![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65638307/rectangle_large_type_2_e1dae99f0128665a386c756e2f0cba7f.jpg?width=1200)
#391【兵庫】たこ焼きのルーツ、玉子焼きを食べに明石へ
こんにちは、旅するフォトマガジンMとWのキートン福永です。
自己紹介はこちら。
■明石といえば?!
明石と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
実際に、明石って行ったことはありますか?
そもそも、どのあたりにあるか知ってますか?ということで恒例のマップから。
![スクリーンショット 2021-11-17 1.36.44](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65818541/picture_pc_f590cc7d0dbc240258e702aad95463db.png?width=1200)
![スクリーンショット 2021-11-17 1.37.36](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65818551/picture_pc_4bbe18614603f345195c4e54aad41abe.png?width=1200)
場所はこのあたり!!
まさに太平洋と瀬戸内海をつなぐ位置、しかも淡路島との関係もあって、鳴門の渦潮と同じく『天然の生簀』と呼ばれるほど潮流の関係で海産物に恵まれた地域です。
では、実際に旅に出ましょう!!
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65628320/picture_pc_27f67cbb7f45b4750f07fe63d62e55e6.jpg?width=1200)
明石駅到着、恒例の駅の看板撮影。
西には国宝姫路城を擁する姫路市があり、東には有馬温泉・須磨海岸・異人館や動物園・水族館など数多くの観光スポットを擁する神戸市がある、となかなかハードなポジションに位置する明石市(明石市の皆さま、大変失礼いたします)。
■実は、明石はとっても魅力的な街。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65628456/picture_pc_294f1aa45b911155b38c43d5217fd9b2.jpg?width=1200)
明石といえば、やっぱり小学生でも知ってる子午線でしょうか!?
明石が日本全国に誇る東緯135度。日本の標準時、だから明石は日本の中心なんだとt軸でマウントを取ろうと企む明石市、その象徴でもある明石市立天文科学館、でも今回はパスします(天文好きな皆さま、大変失礼します)。
■駅の北側には明石城跡
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65628576/picture_pc_6b96a59ff3c5105fc1fb3724f2130192.jpg?width=1200)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65628484/picture_pc_e2a32931f9b648ce89e266d43da479e3.jpg?width=1200)
天守閣が作られなかったという珍しい明石城、実は敷地の広さでいえば姫路城より広いらしい、でも今回はこちらもパスです(歴史好きの皆さま、大変失礼します)。
■明石といえばやはり『食』!
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65630677/picture_pc_bf99b5c9c351fa9e6d40ba697e3a4c57.jpg?width=1200)
先に説明したように地理的に海産物にめぐまれた街、明石。
駅の南には『魚の棚商店街』というエリアがあり、今回はそこを目指してきました。駅ビルから巨大なニコク(ニコクって関西人しか知らんか、国道2号のこと)に立派な歩道橋をかけてしまうほど、『魚の棚商店街』へ観光客を誘導する明石市、なかなか強引で素敵です!
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65630780/picture_pc_b91e491fd54902c35ae8b63424c7d5c1.jpg?width=1200)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65631289/picture_pc_9288485f07caf653cf7e83e078a3b1c8.jpg?width=1200)
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65819278/picture_pc_0e8a2c1306d685fef213f7c8370edf06.jpg?width=1200)
歩道は鱗模様で、マンホールはコレ、シャッターアートもこんな感じ、もう明石市がその名を賭けて全力で魚介推してるのが分かります(シャッターの一番右の生物は何だ!?)。
■推すだけのことはある、豊かな魚介類!
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65633151/picture_pc_2686a7c37bfc17492dd0d3c55e2cf1b8.jpg?width=1200)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65631524/picture_pc_73cbea0170db5c58cc299509c082a7e0.jpg?width=1200)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65631534/picture_pc_a677f56109393c1efcb6727ea87d405d.jpg?width=1200)
商店街を歩くと、こんな風にたくさん新鮮な魚介類が売られています。ちなみに『ひる網』と書いてますが、その日の午前に漁に出て採った魚のこと、つまり超新鮮な魚だよ!ってことです(結構なヤツらが氷の上でまだパクパク動いています)。
■たまには贅沢なランチを
新鮮な魚介類が採れる街、当然その新鮮さを味わいたくて背伸びして『鮓 希凛 本店』さんへ。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65633490/picture_pc_96b9dcc9f57d1443bcfcbe677f356809.jpg?width=1200)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65633550/picture_pc_24736b23bd66207b6a95dee5a0ab8d08.jpg?width=1200)
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65633898/picture_pc_9dc44d3cadb357b74d410d3a9a930b07.jpg?width=1200)
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65638411/picture_pc_3b43ab5b0dbc30512eaa84757ee00a3a.jpg?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65633543/picture_pc_e300595a4c17ba29fc9466c6bde88aff.jpg?width=1200)
もう一貫目のタコから、まじヤバい(語彙力!)。
そして、その後もどれをいただいても『旨っ!』ってつい口から言葉が漏れてしまいます。ランチなら庶民の私でもイケるお値段でしたので、皆さんもぜひ明石にきた際には候補の一つに、いかがですか?
■今回の旅の本命、明石焼きと呼ばれる食べ物
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65634266/picture_pc_e23121e9061baa63cc15fd75c1ca66f2.jpg?width=1200)
全国のみなさん、明石焼きって聞いたことありますか??
関西の人なら、多分一度は聞いたことあるはずです、でも意外と食べたことある人って少ないんじゃないですかね!?
『あー、たこ焼きを出汁で食べるヤツやろ!?』って思っている人が大半なはず。
でも、正確にはそうじゃないんです(何故か、明石の味方)!
■実は、明石焼きをヒントに生まれたのが大阪のたこ焼き
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65817590/picture_pc_77c3aff722925984e7559dc11e05a651.jpg?width=1200)
諸説あるらしいですが、実は明石焼きの方が先に誕生し、タコを具材にするというアイデアを大阪のラヂオ焼き(大阪人のソウルフードの牛スジを粉モンでくるんだ食べ物、牛スジ最高!)に取り入れたのが、たこ焼きというのが真実っぽいらしい。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65818008/picture_pc_ba21b93ae00df9c263cd80924bf8d800.jpg?width=1200)
ちなみに、大阪のたこ焼きはキャベツやネギ、天かすに紅生姜、ソースに鰹節やアオサ粉をかけるのがスタンダードです(まさに大阪粉もん文化の象徴)。
一方、明石焼きは地元では玉子焼きと呼ばれ、具材はタコのみ、じん粉と呼ばれる小麦粉と玉子ベースでつくるので、たこ焼きに比べもっと柔らかくアッサリしています。
しかも、熱々の卵焼きを出汁に浸して冷まして食べるので、ソースで食べるたこ焼きとは見た目の近さと裏腹に、全然別風味の食べ物なんです。
しかも、出汁で食べることもあり、基本的にテイクアウトではなく、店内か店前に置かれたテーブルとイスで腰を据えてみなさんワイワイ食べてます。この食べ方も大阪のたこ焼きと違いポイント。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65818266/picture_pc_357d3d068d85b0af68193631940966b6.jpg?width=1200)
許可を得て作ってるシーンも撮影させていただきました。本当にタコしか入れてません。しかも驚くほどに生地が緩い、たこ焼きよりもさらに綺麗に包む難易度が高そうです。
さらに、名物でもある傾いたまな板でサーブされる玉子焼きは大阪のたこ焼きみたいに丸くなく、重力に負け楕円形の不思議な風体をしており、なんというか和食感が強い。
それを出汁につけて、舌を火傷しないよう食べてると、うまく伝えられませんが、正月気分というか、その優しい味にほっこりした気分になります。
■お土産も忘れずに!
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65818254/picture_pc_98dc775e71c4c4c7b24a4fa4ee019fee.jpg?width=1200)
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65819116/picture_pc_46587324cee572fac8ee7a67b6353dc2.jpg?width=1200)
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65819220/picture_pc_f0496239bb8877bf37e96e66e6de567b.jpg?width=1200)
生きた魚やタコを持って帰る訳にはいきませんが、漬物や干物、珍味、野菜などお土産には事欠きません。
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65819423/picture_pc_4b45e2e7ab97563de0cebc12aa65d94e.jpg?width=1200)
そんなこんなで、私も20年ぶりに訪れた明石の商店街、その先に足を伸ばすと多くの漁船を見ることができます。豊かな魚介類も漁師さんあってのもの、感謝ですね。
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65886625/picture_pc_9fae21cf044dc5fe2ace6882267e9c6a.jpg?width=1200)
今回は紹介できなかった、明石市立天文科学館、明石城跡、さらには十分に紹介できなかった料理や釣り人の光景、そして明石大橋など、明石は思いの外魅力的なスポットがあるんです。
全国のみなさま、ぜひ一度明石を訪れてみたくありませんか?
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65819643/picture_pc_a2299e291eac20ef559f9f537716a19b.jpg?width=1200)
最後に、明石の喫茶店で気軽にコーヒーを飲もうとしたら、謎のタコオブジェあるし、平然と玉子焼きがメニューにありました。
何事もウリがあるって大事ですよね、明石はやはり『タコの街』です。
全国のみなさん、ぜひ明石という街を知ってください。
そして、一度訪ねてみてください。とっても良い美味しい街ですよ。
以上キートンでした。やはり旅は楽しい!次はどこにいこう?
Text&Photo:Keaton_fukunaga
ロケ地:兵庫県明石市
使用カメラ:Leica M10-D /FUJIFILM X-Pro3
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