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MTGスタンダードVOW環境4週目

・始めに

12/4,12/5に行われたMOチャレンジをまとめたものです。

スタンダード環境について考えるため以下の点などから、MOチャレンジの結果をまとめています。
・毎週開催で安定して結果を確保しやすい
・同じくらいの規模の大会結果を蓄積しやすい

環境の変化が目で見えるようなもの、見返しやすいものが欲しいなと思ったので、とりあえず自分でやってみています。
色々と試行錯誤中なのでアドバイス等あればよろしくお願いします。 

・前回VOW3週目の結果

前回のベスト32まとめが上の図。
また前週分の記事がこちら

・VOW環境4週目

(12/4 STANDARD CHALLENGE)
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-challenge-2021-12-05
1.UR天啓※全部乗せ
2.白単アグロ
3.白単アグロ
4.UBコントロール
5.WBミッドレンジ※《婚礼の発表》型とでも言えばいいのか
6.緑単アグロ
7.緑単アグロ
8.緑単アグロ
9.UBコントロール
10.UBWミッドレンジ
11.UR天啓
12.白単アグロ
13.BG収穫祭の襲撃
14.緑単アグロ
15.BWミッドレンジ※氷雪宝物
16.緑単アグロ※《秋の占い師》
17.RG+Uアグロ
18.UR天啓
19.緑単アグロ
20.白単アグロ
21.白単アグロ
22.白単アグロ
23.RG+Uアグロ
24.WUコントロール
25.UBWミッドレンジ
26.UBWコントロール
27.UBコントロール
28.WBクレリック※あるいはWBライフゲイン?
29.緑単アグロ
30.UBコントロール
31.緑単アグロ
32.URWコントロール

(12/5 STANDARD CHALLENGE)
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-challenge-2021-12-06
1.UBコントロール
2.UBWコントロール
3.RG+Uアグロ
4.緑単アグロ
5.UR天啓
6.UR天啓
7.UR+B天啓※黒はサイドにハンデスが1枚だけ
8.UR天啓※全部乗せ
9.緑単アグロ
10.UR天啓
11.黒単ゾンビ
12.緑単アグロ
13.BWミッドレンジ※氷雪宝物
14.BGミッドレンジ※危難の道のためか白土地
15.緑単アグロ
16.UBコントロール
17.UR天啓
18.UR+B天啓※黒はサイドにハンデスが1枚だけ
19.白単アグロ
20.RG+Uアグロ
21.白単アグロ
22.UR天啓※全部乗せ
23.白単アグロ
24.白単アグロ
25.UR天啓※全部乗せ
26.緑単アグロ
27.UBコントロール
28.UBWミッドレンジ
29.UR天啓
30.緑単アグロ
31.緑単アグロ
32.UBWミッドレンジ

・環境見ての雑感

今週はここ2週間とだいぶ見た目が違う分布になっています。
最近影の薄かった緑単アグロUBコントロールが急上昇し、白単アグロUR系が頭一つ抜けていたのが他のデッキと肩を並べているように見えます。

ただ詳しく見てみると、白単アグロと緑単アグロの数を足すと先週と同じ数の25だったり、
UR系で括ると減りましたがUR天啓自体の数は先週とたいして変わらずURコントロールが減っただけだったり、
URコントロールが減った分がちょうどそのままUBコントロールに吸われた感じだったりというのが見えてきます。

大体ここまでが75%くらいでその次に来るのがRG+UアグロやUBWミッドレンジという所まで大体先週と一緒で、環境変化は起きていますがあくまで上位層の中だけに起きているもので上と下がひっくり返るようなものではないと感じました。

ベスト8先週よかったUBWミッドレンジが今週は駄目でしたね。
その前の2週目はBR吸血鬼がよかったり1週だけなら何かが出てくることもよくあります。
継続して勝ち続けるというのは難しいですね。

今週増えてきたUBコントロールが《不笑のソリン》を1枚入れてます。
ミッドレンジ関係も含めて見かけることが増えていますね。

・最近のデータまとめ

『真夜中の狩り』→『真紅の契り』にかけての変化のデータ。
各点は各週のチャレンジベスト32の2回分の合計値。
ちなみに週ごとに差はあるけどこれら5つのデッキで平均して大体8割以上を占めてます。

これからわかるのが『真紅の契り』を挟んでも上位陣の顔ぶれに変化がないという点、『真紅の契り』で上がっているのが白単アグロだけという点です。

新カード見て受けた印象として正直に言ってこれは超強い!!!ってカードはありませんでした。
目立たない小回りの利く優秀な除去とかすっと穴を埋めるようなデッキを支えるカードは多かったですが、どーんとデッキの主軸になるような目に見えた強さは感じませんでした。
それが新しいデッキが生まれなかったのに繋がってるのかなと思います。

白単アグロは恐らく現環境で新カードを一番採用してるデッキです。
サリア大体3枚程度、有望な信徒4枚、勇敢な姿勢がサイドボードまで含めて2~3枚でおよそ10枚ぐらいの新規がほぼ確定で入っています。
手に入れた強化幅がそのまま現在のトップまで駆け上がった立ち位置に繋がっていると思って良さそうです。
緑単アグロも結構新規を使ってるんですが、同じアグロでもっと強化された白単アグロがいて割を食ってるのか前環境からの立ち位置の変化はあまり見られませんね。

そんな白単アグロが今週減りだしたのは本当になんででしょうね。
UR系が白単を意識し始めたので白単が減った、UR系に有利な緑単がその隙を突いたとかそんな感じなんでしょうか。
メタが回った、トップ過ぎて対策された、理由は色々考えられますが今後の環境がどうなっていくかに注目ですね。

おまけUR系の内訳
大雑把な認識としては
・《アールンドの天啓》不採用で《船砕きの怪物》のURコントロール
・《感電の反復》不採用で《黄金架のドラゴン》のURドラゴン
《アールンドの天啓》《感電の反復》のUR天啓

『真紅の契り』発売で船砕きの怪物を採用したコントロールが出てきたけどやっぱり駄目だったという感じの変化が見て取れますね。
《感電の反復》を使わないようなURドラゴンも昔は多い時期もあったのですが今では忘れられない程度に細々と続いています。
ただこれらもサイド採用だったり全部乗せの構築だったりでUR天啓に取り込まれているので、無駄になっているわけではありません。

極端な話でクリーチャーは除去すればどうにかなるから、使える色が限られていて唱えたときワンチャンスだけの打消し以外ではどうにも対処できない《アールンドの天啓》が一番強いんですよね。

MTGアリーナでは12/9からナーフカードなどが使えるスタンダードの新フォーマット『アルケミー』が実装予定です。
個人的な思いとしては実装までに禁止改定を出した上で、スタンダードでは禁止されたカードもアルケミーでなら禁止カードの調整版が使えるよ、といった感じで運用して欲しいです。
スタンダードを野放しにして放棄するようなことは決してないと願いたいものです。

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