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#618【新潟】冬を探しに妙高高原へ

テレビのニュースでは桜の開花予想が報道され始め、
SNSではすっかりカラフルな写真がたくさん流れ始めてきました。

空も少し霞がかかっていて…
花粉ですね…。
毎年恒例の戦いの時期です。相棒は薬とティッシュ

もうすっかり春ですね

この時期は出会いの季節でもあり別れの季節でもある
いいことも、ちょっと心にずしっとくることもあると思います。

いろいろな花や、暖かな気候
花粉や確定申告…。
確定申告…。みなさんは終わりましたか?

ぎりぎり昨日、確定申告を終えたすだっちです。
(エラーでまくって焦りました)

まだの人、諦めずギリギリまで頑張ってください…!


そんなこんなで3月中旬。
寒い日を脱したことにより「さあ!」とやる気の出る人もいるかと思いますが、
僕としては冬が好き。
春も好きだけど、冬が過ぎ去るのはなんだか寂しい気がします。

雪景色、肌に刺すような冷たさ
何も無い景色、澄んだ青空や夜空
そんな冬がとても好きです。

もちろん雪が好き

春も感じる3月初めに、冬を探しに行ってきました。


妙高高原ビジターセンター

https://goo.gl/maps/Mf3uHWuN7JbyS7586

今回のメインの目的地は妙高高原ビジターセンター


ここで深雪スノシュー散歩をするために、ここまできました。


1月中旬〜3月くらいまで参加できるこのイベント。
一面雪の非現実な空間と大自然を感じたいと思い参加しました。

今回の同行者はMとWお馴染み、「岡本晃」


彼の「大自然でゆっくりしたいよねぇ」というふとした一言から、数日後。
「妙高行こうぜ!」と決まった不思議な旅。

妙高は陸上の合宿の辛かったイメージしかなく、「妙高かぁ」とちょっと思ったのは内緒。

ということで高崎で合流し、車で妙高高原へ

周囲には雪がまだ積もっていました
英語もたくさん

2022年4月1日にリニューアルオープンしたということでとてもおしゃれ


今回お借りしたスノシューとストック(セットで1,500円)


雪上で履きます
意外と簡単
ということでこんな感じで歩いて行きます!

二人してカメラを首から下げて、ゆっくり歩くスノシュー散歩

今回ガイドしてくださった方は菅野さん

僕たちのペースに合わせてゆっくり歩いてくれる優しいお姉様
お話もたくさんしてくださり、道中の虫や植物、いろんなことを教えてくれました。


スノシューの散歩は少し不思議な感じ。
歩き方も特殊で、普通に歩くのとはちょっと違う。
コツを掴むのに少し時間がかかります。

一面真っ白、地面は雪

気にしていないと、いまはどこを歩いているんだっけ?
どっちからきたんだっけ?
と感覚が不思議とわからなくなります。

雪に囲まれているからか、足元の距離感も朧げに。

なんだか少し浮いている気分に。


動物の足跡や、生き物の形跡。

蛾の繭
左は左右の足跡が分かれているのでたぬき?右はうさぎ
きつねは足跡が一直線になると教えてくれました。

植物が雪から出てこようとする強さを感じます。

雪の中からにょきっと
大量のサルノコシカケ

雪の上は何も無いのかな。と思っていたけれど
足元や頭上、遠くの方までゆっくりと眺めていると小さな発見がたくさん。

ウサギやリス、雪虫(カワゲラ)や様々な鳥も見ることができました。
見ることに夢中で写真は撮れなかった…。

マイナスイオンだとか、パワースポットだとか
なんだかよくわからない系の人間ですが、

慣れないスノシューで、
非現実のような銀世界の中を、
自分の一歩を改めて意識しながら歩く

そして大自然に囲まれて、頭の中空っぽにして感じるままにシャッターを切る。

なんだかすっきりします。

ここ最近いろいろと目まぐるしく、頭の中がごちゃごちゃしていましたが、
そんなことも忘れられる。素敵な体験です。

そして山の天気はすぐに変わる。
最初は曇りだったのが、一度晴れて一瞬で雪。
またまた晴れたと思ったら雪が降ってくる。

さまざまな表情を見せてくれることが、さらに時間の経過を忘れさせてくれます。

雪に落ちる影がとても綺麗。

歩いていたのは2時間程度。
時間はあっという間に過ぎていたけれど、とても充実した時間で、ぎゅっといろいろなことを詰め込んだようにも感じた散歩でした。

いろいろと説明をしてくださりつつ、こちらのペースに常に気を使って歩いてくださるガイドさんの存在も大きかったです。

菅野さん、ありがとうございました!


戻ってきたら、ビジターセンターで一休み。

全体的に広く、落ち着いた雰囲気のある建物
ゆっくり過ごすことのできる、とても居心地の良い空間

NorthFaceのショップ
おしゃれな地元のカフェも
くつろぐ岡本
昨年見つかった新種のエノキ

ゆっくりしていたらお腹も空いてきたので、お昼ご飯へ。


食堂マタギ

向かった先は「食堂マタギ」

歩きながらガイドの菅野さんに教えてもらった、地元グルメのスポット

こちらはスキー場下にある食堂ですが、スキー場関係なく入れます。

おすすめはカツ丼、豚汁と聞いていたので、

カツ丼+豚汁
こちらは豚汁定食
豚もつ炒め丼+豚汁

それぞれみんなで豚汁は注文。

その昔、豚汁はウサギの肉を使っていたと菅野さんから教えてもらいました。今は普通に豚肉です。

どれもボリュームあって、動いた後のお腹には嬉しいご飯でした。

店内には「マタギ」の名前だけあって、いろんな剥製やら毛皮が。
けれど現在はマタギ料理を扱っているわけでは無いようです。


群馬は雪の降る地域
と思われがちですが、山沿いや北の方だけ。

普通に暮らしていると、乾燥し過ぎていて東京よりも雪が降っているのを見る機会が少ないくらいです。

1年に1回積もればいいくらいの場所です。

普通に暮らしていると体験できない空間が妙高高原にはあります。

もちろん豪雪地帯だからこそ、暮らすことにはそれぞれ苦労もあると思います。
雪がたくさんあっていいなぁ。なんて言葉は豪雪地帯の人の前ではなかなか言えませんが、やはり大自然を直接感じることのできる手段として、雪は特に好きだなぁと実感した散歩でした。

今年はもう終わりになってしまいますが、
夏はハイキングもやっているようです!
そして来年、ぜひスノシューで1m以上積もっている雪の上を歩いてみてください。

もしかしたら、なにかが変わるかもしれません。


それではっ!

■Location:Niigata
■Camera : Fujifilm GFX100S
■Lens :Mamiya SEKOR C 80mm f1.9、GF45-100mm F4 R LM OIS WR


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