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2021.3.18~24 camino de KUMANO・ day2

●一週間の熊野古道の旅。あまりに情報が少ない熊野古道なので、本来のnoteの役割を少し離れて旅の記録を残そうと思います。●

二日目。

尾鷲から熊野市まで電車移動。各駅停車で30分くらい。

駅からは海岸に出て最初の目的地、花の窟を目指す。

久々の太平洋が気持ちいい。気持ちよく歩く・・・がこの辺りの海岸特有の細かな玉砂利が歩き辛い。体力を消耗する。早々に海岸の堤防に避難。

花の窟まではラクラク到着。しかしこの後補給箇所がないのですぐ横のコンビニで昼食・夜食まで補給。

花の窟、大変荘厳。

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この日の宿泊地、「みかんホテル」がある尾呂志集落には飲食店・売店の類が全くない。そこでホテル隣接のカフェに事前交渉し、本来17時までの営業のところ少し延長してもらい夕食を用意してもらうことに。ついで・・・といってはなんだが翌日(day3)も営業開始の9時に朝食を用意してもらう約束。実際はそれ以上のご厚意を・・・そのことについては後程書く。

花の窟を離れいよいよ山に・・・なのだがアプローチの住宅街から近郊がとても分かり辛い。事前に情報確認要。プラス、マップアプリ等でダブルチェックしつつ。(実際この後何度もあるが、ミスコースはとても時間的にも体力的にも痛い。)

産田神社を経て横垣峠入り口に至る。峠は以前の台風で一部通行止めの表示がある看板があり、一応古道センターに電話し情況を確認。現在通行可能を確認してから進む。しかし結構荒れている個所は荒れていて不安になりながらこれまたアナログの情報とデジタルの情報、双方織り交ぜて検討しながら進む。それでも通行止めでミスコース数回。

しかし人気ない静かな山歩きは爽快。古道の代名詞、苔むした石畳も登場しだす。

なんとか暗くなる前にみかんホテル着。15㎞以上歩いた。

廃止になってしまった保育園を利用した施設。建物内に食事をお世話になる「ここからかふぇ」が入っている。

基本的にベジメニューのみ。しかし確実に肉食の自分でも満足できる美味い食事。晩御飯はスープ・ごはんつきワンプレート。翌朝食はスープとパンのセット。どちらもおなかにやさしく行動中はこういうメニュー、相性がいいのかもしれない。

快適なホテル・美味いごはんで満足しつつ洗濯・翌日の行動の検討。

古道、全体的に観光地周りをのぞいて山中は特に食料・宿泊ともに薄い。事前に予定を立て、宿泊地等に相談し出来る限りのヘルプを仰ぐ必要がある。

ウチのプランニングは基本的に相棒、現場合わせで自分が計画・行動に参加する感じなのだが(不思議と全体的にそんな感じだ)今回は相棒の基本的プランニングが素晴らしかったので「じゃあ、ここで相談してみたらいいんじゃない?」っていう現場合わせもとてもラクだった。

翌日は風伝峠を越えて湯ノ口温泉を目指すコース。距離はこの日とそう変わらないがそう険しいコースではない。しかし食料品は買えなさそう・・・そこでカフェのオーナーに相談、残ったご飯で巨大おにぎり3つを用意してもらうことに。感謝感謝。

ちなみに翌日の宿泊地も少しクセがある。我々が泊まるのは温泉隣接のバンガロー(といってもキッチンも付いたしっかりしたところ。)なのだが、食事をとるのは3㎞はなれたホテル。(同一グループなのだ。)往復の移動手段を確認しておく必要があった。

一棟貸し、他に誰もいないホテルでこの日も快眠。

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coldmountainstudy  店主:鳥越将路


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