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防災について考える㉒【避難行動時に注意するポイントは?~安全に避難しよう~】

みなさん、こんばんは!

なんだかんだで防災についての記事も20本超えて、自分でびっくりしているうさみです。

さて、今日は立ち退き避難(避難所や近くの安全な場所への避難のことをいいます)をするときに注意したいポイントについて考えていければと思います。


ブレーカーを落とす

地震後、倒れた家財の周りにスイッチが入っていた状態の電気製品があると、通電再開後、火災を発生させる可能性があります。(これを通電火災といいます。)そのため、避難する時は、必ずブレーカーを落としてください。

ガスの元栓をしめる

ガス管やガス器具が壊れていると、ガス復旧時にガス漏れを引き起こす可能性があります。避難する時には必ずガスの元栓をしめて移動しましょう。なお、マイコンメーターが設置されているご家庭では、復帰方法等もあらかじめ把握しておくことが必要です。

マイコンメーターとは
ガスの流れや圧力等に異常が発生した場合や震度5以上の地震が発生した時、内蔵されたコンピューターが危険と判断し、ガスを止めたり警告を表示します。

安否メモを残す

避難する時は、自分や家族の安否情報、避難先などの張り紙を残し、施錠して移動します。地域によっては、避難時に家の入口に色のついたタオル等を目印として掲げているところもあるそうです。そうすることで、地域の消防団等の避難誘導を行う方々が容易に判断できるようになります。

伝言板・SNSで連絡する

災害が発生すると、電話は回線の輻輳により使えなくなることがあります。SNS等も活用して複数の連絡手段を確保しましょう。

人混みはパニックになりやすい

人混みの中で突然走り出すなどの行動はパニックを引き起こし、大変危険です。不正確なうわさや、情報の流布によるパニックを防ぐために、一人一人が、落ち着いて行動するようにしましょう。

地下では壁伝いに移動

停電した地下街はパニックが生じやすい場所の一つです。一般的に、地下街には、60mごとに非常口が設けられていますので、一つの非常口に殺到せず、壁伝いに歩いてほかの非常口を探すなどの行動をとりましょう。

マンションのベランダから隣室に

マンションやアパートのベランダには、いざというとき、蹴破って隣室に移動できる「隔て版」下の階へ避難するためのはしごを納めた「避難ハッチ」などが備え付けられています。火災発生時などは、これらを用いて、落ち着いて隣室や下の階へ避難します。

火災時の煙に注意

昔から、馬鹿と煙は・・・・というとおり、煙は高い方へ高い方へと向かっていきます。たかが煙とは言え、一酸化炭素中毒等で亡くなることもあります。火災時は、ハンカチなどで口、鼻を覆い、できるだけかがんで避難しましょう。なお、煙で視界を奪われることもありますので、前が見えない場合は壁伝いに避難します。

切れた電線は触らない

避難しているとき、道路上に電柱から切れ、垂れ下がっている電線がある場合があります。このとき、まだ電気が通っている可能性があり、感電することがありますので、絶対に触れないようにしましょう。また、切れて垂れ下がった電線が、樹木や看板等に接触している場合も同様です。

夜間の避難では必ず明かりを

夜間の避難では、見通しが悪く、転倒や側溝への転落などの危険性が考えられます。そのため、必ず懐中電灯等を持参し、目視で確認しながら避難するようにしましょう。なお、東日本大震災における被災者の話では、ヘッドライト等があると両手が自由に使えるので便利だとの意見もあります。

以上、ざっくりと考えてきました。

意外に考え始めると”こんな時は?”や”あんな時は?”とどんどんでてきますね。みなさんには、何か一つでも知ってもらえたこと、考え直したことがあれば幸いです。


さて、今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございます。
これからもひとりひとりの防災力アップに役立てればうれしいです!

ではまた!


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