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不憫属性、わたし

「むちゃんは不憫属性だからなあ」
「いつもハズレくじというか、1番にはなれないというか。」

先日、知り合いに言われた言葉。

自覚はあった。
"これが欲しいんだよね" って話してた相手が手に入れたり。カードゲームだったり、オンラインゲームのガチャガチャだったりに顕著にあらわれる。
黒ロジャーも手に入らなくて、レイリーがコーラになったし、S-スネークだって手に入らなかったし、ルッチは手に入らないけどカクはコーラになりそうになって、ガチャを引くのを止めた。

まあ、ここまでは仕方ない。ただ運が悪かっただけだって思える。
問題はここからで、この言葉がいつ発せられたかだ。

わたし今、受験生で。もう少ししたら受験があって。
"第1志望校受かるか不安だなあ。同じゼミの人も何人か受けるみたいだし、彼ら彼女らとライバルになるのきついなあ。"
ってぽつりと呟いてしまったときに
「むちゃんは不憫属性だからなあ」
と返されて。。。
第1志望校に受からないって暗に言ってるよね、それ?
毎日話してるし、わたしがどれだけ必死に勉強してるか良く知ってるだろう人にそんなこと言われたくなかった。「頑張ってるからきっと報われる」って励ましてほしかった。
"この人はわたしがいくら努力しても受からないと思ってるんだろうな" って心がガラガラ音を立てて崩れた感覚がした。

先日、VTuberの叶さんが「不憫属性」と呼ばれているのを見かけ、「不憫属性」という言葉はかなり容易に使われてしまう言葉だと知った。
その言葉が使われる軽さに比べて、受け取る人の気持ちはかなり沈むのではないか、と考えた。叶さんが、辛いんじゃないか、とか思いを馳せたわけではなく。自身の体感として、釣り合いがとれていないというか。いつだって、どんな言葉も、発するのは容易で受け止める人が苦しむんだよね。嫌だね。

脱線したけど、わたしに「不憫属性」と言ってくれた人のおかげで、今わたしは、努力を飲み込む不憫属性をさらなる努力で飲み込むって決意して、今まで以上にがむしゃらに勉強できているから、感謝まではいかないけど、その人に対するマイナスな感情はなくなった。毎日のように話してるから、言われた言葉を忘れる日なんてなくて、きちんと継続して勉強している。

確かにわたしは不憫属性かもしれないけど、努力で補えるところはそれを飲み込む努力をすれば良い。
属性なんかに負けないよ~~~~~!!!

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