悲しみの水
昨日のことを後悔し
明日のことを不安がる
どうにも頭が重たくなって
支えきれずに横たわる
自分の中の水分が
ベッド一面広がって
平たい姿に変わり果てても
悲しみはずっと同じ量
聴きたい音楽を聴こう
歌えるならば歌おう
好きな色を選ぼう
それを纏うのもいい
悲しみの水が次つぎと
溢れ流れてとまらなくとも
キミの体内に残ったままの
消えない塊の横で眠ろう
9月になりました🍁
muのnoteにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
夏の終わりに半べそをかいてつぶやいた日、思いがけずあたたかい言葉やスキをたくさんいただきました。本当にうれしくて、やさしく寄り添ってくれる言葉たちに甘えさせてもらった夜でした。
それから数日後、ある詩を読みました。
noteをはじめて間もない頃に出会った、Jinnさんの記事でした。
いつも、短めの言葉にギュッと込められた感性を勝手に受け取っては、ハッとしたりドキドキしたり、うっとりしたり、ときめいたりしています。
「泪雨」という詩は、薄紅色の夕空に現れた虹のようにやわらかくおおらかで、そっと肩を抱いてくれるようでした。
コメントで感想をお伝えして、お返事をいただきました。
そして「泪雨」から受け取ったものから、今回の「悲しみの水」を書きました。
ふたつの詩の関係が、なんだか手紙のやりとりのようでもあり、この不思議な感じをお伝えしたく、紹介させていただきました。
わがままをお許しくださったJinnさん、ありがとうございます✨✨
もうしばらくすると十五夜ですね🐰🌕
願わくば、穏やかな秋の日々がみなさまに訪れますように🍁
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ここまでお読みいただきありがとうございます。 思いのカケラが届きますように。