2021.3.18~24 camino de KUMANO・ day3
●一週間の熊野古道の旅。あまりに情報が少ない熊野古道なので、本来のnoteの役割を少し離れて旅の記録を残そうと思います。●
みかんホテルの朝。
カフェのオープンする9時からの朝食と若干ゆっくり目の予定。快適なホテルで洗濯物の片付けなどゆっくり過ごす。
カフェが開いてスープとパンの朝食。コレがまた美味い。カラダに沁みる味。欲張ってみんなでパンをおかわり。
約束通りおにぎりをこしらえてくれるマスター。そうすると「残ったパンも半額でいいから持ってきませんか?」もちろんもちろん。補給食はなんぼあってもいい。結局このパンはday4の朝食にもなった。
なんで斯様に旅人にやさしいのか?それもそのはずマスターもカミーノを歩いている途中の”旅人”であった。別れの挨拶はもちろんお互い超・久々の「Buen Camino!」グッとくる。
先日、横垣峠手前で逢った地元の方もそうだしこの日のホテルや温泉で出逢う人たちもそうなんだがやはり歩き旅の家族に対してみんなが優しくしてくれる。本当に感謝。
この日はまず風伝峠を越える。これは予想通り難なく。
その後の少し長い国道歩き・・・の前に翌日(day4)の宿のマスターから連絡。旅の前から気軽にいろんな相談に乗ってくれていた方でもあり、食料品店の少なさ等心配していたこともご存じだったのだが「なんだったらカレーでも作っときましょうか?」と驚きの親切オファー!ありがたい!
結局このオーナーさんには端から端までお世話になることになる。その話はまた後で。
少し長めの国道歩きも交通量少なくあまり気にせず快適に。この頃になると衣類についてある程度決まったスタイルが出来てくる。自分の場合なら下はスリークォーターのトレッキングパンツ。場合によって下にSKINSなどのタイツ。上はpatagoniaのキャプリーンなどをラッシュガードにその上にTシャツ。行動中はコレで十分。寒いときに極薄でのウインドブレーカーを着る。
いよいよ古道に戻る・・・という段になって用意していただいたおにぎりを。美味い。コメが美味い。これはパワーになる・・・。
・・・と、勇んで熊野本宮道に入ったのはいいが。
道がすごい荒れ方。
登山道沿いの樹にはピンクのリボンが結んであることが多いのだが(メジャーコース以外は看板以上にこれが一番の目印。)その結んである樹が倒れてしっちゃかめっちゃかに折れて重なっている。これはムリ。
地図を見ると並行して走っている林道を行っても行動的には大差ない。ここは迂回を選択。
何故か?
この日は夕方から翌日夕方まで降り続く雨予報だった。出来るだけ濡れずにゴールしたい。リスクは減らすべき場面だ。
結局ほぼ林道を歩き国道に戻る。我々の前情報になかった新しい道の駅で休憩。そこからここもリスク回避でバスを使って途中ワープ。残り3㎞を歩いてこの日の宿泊地に。
湯ノ口温泉と3㎞離れた瀞流荘。我々が泊まるのは湯ノ口温泉隣接のバンガロー。食事会場の瀞流荘までは・・・なんとトロッコで旧坑道を使って移動する。
しかし帰りは定期運航されるトロッコの終電の時間を越えてしまう。ここは事前連絡で「宿から車でバンガローまで送迎可能」を確認しておく。この作業がものすごく大事。メシくらい安心して食いたいのは誰だって同じだ。
温泉の売店&ホテルの売店で夜のお酒&ツマミ、朝ごはんを仕入れこの日もバンガローで爆睡。
ちょうどバンガローで落ち着いたころ、雨は本降りになった。
さて明日は雨とどう付き合うか?
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