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地元・山形で学生向け産官学連携ワークショップを開催!

みなさん! 突然ですが、ワークショップって参加した事ありますか?

私は、学生団体「わーくしょっぷ屋さん」の共同代表を務めている、2期生の鈴木瑠花です。

この団体は、地方出身の自分の「地方の成長機会が少ない」という課題の実感と、「ワークショップなどの企画・準備・運営が楽しすぎる」という自分のワクワクから発足した団体です。

今まで山形、福岡、東京などで課題解決ワークショップや自己分析ワークショップを開催しましたが、今回は構想1年、準備半年かかって8月18日〜8月22日に開催された、私たちの集大成となるワークショップ「Wacreate Camp」について書かせていただきます!


■Wacreate Campとは!?

「Wacreate Camp」は学生団体「ワークショップ屋さん」が主体となって、開催地である自分の地元、山形県酒田市にて、

「山形、庄内を活性化させるために必要なモノ・コトをデザインし、プレゼンしよう」

というテーマのもと、中高生を対象に行いました。地元でもっと課外活動を行いたかった、課題解決型のプログラムを経験して成長したかったという自分と共同代表の思いから生まれたものです。

イベントのチラシ

また、このプログラムは行政・企業・学生が深く関わっており、全5回の開催日のうち、初日には酒田市役所の地域振興課の小林さんに、3日目には酒田出身でアグリテックで起業したgreenase代表取締役の中村さんにも講義をいただき、最終日のプレゼンではお二人に加え、千葉で起業したFirsttempleの代表取締役、中山さんにもお越しいただきました。
他の日にもたくさんの起業家さんが見にきてくださって、参加者のアイデアにフィードバックをいただきました。

全5日のプログラムの説明

企画段階でたくさんの企業や行政に取組をご紹介したところ、約13の企業・行政に協賛いただき、約45万円の協賛金や会場の貸し出しなどのご支援をいただきました。みなさんのご協力があってはじめて行うことができたプログラムです。
たくさんの方にご協力いただく中で、たくさんの新しいつながりを生み出すことができました。その結果、酒田に新しい産官学連携のプログラムが発足した、というわけなのです。

■参加者・運営の成長ぶり

開催した5日間、参加者にはグループでテーマについて考えてもらい、フィールドワークやインタビューを経て、最終日にはプレゼンをしてもらいました。各グループには大学生のメンターに伴走してもらい、毎日振り返りの1on1を行うことでアフターフォローを欠かさないようにしました。

ワークショップの様子

いつも「正解」を探して学業に取り組んでいる参加者にとって、正解がない問と向き合う前半の時間は、暗闇に足を突っ込むようで苦しい時を過ごしているようでした。そんな中でも、今自分が持っているリソースをうまく使おうともがいたり、そもそも自分が何にワクワクするのか考え直したり、自分が実感している課題は実際に起こっていることなのかを確かめようと動き回っていることが印象的でした。年代も興味分野も違う中で、チームメンバーと向き合って、どう折り合いをつけながら先に進むか。たくさん話し合って、特に「課題の設定」に重きをおきながら、プログラムを進めていきました。

後半では、インタビューをすることで解決方法を見出したり、たくさん壁打ちを繰り返しながら改善する姿が見られて、みなさんとてもかっこよかったです。振り返りの1on1で宣言したことをそれぞれ意識しながらより良くしようとしている姿に心を打たれました。

当の参加者たちも、自分たちが成長しているという実感を掴めているようでした。この5日間を自分のものとして吸収して楽しもうとする姿、達成感を得ている姿を間近で見て感動しました。

最後には、「今回のプログラム限りで終わらせない」と宣言する参加者も現れて、開催して本当に良かったと感じました。また、バディを勤めてくれた大学生の3人も「自分を見つめ直すきっかけになった」と言い、真剣に中高生に向き合う中で成長できた様子でした。協賛先の方々も含め、関わる人全員がワクワクする機会を作ることができたことが一番嬉しかったです。

5日間の学びを終えて!

■自分自身の学び

そしてこの5日間で自分は以下のことを学ぶことができました。

1、0▶︎1を作る難しさ・楽しさを学んだ

1番大きな学びはこれでした。
EMCに0▶︎1を作る気満々で入ってきた自分。
何度か小さなワークショップをやる中で「自分、案外0▶︎1を作れるぞ!」と思っていました。しかし、今回は今までで一番規模が大きいワークショップ。
企画を考え、ピッチで協力者を集め、資金を集め、詳細内容を整え、集客し、運営する。
言うのは簡単でも、予想以上の難しさがそこにはありました。

ただ、難しいだけではなく圧倒的に楽しかったです。
ピッチやイベントなどで話す機会が多かったのですが、その経験を通して、改めて自分はプレゼンが好きなのだと思ったり、話したいことがあるからこそ外に出たいと思う、その結果人脈が広がるのだと思いました。

利益も必要な0▶︎1である起業は今回よりも相当大きなことだと思い、より起業家へのリスペクトの気持ちと、起業への意欲が生まれました!

2、人の縁に恵まれてると実感

今まで人に助けられていると思うことはあっても、「ご縁」を意識したことはありませんでした。しかし、18年間無意識に紡いできた酒田でのご縁、イベントやピッチで繋がる新しいご縁、ご縁がご縁を繋ぎ生まれる新しいご縁。これらたくさんのご縁が今回のプログラムの土台となりました。協賛先からスタッフ・バディ、参加者まで本当に感謝しかないです。
おかげで山形テレビさん、荘内日報さんなど、地域メディアにもたくさんお越しいただき、発信して頂けました。

また、最初は「酒田出身だから」「大学生だから」ということで応援していただいた方でも、最後には「瑠花さんだから」「想いに強く共感したから」と言って頂けることがすごく嬉しかったです。

3、酒田がhotspotだと知った

これは酒田を出て、行動範囲が広くなったからこそ気づいた事だと思います。自分が見ていた酒田は一面だけだった、バイアスがかかっていたと思いました。
こんなに自分を、学生団体を応援してくれる人がいて、こんなにアツい企業があって、こんなに協力的な行政があって、こんなに興味を持ってくれる人たちがいる。自分が動いたからこそ、初めて酒田がアツい地域だと知ることができました。そんな地元が誇りです。確かに課題はたくさんありますが、自分が頑張ったら変わる、よりアツくなる、そう確信しました。

そんな充実した濃密な5日間を今年の夏、過ごすことができました。3月には九州・関東・酒田での3箇所、各3日間のSpring Campも予定しています。今回の詳細を聞きたい方や、ワークショップの依頼も受け付けておりますので、ご連絡して下さると嬉しいです。

◆連絡先◆
https://instagram.com/work_shop_83?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

以上、2期生鈴木瑠花でした!


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