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シェパーズパイが愛される訳

先日、お友達の息子さんがアメリカの大学に行くので、お別れパーティが開かれることになった。

それぞれ食べたいものを持ち寄ろうと、メイン、サラダ、デザートのどれかを決めておこうという話に。

気温が高く、まだ梅雨の明けない東京、サラダはちょっとやめておこう。
デザートはメイン料理よりも期待膨らむ、パーティのクライマックスを飾る一品。
ハードルが高くて挑む勇気が出ずにパス。

それで、メイン料理を持ち寄ると前もって伝えておいた。何の料理かの問いに咄嗟にメニューは考えられず「何か美味しいもの」。

さて。
来る人たちは何を「美味しい」と思うだろう。
息子くんはしばらく日本を離れるから、日本料理が良いかもな。
でもきっと大人数だろうから、大皿料理だな。
そうするとペンネをパスタソースで絡めてとか楽ちんだ。
でも、あまりに普通っぽくて手抜き感が見え見えか?

ちょっと華やかな、みんなが好きなものって?

悩んだ末にシェパーズパイに決定した。

シェパーズパイとは、ひき肉と炒めた野菜の下地にマッシュポテトをのせ、仕上げにチーズをかけてオーブンで焼いたイギリスの家庭料理。

ひき肉とポテトがメインで入手しやすいのはさること、冷蔵庫にあるものが何でも最適の食材になる。材料を選ばず、チーズの溶けたポテトと文句なしにマッチ!本場ではラム肉を使われることが多いよう。

下地の作り方もごく簡単。
ひき肉と小さめに切った野菜を好きな香辛料、もしくはシンプルに塩胡椒で炒める。クミンやオレガノなどでアクセントつけたりと、アレンジ自在で飽きが来ない。

オーブンの温度さえ気をつければ、後は焼く手間だけで出来上がるのも頼もしい!
幸いにも好評な一品となった。

簡単、美味しい、失敗なし!
大皿料理の優等生なシェパーズパイ、どうぞお試しあれ♪

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