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カベポスターさんの単独ポスターができるまで「核心に迫りりす」~その①~

大阪でお笑いライブなどのデザインをしております
松村と申します。吉本興業のピン芸人「ナカノコ」の嫁です。

前回のnoteにリアクションなどたくさんありがとうございました。
サポートを送っていただいた方もいらっしゃって、本当にありがたい限りです。こんな拙い文章なのに。
とてつもなくありがたいのですがみなさんの大事なお金を私が頂くのは恐れ多すぎますので、サポートはライブのチケット代にしてみなさんの推しの芸人さんに還元してください!私はフライヤーを見てライブを楽しみにして頂けることが一番うれしいので!
お送り頂きましたサポートはしかと受取り、フォントや素材を購入しフライヤー制作に使わせていただきました!ありがとうございます!


さて、前回ご好評いただきましたカベポスターさんの単独ライブのフライヤーメイキング。今回もメイキングおば書かせていただきます。
前回→「目覚ましい起床ぶり」メイキング


【核心に迫りりす】

①打ち合わせ
いつも永見さんと会議室で打ち合わせます。打ち合わせと言いつつだいたい永見さんが案を持ってきて「これ作れますか?」「作れます」という流れなのですが、今回は違いました。
今回は「案が何も無い」とのことで、0から一緒に考えていくことに。

まずタイトルの意味、私はリスだと思っていたのですがアマリリスだそう。「アマリリスっていったら音楽の授業でやりましたよね」と、私も永見さんと同じ平成元年生まれですので、お花そのものよりも音楽のイメージが強いって話をしたり。
そして【核心】とは何ぞや?と。Google先生に聞いてみたり核心に迫るシチュエーションってどんなのがある?と話していきまして。「事件の解決」が一番しっくりくるのかなという話に。

犯人を追い詰める…情報を耳打ちする…新聞を読む…証拠をつかむ…と【核心に迫っている】状態を一枚のポスターでわかるように案を出し合いまして
永見さん案の【ドアをあける】に行きつきました。
「ドアを開く後ろ姿の2人、ドアから光が漏れて光で顔が少し見えてる」のデザインで決まりかけたところで永見さんが「このドアがふすまだとどうなりすか?」と。「ふすまだと「家政婦は見た」的な覗き込む感じのイメージですかね」と平成元年丸出しの回答をしてしまう訳ですが、そこで永見さんがしばらく黙り込んでしまいます。回答ミスったかな?と思い「今何で悩まれてますか?」と聞くと「どこから覗いてたらおもしろいかなと思って」と。『和室で覗き込む場所大喜利』になり、【和室の天井にあるちいちゃな棚や畳から2人が覗き込む】に決定しました。
「和室に花瓶があって、アマリリスが活けてあったらいいですね」と、タイトルから全部を回収できそうなイメージが完成します。

今回のポスターは上記の流れから【カベポスターは見た!】(和室の変なところから)というイメージで決まりました!

このお話はナカノコさんとのradiotalkでも話をしておりますので、「文章長ぇわ!」という方はこちらをお聞きください!

ノコラジ→フライヤーのお話 / 延長戦


②撮影

浜田さんにイメージを伝え「ちいちゃい棚」「畳」「掛け軸(仮)」から覗き込んでいるポーズをそれぞれ撮影します。

この時点で合成する素材画像が決まっていなかったので左右など何パターンか撮影しました。

「畳を持ち上げて」「掛け軸めくって」「除き込んでる感じで横向きで顔出して」と永見さんが指示をして撮っていきます。

永「凄い横!」
松「めちゃくちゃ綺麗な横ですよ!」
永「良い横!横じゃないみたい!」
浜「じゃあ横で撮らんでいいやん!」


ここから〈ちいちゃい棚と合成しやすい畳、花瓶のある和室〉素材を探し制作に挑みます。

打ち合わせのお話が長めだったので記事を分けたいと思います!
次は出来上がるまでの様子をご覧ください!


サポートは是非芸人さんに!