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どうか、来世は同じ世界線で。

「大好き」という言葉では表せないくらい、「愛してる」でも足りないくらい、わたしの生命の根幹にあった女優さんが一線から退いた。暫く前のこと。

「今日を生きる意味で、明日への希望で~」とか言っていたくせに、彼女がいなくなった世界でもわたしは今日もこうして生きている。

女優として活動しなくなってからも彼女はTwitterのアカウントをそのまま使っている。
彼女はそのアカウントで、日常ツイートをしていたり、ある男性アーティスト(以下、Aさんとする)のファンとして他のファンの方々と交流をしている。

わたしの大切なあの人は、Aさんのファンの一般の人(芸能のお仕事をしていない人、OLさんとか、主婦さんとか)とライブで連番したり、イベントに行って一緒に写真を撮ったりしている。彼女はとっても楽しそう。

正直に言おう。

ずるいんだよ。一般人という括りのあなたたち。

わたしが何年かけても縮められなかった距離を簡単に縮めて。
簡単にリプとかDMとかもらっちゃって。
ずるい。本当にずるい。代わってよその場所。

わたしがAさんのファンだったなら、彼女ともっと近くなれていたかもしれない。

でも、彼女目当てでAさんを好きになるなんて、Aさんにも、Aさんのことが好きな彼女にも失礼だから、そんなことはできないし、絶対にしたくない。やらない。

そうは言っても、やっぱり、彼女の近くにいられることはとんでもなく羨ましい。

彼女はとても誠実で素敵な人だ。
だからこそ、自分を推してくれる人に個人的に連絡を取って、遊んじゃったり、個人的に貢がせちゃったり。
いま流行りの、ボブの女の子がタイプだから家に呼んでやることやって弾き語りしちゃうとか、tiktokに晒されちゃうとか、そんなことは絶対にしない。そんな彼女だから好きになったのだ。
分かっている、「女優 と ファン」として出会った以上いくら時間をかけて頑張ったとしても、この距離は一生このままだってことくらい、ずっと前から分かっている。

でもやっぱりずるい。

彼女と仲のいいAさんのファンの方々も、彼女の寝顔をみれる彼氏さんも。みーーーーーんな羨ましい。

その場所がわたしだったらいいのに、って何度思ったことか。

わたしのポジションはきっと「彼氏の話もできるちょっとだけ特別なファン」なんだろう。
強欲なわたしはそれだけじゃ足りない。もっと近くにいたいよ。あなたの笑顔も泣き顔も怒った顔さえも独り占めしたい。

どうか、来世は彼女の傍に。
家族でも、友人でも、彼氏でも、愛猫でも。
どうか、どうか、来世では彼女の傍にいさせてください。

あなたが板の上に立たなくなってからもうすぐで2年。
もう、女優さんじゃなくなったから、こちらから頻繁にDMを送ることは憚られるようになって、愛を伝えることはあまりなくなってしまったけれど、あなたと生きる来世を願うくらい、それくらい、心から想っています。

p.s.もうすぐお誕生日ですね、早くほしいものを教えてください。じゃないとわたしセレクトのお菓子詰め合わせにしますよ。

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