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昨今の抹茶事情

抹茶が世間では幅を広げて展開されていて、抹茶好きとしてはとても嬉しい世の中になりました。

抹茶をこよなく愛する者としては、一度は抹茶について語るのも面白いかと思い、ここに綴っていきます。

ただし、ここに綴るのはあくまでも抹茶に対する個人感であって、必ずしも読んでくださる方の同意を得られるものではない事をご了承の上、読み進めて頂ければと思います。特に面白みのある話でもないかと思いますので、読み飛ばしても大丈夫です🌱

まず、抹茶を語る前にお伝えしておかなければならない事があります。大前提として、私はチョコレートとコーヒーが苦手です。チョコレート好きな友人には人生の半分を損してると言われ、コーヒー好きの友人にも人生の半分を損していると言われました。2人の言をそのまま受け取ると人生そのものを損しているようです。

声を大にして言いたいのは、別にチョコレートが好きでないからと言って、例えコーヒーやカフェオレが飲めないからと言って、人生を謳歌できないとは思わないですし、なんならお茶こそ至上最高の飲み物だと思っているので問題はありません。

ただ、コーヒーおかわり自由でも紅茶は有料だったり、旅行のお土産が高確率でチョコレートだったりするくらいです。もらったチョコレートは有難く頂きます。食べられないわけではなく、全部は無理でも少量なら美味しくいただけるので、家族と分け合って自分でも食べます。

そして抹茶です。

いわゆるお抹茶と言われる本格的なお抹茶も好きですし、抹茶ラテや抹茶ドーナツなども好きで、抹茶と名がつくものは見掛ければ大抵食べたり飲んだりしています。

問題なのは、最近の抹茶事情です。

冒頭でも触れましたが、抹茶のお菓子ドリンクが世間で注目を浴び、数年前では考えられないほど抹茶が人気となっています。それ故に、美味しいものと美味しいものを掛け合わせようとする動きが多いのです。

例えば、某ドーナツチェーン店の期間限定抹茶ドーナツ。何に一度歩かないかの期間限定商品で、私はこれのオールドファッションがとても好きなのです。

しかし、ある年の抹茶オールドファッションには、記事に抹茶を練り込み、さらに抹茶のホワイトチョコソースでコーティングしたダブル抹茶オールドファッションと銘打たれていました。

更に、記憶に新しい昨年末某有名コーヒー店の期間限定商品として出たフラペチーノでは、抹茶ソースをふんだんに使用したホワイトチョコベースのフラペチーノと銘打たれ、ベリーソースを追加するとクリスマスカラーになるという見た目に鮮やかな商品となっていました。

もうこの2つの例だけでお察し頂けたかと思いますが、抹茶×チョコレートの組み合わせが世間ではとても人気を博しているのです。

チョコレートです。

最近の抹茶ブームはとても嬉しく感じている身ではあるものの、好きなものに苦手なチョコレートをブランドされてしまった、このどこにもぶつけられない、行き場のないやるせなさと言ったらありません。

チョコレートの中でもホワイトチョコレートは食べられる方なのですが、あえてこれに挑んでいく気力はもはや残されていません。挑むくらいなら、初めから安全なプレーンのオールドファッションや通年商品である抹茶ラテ、抹茶フラペチーノを頼みます。

それでも数年前の抹茶ブームがふつふつと沸き上がってきて、香料と色味だけは立派で抹茶の成分が微量しか使われていなかった頃に比べたら抹茶チョコレートのレベルも格段に上がり、美味しさの追求に余念がない事は窺い知れます。実際、食べたら抹茶の味が豊かで美味しいのです。

それでも、後から追ってくる味は抹茶よりもチョコレートが勝ってしまうのです。口の中にずっとチョコレートの味が残るのは、苦手な食べ物がある方にはご理解頂けると思いますが、なかなかに辛いものがあります。

結論として、

抹茶は抹茶として嗜むのが良い

これに尽きます。

美味しいものと美味しいものを掛け合わせた相乗効果も素晴らしいとは思いますが、抹茶を主として銘打つのであれば、抹茶の後味も楽しめるものにして頂きたいと切に思った次第です。


※最後までお読みくださりありがとうございます。

※あくまで個人の感想なので、相容れない方はこんな奴もいるんだなくらいの寛容な心で受け止めてくださいませ。

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