながら、15キロ。ちなみに前年とチェンジの形で相方がカメラで撮ることになっていましたが、新宿で会ったきり、神保町でもおらず、15キロの品川でもおらず。去年自分がいた場所でいるとのことだったので、そのタイミングは沿道の側を意識して走るも全ておらず。

ランの方は25キロ付近の浅草を折り返した辺りでやはり辛くなってきました。それでもキロ5:15くらいでは走れてる。大きな大会は見えない力が働いてるものです。

そして、当時のコースは後半に大きな橋が2つほどあり、30キロを越えると地獄が待っています。そんな中を何とか踏ん張り、32キロ。時計を見ると、まだ2時間45分。あと10キロを1時間15分で走ればいいわけだから、余裕じゃん。

と思ったら、途端に足が動かなくなり、初めて歩きだしてしまいました。1度歩いたらなかなか走り出せないのは、ランナーなら分かるはず。

そこからズルズル2キロほど徒歩。でもここで止まったりしなかったのが、大きい。34キロくらいから再び走り始めて、40キロを越えてからの2キロに関しては再びキロ5分ほどのペースに。

そうして、初マラソン。フィニッシュを向かえます。

タイムは

3:46:40

やるじゃないか、ムっちゃん。いきなりサブ4達成です。

そうして、無事初マラソンを終えるのでした。

そして、電車で並走するはずだった相方は絶対途中でタイムは落ちるはずと、一緒に来てくれた芸人と途中の大戸屋で飲んでいたそうです。

ゴールして、連絡すると今、ビッグサイトに着いたとのこと。スタート以外、撮られることなく終了したのでした。

初マラソンのその後については続く…

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