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【教育】#2 バウンダリー

私は共感性の高さが尋常ではない。
人が大好きだけど、その分人付き合いを嫌いになりやすい。

自分と他者の境界線がぼやけて、他人の苦しみも自分の苦しみにしてしまうからとってもとっても生きづらい。

私が助けなきゃ、犠牲にならないといけないのは私だ。
勝手に正義のヒーローになって、勝手に悲劇のヒロインになって、疲労困憊降板余儀なし。

他者に愛を与えたいけど、その愛が自分に向くことはなく、自分自身を生きている感覚が無い。

そんな私が「あの子たち」に出会って学んだこと。
#2は、境界線(バウンダリー)についてのお話。


子どもたちと向き合ってきて学んだのは、
・他人を変えることは簡単ではない
・他人の幸せを自分の幸せと思ってしまうのはちょっぴり危険
ということ。

他者との境界線を引くのが苦手な私は、生徒にも
私がこれだけあなたのことを考えていたらきっとあなたは変わってくれるよね?
ってかなり独りよがりな考えを持っていた。

バイト以外の時間も、どうやったら変わってもらえるかなって生徒のことをずっと考えてた。
それでも全然変わってくれない生徒を見ては、自分を責めて貶してた。
(今改めて言語化したらかなり自責が酷い…🥲︎)

今別の仕事をしていて改めて、他人は変えられないということを実感している。
矢印が他人に向けば向くほど、自分にはね返るダメージも大きいと思う。

私が生徒に実践したのは、「私が」変わる姿を見せること。
当時は、一緒に英検を受けると決めて英検1級の勉強に励んだ。生徒に単語帳を渡して問題を出してもらったりもしてた。
すると自ずと生徒も、私に負けない、と言って単語を頑張るようになっていた。

力んで人に押し付けてるパワーをちょっとだけでも自分に向く矢印に分けてあげてもいいのかもしれない。

もうひとつ、人の幸せを自分の幸せと思ってしまうことについて。
君が幸せならそれでいい、なんて、これ以上にキレイな言葉はないと思う。
けどね、自分のことは自分で幸せにしてあげないといけない。これは境界線を引くのが苦手な人にとってとっっても大切なこと。

何人か、担当してた生徒が不登校になったり塾を辞めたりした。
私がこれだけ時間をかけてあなたの幸せを願っているのに、あなたが幸せになれないなんて、、って絶望してた。

これって結構危険だよね、笑
結局だれも幸せになれてない。
みんなが幸せになれる保証なんて何処にもないのに、他人の幸せを自分の幸せにすり替えて心を削ってしまうのはHealthyじゃない。

もちろん一緒に幸せになれるのが一番だけど、幸せにも沢山種類を作ってあげる必要がある。

これからは、まず自分が生き生きと幸せになって、それを見た周りの人を幸せにさせる。そんな幸せも作れるようになりたい。
私にとって、バウンダリーを越えて幸せを分かち合うというのはその次のステップなのかもしれません。

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