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電子レンジを買い替えて少し後悔した話

先々月のある日、突然電子レンジが、加熱しなくなった。

かれこれ12年は使っている。
修理はなし、買い替えることにした。

たまにお菓子やパンを焼くから、最低限のオーブン機能は、あった方がよい。
大きいサイズのシフォンケーキの型が入ること。
発酵機能があること。
色が赤でなく、国産メーカーであれば、
安ければどれでもいいと考えていた。

我が家には、30年以上の相棒のガスオーブンもある。
したがってオーブン機能は、さほど重視していない。

家電量販店で、白いスタイリッシュな型遅れで大幅値引きの
オーブンレンジを購入した。

ところが毎日数回使うのに、いまだ電子レンジ加熱で失敗の連続だ。

原因は、メーカー、機種による差異もあるが、湿度センサーと温度センサーによる加熱方式にある。

以前の電子レンジは、赤外線センサーだった。
赤外線センサー機能搭載のレンジは少しお高い。
でもお利巧だった。ほとんど失敗なく温めたくれた。
12年も使っていたので、何を失敗するかも、たいてい把握していて、その場合の手動設定を、知り尽くしていた。

新入りさんは、イオンのプラスチック容器で蓋をしたまま、加熱すると
温度を感知できない。何分経っても、冷たいままだ。
蓋を取って加熱すると、温めてくれる。
ところが蓋をしていないので、庫内は蒸気で満ち溢れる。
なのに、扉に、つゆ受けがない。レンジの周りは水浸しになる。
べちゃべちゃだ。
とにかくプラスチック容器の蓋が苦手な困ったヤツだ。

何年後になるか分からないけど、次回は、赤外線センサーと、つゆ受けは外せない。そのころ料理を作れる元気と能力のある老婆でいたいなあ。

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