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【5月16日ワールドミッションレポート:「🇮🇶迫害に直面するイラクの教会のために祈ろう」】

イラクで猛威を振るった「イスラム国(IS)」の惨禍を癒すため、キリスト信者の 共同体は再建と復興に取り組み続けている。加えて、トルコとイランの空爆がイラクの一部地域で続いており、キリスト者の共同体にも影響を与えている。

イラクの歴史的なキリスト教コミュニティも、特にイスラム過激派グループや非キリスト教指導者からの迫害や差別の問題に直面している。イラク中央部や南部のようにキリスト教徒がかなりの少数派である場所では、検問所、大学、職場、官公庁などで嫌がらせや虐待を受ける可能性があるため、キリスト教のシンボルを公に掲示しないことが多い。

歴史ある宗派のキリスト教徒も、新しい宗派のキリスト教徒も、政府からの差別に直面する可能性がある。イスラム教徒に福音を伝えていると見なされれば、どのような率直なキリスト教団体も神を冒涜していると非難される可能性がある。
またイスラム教から改宗する人は、家族や地域社会からの強い圧力に直面する可能性が高い。脅かされ、虐待され、家族を失い、圧力をかけられ、殺されることさえあるのだ。改宗は、相続権の喪失や機会の欠如など、現実的な結果をもたらすこともある。

最近は暴力が増加し、信者にとってすでに困難な場所が、イエスに従うことがさらに困難な場所になった。伝統的に改宗に寛容でだったイラクの地域は、イスラムからキリスト教に改宗することに、もはや寛容とは言えなくなった。イラクの多くの地域の状況は、依然として厳しい。どの地域のキリスト教徒も、イエスに従うがゆえに受ける圧力の中で生活しており、多くの教会共同体は、完全に消えてはないないイスラム国のテロ支配の影響に対処し続けている。イラクでイエスの名を名乗るすべての人々にとって、リスクは依然として非常に高いのである。

イラクで差別の犠牲になっているクリスチャンと教会のために祈ろう。彼らが不当な扱いを受けても耐え忍び、迫害者の心を変えることができるよう、神の助けを求めよう。イラク北部の歴史的なキリスト信者の共同体で再建が続いていることを神に感謝しよう。多くの信者がISの恐怖支配の時代の深い傷とトラウマを負っている。トラウマのケアにあたるミニストリーのために祈ろう。

悲しみの道を通ったイラクの人々が、キリスト者の愛のケアと宣教を通して、主イエスの福音にある希望を見出すことができるように祈っていただきたい。

(内戦前の統計−イスラム98.6%,プロテスタント0.2%,カトリック0.04%,正教会関係0.3%, その他)

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