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【ゼミレポート】白木ゼミ合宿in神山まるごと高専

こんにちは! 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)です。今回はスタートアップをテーマに活動している白木夏子さんのゼミ・白木ゼミの合宿について書かせていただきました。白木ゼミってどんなことをしているか気になっている! という方、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!!


■そもそも白木ゼミって何してるの?

さっそく合宿の内容に移る前に、そもそも白木ゼミって何をするところ? どういった事を学ぶの? 白木ゼミが気になっているけれど、ゼミの先輩達と仲良くなれるか心配……といった疑問や不安を解決するために、先にゼミ生の宇野 晴天から白木ゼミについてお話させていただきます!

まず、白木ゼミのテーマは「スタートアップ」です。具体的には、スタートアップの代表の方にお話を聞きにいったり、宗教や哲学、芸術などを学びます。ここで宗教や哲学、芸術などと聞いて「え、宗教とか哲学とか学ぶ意味あるの?」と思った方もいるでしょう。白木さんに、宗教や哲学を学ぶことはなぜ良いのか、二つの観点から教えていただきました。

それは、一つ目に、起業し答えのない難解な問題に直面した時のヒントや考え方が、哲学や宗教、芸術にあるということ。二つ目に、人間としての深みがでることです。特に二つ目の「人間として深みが出る」に関して、私自身、白木ゼミの活動を通して、強く実感しました。というのも私は、以前まで人の顔色を何度も伺うような人間で、自分の中の正しい答えというものはなく、誰かにとっての答えに振り回されている人間でした。しかし、白木ゼミで答えのないものを考えることを通して、自分の中の答えを見つけることができるようになりました。そして、それは他人と違う事が当たり前であるため、誰の顔色も視線も気にする必要がありません。そういった実体験から、自分の中に深みが出てきたなと実感しました。

白木さんについて、どういった人かもっと知りたい!と思った方は、以下を参考にしてください!

長くなりましたが、白木ゼミの概要紹介でした!
そして今回は、現在教育分野やビジネスの分野で注目されている神山まるごと高専を訪問しました。私たちと同じく、社会にインパクトを与えたいと考えている学生たちはどういったことを考え活動しているのか、また、在校中の1期生と2期生の様子などをお見せできればと思います!

■ゼミ合宿1日目! 神山まるごと高専の課外活動

ここからは、同じくゼミ生の相澤光毅がご案内します。
1日目は、神山まるごと高専内の課外活動である「Wednesday Night」にて、ベンチャーキャピタリストの倉林陽さんと白木さんをゲストに迎えたセッションに参加しました。

ベンチャーキャピタリストの倉林陽さん

倉林さんがベンチャーキャピタルの仕事をされている理由のひとつに、「いまだに日本が諸外国よりも遅れている」という問題意識があります。なので、日本のスタートアップ企業に投資を行うことで、その業界の革新を加速し、アメリカからのお金やスキルをより日本に持ってきたいと語っていました。
そんな現在の日本のビジネス構造を「乾いた雑巾を絞って利益を得ているよう」だとおっしゃっていました。
また、時間の大切さや社会の不確定さを伝えるために、「明日の100円よりも今日の100円の方が価値がある」と例えてお話され、お金の価値が刻一刻と変動する世の中での、先を見据えて行動するための重要性を語っていただきました。

白木さんと倉林さん

白木さんからは、独自のエシカルジュエリーブランドである「HASUNA」を始めるに至った経緯や社会課題についてお話していただきました。
インドでアウトカースト(カースト制度から外れた人たち)や鉱山労働者の人たちと関わり、学校に通えない子どもたちの状況を目にしたことをきっかけに、国際問題について関心を抱き、ベトナムでの国連のインターンに参加したそうです。
また、ペルーやパキスタンなどから原石が採掘されて、その後5、6カ国を経由して高額な商品となって日本に届けられるジュエリー業界についても関心を抱いたそうです。その過程には、過酷な労働を強いられている数多くの労働者がいます。こうした現状を変えるべく、起業したのが「HASUNA」であるとおっしゃっていました。

お二人のお話に対して、神山まるごと高専生からは様々な質問が挙がりました。

たとえば、「日本の経済がアメリカに追いつくことはあるのか?」という質問に対して、倉林さんは「アメリカに見習うことは多くあるが、貧富の差が日本よりも拡大しているアメリカの経済状況を踏まえると、日本がアメリカに追いつくことは必ずしもいいことではない」と教えてくれました。

また「サスティナビリティの重要性について耳にするが、規模が大きすぎて何から手をつければいいのか?」という質問については、白木さんが「目の前のことを解決したり、目の前の人から助けていこうとするマインドが何より大切である」とおっしゃっていました。

お二方とも海外でもお仕事をされているため、視野を広げた生き方について学ぶことができました。また、東京から離れた徳島の地で、生活している場所に留まらない考え方について学べたことはとても有意義でした。
お二人のお話を聞き、目先の生活に焦点を向けることも大事ですが、自分の人生の可能性を広げていく為にも、日頃から外の世界に向けてアンテナを伸ばしたいと思いました。

■ゼミ合宿2日目! 哲学カンファレンス

神山高専でのゼミ合宿2日目は、ゼミ生の大山陽平がお届けします。
この日は答えのない問いを求め、EMC学生と神山まるごと高専生が約5人1組になって、各々の考えに向き合い一つの解を出していく哲学カンファレンスを行いました。
開催に際して、最初に企画を立案したゼミメンバーの宇野 瑚太郎さんがカンファレンスの説明を行い、6つの議題について2回に分けてチームを組み、話し合いました。

哲学カンファレンスの様子

 6つの議題の中身は、それぞれ下記です。

1回目
・空気を読むか、自分を貫くか?
・男と女どちらが幸せか?
・一生好きなことをやって稼げないのと、一生嫌いなことで稼げるのと、どちらがいいか?

2回目
・宝くじで100億円当たったら仕事を辞めるか辞めないか
・1ヶ月働いて1ヶ月休むのと、1日働いて1日休むのどちらがよいか
・学生時代に手に入るならスポーツ万能な体か、学力優秀な頭か

私は、1回目は「空気を読むか、自分を貫くか」という議題のファシリテーターとして、2回目は「宝くじで100億円当たったら仕事を辞めるか辞めないか」について参加者として話し合いをしました。 

EMC生と神山まるごと高専生がともにディスカッション

1回目では、それぞれの議題に対して様々な視点や場面を想定して話し合いを行い、普段では深く考えることのない問いについて各々が向き合っていました。
議題の焦点になったのは、自身がどれだけその事象についてこだわりや想いがあるかによって、貫くか貫かないかが大きく変化するのではないか、ということでした。

ではなぜそのように思うのか、互いに話し合い、年齢や経験、生まれ育った環境によって異なる各々の価値観や考え方をぶつけ合い話し合うと、この考え方に総じて納得が行く形になり、本質的な解を導き出せていたのではないかと思います。

2回目では、仕事を辞めるか辞めないかについて話し合ううちに、自身が人生をかけてしたいことが仕事にあるのかその他にあるかによって、辞めるか辞めないが変化するのではないかということとなり、自身の本当にありたい姿について各々で考えを深められたかと思います。

他チームで取り上げた問いについても、各々がチームで話し合い様々な視点から解を導き出していて、興味深いものでした。

今回のワークショップを通して私個人の見解ではありますが、答えのない問を追い求める中で、人間性やその事象に対する向き合い方が見えることこそが、哲学の面白さだと思いました。
またワークショップを通して、否定ではなく、なぜを追い求める姿勢で会話をすることが良いと考え、互いに学びのある良い経験になれたかと思います。

集合写真!

哲学カンファレンス終了後は、皆で神山まるごと高専の給食をいただきました。

神山まるごと高専の給食!
給食楽しみ!
高専生の皆さんとカジュアルにお話ができて楽しかったです!
1日目は焚き火を囲んで語り合う時間もありました。

■ゼミ合宿! おまけ

最後に、ゼミ合宿の合間での楽しい出来事を2期生の丸山真之介が書かせていただきます!
実は今回の合宿、前入り組と合流組の2グループに分かれてのスタートでした。僕は前入り組として、EMC1期生の納田さんと多田さんのホームでもある徳島へ向かいました!17時に東京を出発し、暗闇の中8時間以上の長い道のりでしたが、今までしっかり話すことができなかった同級生とたくさん話し、仲良くなることができ、とても楽しかったです!! その後はアットホームでオシャレなAirbnbに泊まりました! 疲労があったはずなのに、明け方の5時まで盛り上がってしまいました💦

オシャレなAirbnbで夜通し語り合い!

1日目は「うなぎの匠 ふじや 蔵本本店」のうな重でスタートです!

気絶しそうなくらい美味しかったうなぎ

今でも思い出すくらい美味しくて、こんな良いところを見つけてくれた先輩に感謝です!!

2日目は「物産館 阿波遊館」の海鮮丼でスタート!!!
メニューはどれも豪華で、美味しそうなメニューばかりで気づけば定食と海鮮丼の2つをいただきました。笑
本当に新鮮で、口に入れた瞬間頬がとろけ落ちてしまうような美味しさでした!!

豪華海鮮丼に舌鼓!

その後は車を走らせ鳴門海峡へ!
綺麗な渦が見られるかと思いきや、強風のあまり波が強く、渦巻きを見ることが出来ませんでした……
しかし!! なかなか歩くことの出来ない大鳴門橋の中を歩けたことは人生において貴重な経験になったはずです!! ぜひまたゼミ生みんなで渦巻きを見ることが出来ればいいですね。

大鳴門橋

3日目・最終日! 最終日はお待ちかねのBBQです❤️‍🔥
この日は暑くも寒くもなく、そして雲ひとつない快晴で、まさにBBQ日和でした。お肉が待ち遠しく、お皿を片手に待機です笑
少し時間が経つと1期生と2期生の1on1も。普段はじっくり語る機会も少ないですが、それぞれが思うことやこれからの人生についてなどなどたくさん話すことができました。この先輩達だからこそもっと話したいと思えたし、白木さんをはじめとする白木ゼミのメンバーに出会えてよかったと改めて思えた時間になりました。

お待ちかねのBBQ!

BBQを終え、車組・飛行機組に別れゼミ合宿は終了。
終わって欲しくない!そう思えるほど楽しい3日間でした!!お疲れ様でした!


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