ウォーキングで健康寿命アップ! ~加齢による機能低下を防ぐメカニズム~

加齢とともに筋力低下や認知機能の衰えが起こり、要介護状態に陥るリスクが高まることをご存知でしたか?

しかし、ウォーキングを続けることで、このような加齢に伴う機能低下を抑え、健康寿命を延ばせる可能性があるのです。

まず筋力低下の抑制効果については、ウォーキングが下半身の大腿四頭筋などの筋肉を鍛えることで、加齢による筋力の低下スピードを25%程度遅らせることが確認されています(スタンフォード大学研究)。

また、認知機能低下の予防効果も注目されています。

ウォーキングにより脳内で神経伝達物質が活性化し、シナプスの可塑性が高まるためです。

実際、65歳以上のウォーキングをする人では、そうでない人に比べて認知機能が維持される傾向がみられました(ニューカッスル大学研究)。

さらに、興味深いのがウォーキングには要介護予防の効果もあるという点です。

日本の研究でも、ウォーキングをする高齢者は筋力低下が遅く、転倒リスクが低いこと、さらに要介護状態に移行するリスクも低いことが実証されています。

このように、ウォーキングには加齢に伴う様々な機能低下を抑制する科学的根拠があります。

楽しみながら続けられる手軽な運動ですので、是非習慣化して健康寿命の延伸につなげていきましょう。

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