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#719【機材】データで見るタイ旅行で使ったカメラ・レンズ

こんにちは、旅するフォトマガジンMとWのキートン福永です。
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まず、4月16日開催の富士フィルム様主催のオンラインセミナー、無事終わりました!

なんと、482名と想像以上に多くの方にお申し込みいただき、またセミナー内容もとても好評だったとお聞きし、少し安心しています。

Peatixセミナー告知ヘッダー
Peatixセミナー概要

セミナーテーマは「旅写真の撮り方や撮った写真のまとめ方」
私なりの撮り方のコツやヒント、写真データをパソコンの中に眠らせず冊子にまとめましょう!というような内容を中心に1時間お話しさせてもらいました。

富士フイルムのPhotoZINE BOOKで旅を一冊にまとめました。

セミナー中に様々な質問やご感想をいただきましたが、その中で「カメラやレンズのセレクト」についてのご質問も結構ありました。

前回こちらでタイ旅行の機材準備について記事を書きましたが、実際に旅に出てみてどのカメラやレンズをよく使ったのか、実際の撮影データを元に振り返ってみることにしました。

◾️データで見るカメラ・レンズの使用状況

データは現像ソフトのLightroom Classicのメタデータを元に作成しています。

まず、タイ旅行の撮影枚数は妻と私のふたりで4221枚でした。
私がX-Pro3とX100F、妻がX-S20とGR3Xを主に使っていたので、ざっくりいうと私が3000枚、妻が1000枚ほど撮影していたことがわかります。

次に、6泊7日間の旅を日別の撮影枚数と工程を照らし合わせてみると、いろいろな気づきがあります。
・初日は移動が多かったにもかかわらずテンションが高く、めちゃ撮ってる。
・最終日はほぼ移動のみ、かつ疲れていたこともありカット数が極端に少ない。
・ツアー参加など行動が制約されている日は撮影量が少ない
・夕方子供ホテルに残して撮影した日(3/26)はめちゃ撮ってる
など

私の撮影傾向

次に私に限ってデータをみてみると、換算35mmと扱いやすい画角を持つX100Fが全撮影の半分以上を占めていることがわかります。

X-Pro3には主に換算24mmとなるXF16mm F2.8を付けていたのですが、それが全体の35%、残るは料理を撮るときに使っていたXF35mmやXF50mmが10%となってますね。

こうして数字をみることで、X100F(換算35mm)をベースに、旅行ならではの広がりある写真、料理をはじめとするモノ写真などをレンズ交換ができる兄貴分のX-Pro3が担っていることが、データからも浮き彫りになりました。

撮れ高について

写真の中からいいな!と思ったカットはLightroomにてレーティングをしているのですが、レンズにより採択率は違うのか?そんな疑問が出てきたので調べてみました。それがこちら。

これをどう解釈するかは難しいところですが、X100Fで撮ったものが一番採択率が高いというのは使いやすい画角、手の馴染みの点からも納得ですね。
一方XF16mmが低い理由は(といっても10%あるので感覚的には自分の平均値なのですが)換算24mmという焦点距離の難しさ所以なのかと感じました。
XF50mmは決め打ちで使っているのにも採択率が低い理由は、人物を撮影するのに使っていて、その場合選ぶのは一枚だけ、またカット数が少なくて精度が出ていないのが原因ではないかな?と思っています。

lightroom Classicのメタデータ画面

以上、こうして写真に記録されるexif情報を元に、データを眺めていると「あぁ、やっぱりそうなのかー!」ということがわかって面白いですね。

よければ、皆さんも普段自分が撮っている写真の傾向を調べてみてください。
意外な発見があるかもしれません。

なお、タイで撮影した写真について別途記事を書く予定ですので、お楽しみに。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。キートン福永


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