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2021.3.18~24 camino de KUMANO・ day5

●一週間の熊野古道の旅。あまりに情報が少ない熊野古道なので、本来のnoteの役割を少し離れて旅の記録を残そうと思います。●

この旅最大のピンチともいえた”食料難エリア”と”悪天候”をそれこそみなさんの力で乗り越えられた朝。

そろそろ”熊野らしさ”たる辺りを感じる、愉しさの中心に持ってくる頃だ。

朝、宿付近からバスで本宮大社少し手前、大斎原(おおゆのはら)付近で降り歩きはじめる。

ま、あんまり歩かないのもね・・・なんて軽い気持ちでいたがこれが個人的ハイライトとなる。

大斎原。

かつて三川合流部に位置していた本宮大社だがやはり、というべきか明治時代の大水で流されてしまう。(場所と川の性質上、ごく当然の成り行きに思えるが・・・。)
その跡地が、大斎原。今は日本最大の鳥居が目印だ。

その跡地が、別段信心深くも霊感が強くもない自分になにか特別な感じを与えた。

パワースポット。

嫌いな言葉だ。そんなもん人に言われるもんじゃなく自分で感じりゃ十分だろ?なんて普段考えてるのだが、その自分が感じちゃったんだから仕方ない。ここはきっと自分にとって特別な場所だ・・・なんてガラにもないことを考えてみる。

その後本宮大社・・・の前に向かいにある世界遺産センターへ。

基本我々、○○センター系が好きなんだな・・・とか思いつついろいろ予習・準備。

特に”デュエル・ピルグリムス”・・・コンポステーラと熊野のダブル・カミーノ・・・の巡礼者手帳はここでもらえるのだ。外すわけにはいかない。

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と、この手帳を確認するに参拝予定だった熊野三山以外に少し巡るだけで熊野編は完遂できるではないか。では行こう!と通常とは逆コースになるが(普通すべてのゴールは本宮大社だ。)発心門王子までの道を歩くことに。

では、と本宮大社にお参りを済ませ・・・いきなり道を間違ったりもするものろのろとスタート。

すると。

大社裏手にまたもブックカフェ。(マタオイナさんから存在は聞いていた。)

いやここ、ゆっくりしたかったなぁ。夜は呑み会もあるとか。蔵書のセンスもすごく好きだった。

あとは結構快調に発心門王子を目指す。メジャースポットは表示等も充実。途中厳しい箇所も特になし。逆コースは比較的登りがちになるため今日もすれ違う人たちにたくさん労われる。

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ゴール後はバスで本宮付近まで戻り、食料を仕入れてこの日の宿(ゲストハウス結)へ・・・なのだが。

店がやっていない。

折角町場で・・・なのでどこか外食を、と思ったのだが”例の影響”のせいか観光地の特性か店がぜーんぜんやっていない。

結局昨日は閉まっていたコンビニ(と言ってもどちらかというと町の商店、だろう。)や観光地的弁当屋で食料を仕入れる。まぁ食えるだけ幸せさ。(腹いせにちょっと多く呑みまくったことは否定できない。)

本宮近辺でこんな感じ、は少々ショックだったなぁ。徒歩旅故更にダメージは大きい。

しかしこの日のゲストハウスもスバラシイ。貸し切りだし。(時節柄だろう。)

結局10㎞以上歩いて次は行動上は最終日、だ。

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coldmountainstudy  店主:鳥越将路


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