見出し画像

トップ企業のCEOの給与データとFAANGs (Facebook, Apple, Amazon, Netflix, Google)の社員の給与データ比較

Mediumに米国での有力スタートアップ企業のCEOの給与データと大手IT企業(FAANGs (Facebook, Apple, Amazon, Netflix, Google))の社員の給与データ分析がありましたので、紹介します。

トップ企業のCEOの給与データ

下記はMediumで3月1日にSammy Abdulla氏によって掲載された記事の引用です。

スタートアップの企業の給与水準を明示的に示すデータはありませんが、IPO(株式公開)前の技術系企業の給与を見ることはできます。以下のデータは、196のハイテクスタートアップ企業のCEOのIPO時の給与を示しています。

〇トップ企業のCEO中には、最低の給料しかもらっていない人もいます。例えば、Salesforce社のMarc Benioff氏はIPO時に1ドル、Nant Health社のPatrick Shiong氏は無給、Square社のJack Dorseyは3,750ドル、Amazon社のJeff Bezos氏は64,333ドルしかとっていませんでした。

〇325000ドルは、非常に成功している会社の中央値です。
〇その他の報酬には、オプションとボーナスが含まれます。ボーナスの中央値は139,000ドルで、オプションの中央値は76,000ドルです。ボーナスを受け取ることは不合理ではありませんし、創業者は会社が成熟し成功すれば、特に給与が低い場合は、株式を付与されることが予想されています。

〇IPO(株式公開)前、創業者の中には、非常に高い金額を取得した人もいました。例えば、Fitbit社のJames Park氏(7,500,000ドル)、Twitter社のDick Costolo氏(11,300,000ドル)、True Car社のScott Painter氏(5,200,000ドル)、Coinbase社のBrian Armstrong氏(59,000,000ドル)、Dropbox社のDrew Houston氏(109,000,000ドル)など、全員がIPO前年にもらいました。
会社のCEOとして、成長と価値を生み出している限り、追加の報酬を期待することは筋違いではありません。これは実際の市場であり、優秀な投資家は業績を上げているCEOに報酬を与えることに何の問題もないのです。

〇給与は時代とともに上昇しています。CEOの所有権の中央値は、1998年以降上昇しています。1996年から2007年まで、その間の中央値は214,000ドルでした。2019年、2020年の中央値はそれぞれ394,000ドル、400,000ドルでした。

FAANGs (Facebook, Apple, Amazon, Netflix, Google) 社員の給与データ

下記はMediumで4月11日にMikkel Dengsøe氏によって掲載された記事の引用です。

上記のグラフを見ると、Netflix社の社員が他の会社と比較すると、より高額な給与を受け取っているのがわかります。

〇アメリカのNetflix社が高額給料の理由は、Netflix社では雇用者に他の場所でインタビューを受けてもらい、そこで提示された給与額を見て、もしNetflix社が支払っている額を上回って給与提示がされていたら、Netflix社はインタービューを受けた人のみでなく、会社の同じ部署の雇用者の給料を上げるという方針があります。

〇Netflix社の創業者Reid Hastings氏は本「No Rules Rule(ルールがないというルール)」で、「雇用者に少々過剰に支払うより、人を失って人を募集する方がもっとお金がかかる。」と述べています。

青色がアメリカ、黄色がヨーロッパ、そして緑色が他の国々です。

〇ほかの国と比較すると、同じ会社でもアメリカでは、より高額な給料が支払われていることが上記の図でわかります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?