わたしが働く理由

日曜日の夕方はいつも憂鬱。
理由は単純で
月曜日から仕事をしないといけないから。

じゃあそもそも働く理由ってなんだろう。

わたしが働く理由。

それは「自由を手にいれる」ため。
「社会とつながる」ため。

正直なところ、人付き合いが得意な方ではない。
人に合わせるのが苦手だし、器用に振る舞えない。

昔から自己表現が上手くないので、

自分の気持ちを上手く伝えられない。
「何を考えているかわからない」
とよく言われた。


伝えられないことが苦しくて、悲しくて、もどかしかった。

そのくせ寂しがり屋なので、人と関わりたい。我ながら面倒くさい性格。

仕事を通じて、他者と関わることは 私にとって 一種の自己表現かもしれない。



就職するときも

地元からあまり離れたくないという気持ちもあったが、実家で暮らすという選択肢はなかった。


自立したい。


そういうと聞こえは良いかも知れないが、親から離れたいというのが本音。


そして、両親も実家に戻ることを、良しとはしないだろう。

実際親には感謝している。
だけど、厳しい、(当時の私にとって)理不尽な理由で怒られることも屡々あった。


(誤解無きようお伝えしておくが、両親との関係は特段悪くはない。)


大学生のとき、2年間1人暮らしをしたときに手に入れた、自由が忘れられなかった。


何時に帰宅しても、何時にお風呂に入っても、誰にも怒られず、迷惑をかけない。
最高だった。

実際に働きだして、辛いこと、しんどいことはたくさんある。


思い通りにことが運ばないこと、自分のミスで迷惑をかけてしまい、無力感に襲われること。


退勤した後の帰りの電車で人目も憚らず、号泣したことは一度や二度ではない。

それでも、私は働くことをやめようとは思わない。


だって、帰る家が無くなってしまうから。


それは贅沢だ、と言われるかもしれない。


帰ろうと思えば、実家に帰れるでしょ、と思われるかもしれない。


だけど、私にとって実家に帰るという選択肢はない。
崖っぷちなのだ。

よく、社会人になりたての頃、友人たちが
「早く結婚して、会社を辞めたい」とか話していたが、あまり共感できなかった。

多分私は自立心が強いのかもしれない。

それに、自分の稼いだお金で暮らしているというのは、気持ちが良い。
誰に気兼ねすることなく、生活をするというのは、心地よい。

あなたが働く理由はなんですか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?