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【3月16日:ワールドミッションレポート:「ラマダン中の🇲🇻モルジブのために祈ろう」】

モルジブは世界中からの観光客が訪れる人気のあるアイランドリゾートだ。しかし悲しいことに、イエスに従うことを選んだモルディブ人には厳しい風当たりを避けられない。

1,000以上の島々からなるこの国は、国民のイスラム教徒率が100%であると公言しており、彼らは、モルディブの国民であることはイスラム教徒であるべきだと考えている。この国の緊密な共同体では、イスラムの価値観からの逸脱はすぐに見破られ、当局やイスラム教指導者に通報される。そのためイスラム教を離れた者は信仰を秘密にしなければならない。夫、妻、子供たちが互いの信仰を知らないこともあるほど危険なのだ。もし発覚すれば、信者はシャリーア(イスラム法)に違反したとして市民権を剥奪され、社会から孤立し、国家からの恩恵を失うこともよくある。

主に観光業に従事する外国人キリスト教徒は、改宗者よりは若干自由があるものの、彼らの集まりは当局によって厳しく監視・管理されている。そのため、反感を恐れて集会をしないことを好む人も多い。外国人キリスト教徒がモルジブ人に信仰を伝えることは厳しく禁じられている。2022年にイスラム省が発布した政令により、外国人労働者に対する監視が強化され、旅行代理店やそのような労働者を扱う者は、モルジブのイスラム的価値観と法律を尊重し、遵守するよう周知徹底するよう勧告された。

過激なイスラム教は当局の懸念するところだ。これまでのところ、キリスト教徒が過激派の特別な標的になってはいないが、これは標的とされていないというよりも、彼らが目立たないようにしているためである。モルディブのキリスト教徒で最も迫害を受けるのは、外国人観光客向けの島々以外の地域に住む信者だ。

2023年9月、モルジブでは大統領選挙が行われ、首都マーレの市長だったモハメド・ムイズが大統領に選ばれた。近年、大統領候補には、宗教問題に関して穏健さが求められてきたが、ムイズは保守的なイスラム団体からの支持を積極的に求めた。モルジブ社会に、イスラムがいかに浸透しているのかを考えると、今度の大統領任期でキリスト教徒への扱いが劇的に軟化するととは考え難い。

モルジブにいる私たちの霊の家族が、自分たちの母国語で聖書を読むことができるように祈ろう。ムイズ大統領の任期が、キリスト信者を含む宗教的少数派に対する軟化を示すものとなるように祈ろう。

3月11日から、ラマダンが始まっている。90年代から、ラマダン月にムスリムのために集中的に祈る運動が活発化している。この祈りは確かに聞かれ、近年イスラム世界にかつてないような激変を起こしつつある。ラマダン月のこの日、モルジブのイスラム教徒のために特に祈っていただきたい。

(イスラム99.04%,プロテスタント0.08%、カトリック0.09%,その他)

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