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VUCAへの挑戦②

GO!新時代!

 例年にはない短い夏休みを終えて、図工科の授業が先週から再スタートです!

 4月からの臨時休校により、15年間の教員生活での感覚や意識・信念などに大きな影響と衝撃があり、教員としてのマインドセットはもとより、人として"生きること"について考えだすことが止むことがなくなった。

 わくわくしながら、今までにはないマインドの大きな揺れを感じている。

 情報が入りすぎているのかな、それを処理できるほどスペックがないのかな、それとも生きるとはそういうことなのかな。

 常に心にあるのは、自分がそうしてきてもらったように、今の子どもたちが過ごす未来を素敵にしたい。という一点だけ。

 VUCA、GAFA、STEAM、個別最適化、IoT、ICT、society5.0・・・ 

 VUCA ワールドとは、 元々は軍事用語であるが、Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity の 4 つの単語の頭文字から取ったもの。 つまり、不安定で変化が激しく(Volatility)、 先が読めず不確実性が高い(Uncertainty)、かつ複雑で (Complexity) 曖昧模糊とした(Ambiguity) 世の中、ということで ある。
 教育界だけでも、これだけ横文字が賑わうことこそ、新時代への幕開けだと感じている。

 今、頭の中は大きく分けて2個に分かれている。

 ①楽しいものをバンバン取り入れて、ガンガン進む道。

 ②人の思考を解放して、自分の生き方をゆっくり探す道。

 

 この後の世の中を賑わすのは間違いなく①。

 でも、その要素に必要なのは②。

 でも、これを2つ同時にこなせるほど、果たしてキャパはあるのかな。

 っというのが、今の頭の中。

 そんな頭の中の状態で接しられる、小学生たちは果たして図工をしているのか、図工室から「世の中探検」をしているのか分からなくなってしまうかもしれない。

 でも、その揺れを体感しておいて欲しいとも思っているのが本心である。

 世の中、安全なようで危険で、安心なようで不安な瞬間は誰にでもやってくる。

 でもでも、それを避けるのではなく楽しめるようになって欲しいから。

 それを受けつつ、楽しめるようになるのに必要なのが、あくまでも自分の感覚だが、①のように"知る"ということと、②のような"解放"なのだと思う。

 生き方は最終的にその人が決めればいいと思う。極論、というか当たり前だが、"ねばならない生き方"なんてない。

 でも、地球という最大の資源の上に、社会という大きな牢屋を作ってしまったような感覚に陥ってしまう人は決して少なくないと思う。

 縄文時代が約2万年繁栄したのは、求める欲が限られていたからだけなのだろうか。

 あの時代は、全員幸せだった。と言い切れるのだろうか。

 繁栄が原因なのか。

 進化は悪なのか。

 正解を知っているのは、地球に住んだことのある全員であることは間違いない。

 そのために歴史を勉強するんだろうし、未来をつくっていくんだと思うから。

 では、何を求め生きるのか。そのために必要な時間・空間・仲間とは?

 それを落とし込んで、図工の授業をしたい。と考えているから、人生最大に悩んでいるんだと思う。

 今、1番取り組んでいることは「社会と学校と人と」という、繋がりを意識した活動である。

 だが、何のために繋ぐ?繋がってでっかくなったコミュニティーの行き着く先は?

 そこに関わる、関わらない全員が幸せになれるのか?

 ・・・なんていう妄想と言ってもいいところから解放されるために、こないだは星を観に行った。

 この解放という時間もなくてはならないが、一体何から解放される必要がある生き方をしているのかを見直した方が早いのかもしれない。社会から離れる=田舎にいく?っていう単純なことではない。

 やっていることにモチベーションがあれば、きっとそこは息苦しい社会ではなく、キラキラ輝く社会のど真ん中になるんだと思う。

 

 いざ、VUCAの時代へ!と考えることをやめようと思う。

 VUCAだから考えるんじゃなくて、

 SDGsが言ってるから取り組むんじゃなくて、

 STEAMが謳ってるから学ぶんじゃなくて。

 自分がいる場所から見えることが繋がっていって、見て・聞いて・感じたことで動いていくことを大切にしたい。

 新時代になることは間違いないが、あくまでも繋がってきた歴史の1ページであることを大切にして生きていきたい。

 

 だからこそ、考え続けるんだろうな。

 悩む質を上げるために、環境に変化をもたせようと動いてみた今年。

 環境を変えたから見える景色があることは分かったから、もっと変えてみよう。

 

 前回、VUCAのVolatility(不安定な変化)について記載した。

 多々ある要因の中で、その要素になるであろう[society5.0の体現がもたらす不安定要素と生活基準の変化]について思考し、自分なりの解釈を見出す、ということで文を書いた。

 自分なりの解釈としては、不安定を如何に楽しめるかがポイントになるかなと思ったことを書き残した。

 VUCAの続き。UCAも同じかな。また、ゆっくり読み解こう。

 先が読めず不確実性が高い(Uncertainty)、かつ複雑で (Complexity) 曖昧模糊とした(Ambiguity) 世の中を、如何にして楽しめるか。

 うん、やっぱり楽しいってことに勝てることはないのかもしれない。

 考えていることが楽しい。

 やっていることが楽しい。

 そんな空気が世の中に流れ始めたら、文化の進んだ縄文時代が来るのかな。

 

 前回、「街を学校にすること」に全然届かずでしたが、そろそろ小旅に出かけますので、また次回記載致します。

 でも、理想にしたい街はさっき書いたことなんだろうな。

 楽しいを見つけられる、ゆとりをもった人のマインドセットを作り出すこと。

 文明の進化のせいにせず、今あること、人の考え、創造性を主張し、地球にとって良いことを加えて、みんなで作っていくそれぞれの幸せ。

 欲があるうちは、他者と比べない生き方は難しいのかな。

 でも、それでもそんな世界・社会を目指して図工の授業から何かを発信し続けてみようと思う。

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。

 本当に遠回りですが、20年先がよくなっていくようなblogに成長していきたいと思っています。

『家庭 × 教育 × 社会 × 環境 × 熱意 + VUCA・SDGs・STEAM = 答えのない平和な世界 』  

 人と人・人と環境を紡ぐblogを目指して。

「大切なことを、大切にできる人」が増えていけば、世界が抱える課題は、あっという間に希望へと変わっていく気がします。

 今度ともご愛読の程、よろしくお願い致します。

 @mucchuart