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世界遺産リスト作成⑰


1日50個の世界遺産をリスト化するメニュー、第⑰弾です。

ドゥルミトル国立公園
オラシュティエ山脈のダキア人要塞
シギショアラの歴史地区
ドナウ・デルタ
ホレズの修道院
マラムレシュの木造教会群
モルドヴァ地方の教会群
要塞教会のあるトランシルヴァニアの村落
アフパットとサナインの修道院
エチミアジンの大聖堂と教会群、およびズヴァルトノツの考古遺跡
ゲガルト修道院とアザート渓谷上流域
キエフ:聖ソフィア聖堂と関連修道院群、キエフ・ペチェルスカヤ大修道院
タウリカ半島の古代都市とチョーラ
ブコビナとダルマチアの首都大主教の邸宅
リヴィウ歴史地区
シュトルーヴェの測地弧
カルパティア地方のポーランドとウクライナ領にある木造教会群
カルパティア山脈のブナ原生林とドイツの古代ブナ林
タリンの歴史地区
上スヴァネチア
バグラティ大聖堂とゲラティ修道院
ムツヘタの歴史的建造物群
ヴァールベリのグリメトン無線局
エーランド島南部の農業景観
エンゲルスベリの製鉄所
カールスクローナの軍港
サーメ人地域
スクーグスシルコゴーデンの森林墓地
タヌムの岩絵群
ドロットニングホルムの王領地
ハンザ都市
ヴィスビービルカとホヴゴーデン
ファールンの大銅山地域
ヘルシングランドの装飾された農夫の家
ルーレオにあるガンメルスタードの教会群
ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島
アルタの岩絵群
ヴェガエイヤン:ヴェガ諸島ウルネスの木造教会
ノルウェー西部のフィヨルド、ガイランゲルフィヨルドとネーロフィヨルド
ベルゲンのブリッゲン地区
リューカン・ノトッデンの産業遺産
レーロースの鉱山都市と周辺
ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場
スオリンメンナ要塞
青銅器時代のサンマルラハデンマキ墓群
ペタヤヴェシの古教会
ラウマの旧市街
ネスヴィシにあるラジヴィル家の建築と邸宅および文化関連遺産群
ミール城と関連遺産群

今回は、バルカン半島のモンテネグロ🇲🇪から、スカンジナビア半島を経て東ヨーロッパは、ベラルーシ🇧🇾へ!いよいよ難しくなってきました。今回の目玉は、10カ国にまたがって登録されている”モンスター・トランスバウンダリー”、「シュトルーヴェの測地弧」でしょうか。史上初めて経線を正確に測量した観測地点のことであり、これをきっかけに地球の大きさや形状についての研究が進展したそうで、確かに人類史における重要地点です。良い意味で、こんなものまで「遺産」になるのだと感心します。

世界遺産の登録数は年々増加していますが、それはきっと、私達人類が自らの歴史、「人類史」を今まさに再構築していこうとする壮大な試みなのだろうと思います。同時に、そのような膨大な歴史を、果たして人類は抱えきれるのだろうかという思いが頭をよぎりました。

世界遺産の中には、一度登録されたにも関わらず、諸事情で登録条件を満たすことができなくなり登録リストから抹消された遺産も存在します。何かを歴史に残す時、同時に何かを歴史から放棄しなければならない、そんな選択を迫られることになっていくのではないか。いやもしかしたら、それはすでに始まっているのかもしれません。

私たちが歴史に触れるとき、「残された」歴史の裏に、「捨てられた」歴史もまた存在することを、片隅に感じなければいけないなと感じました。

それではまた次回!


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