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【5月19日ワールドミッションレポート:🇺🇸米国「ウーバーの運転手、主イエスに立ち返る」】

【5月19日ワールドミッションレポート:🇺🇸米国「ウーバーの運転手、主イエスに立ち返る」】

ケビンはウーバーの運転手をして生計を立てていた。ある日、彼は、約30分の道のりをキリスト教の伝道者を乗せて運転していた。車内の会話は日常的な会話から始まった。家族がいるのか、一日中この仕事をしているのかなどの軽い会話だった。そして伝道者は切り込んだ。神がケビンを愛しておられることを知っているのかを尋ねたのだ。

ケビンは自分の身の上を打ち明け始めた。彼は16年間の結婚生活を送っていたが、4年前、妻が他の女性のもとへ去ってしまったのだ。彼は今も耐えがたい心痛を経験している。この4年間、子供たちのためだけに、なんとかかんとか、かろうじて生きてきたのだ。伝道者はしばらく彼の話を聞いていた。ケビンはプエルトリコの貧しい家庭で育ったが、仕事を求めて米国に渡ってきたのだ。父親はケビンが物心ついたときにはいなかった。そのため彼を育ててくれた母親は、ケビンにとって親友そのものだった。

ケビンはこう語った。「ある日、私が運転していると事故現場に遭遇しました。被害者を救助しようと、車を降りて近づいてみると、なんとそれは私の母親だったのです。彼女はそこに横たわって死にかけていました。あの時の母の目は決して忘れることができません。私は親友としてずっと一緒に過ごしてきた母を失ってしまったのです。その瞬間からすべてが変わりました。完全に孤独になってしまったのです。神がおられることは信じていましたが、その時の私には、神は愛だなど、とどうして信じることができたでしょう」。彼の話を聞いていた伝道者は、静かに福音を分かち合い始めた。神はご自身の御子をさえ惜しまずに私たちにお与えになるほどに私たちを愛しておられ、この神は孤児の父であることを伝えたのだ。

ケビンは、白いハンカチを出して、とうとうと流れる涙をぬぐい始めた。伝道者が、キリストを主として受け入れることをケビンに提案すると、彼ははっきりとうなずいた。そして彼らは共に祈ったのだ。一言ずつ祈るのだが先に進むのに時間がかかった。ケビンは何度も溢れる涙をハンカチで拭わなければならなかったからだ。その日、ケビンは、御父の腕の中、永遠の故郷に帰ったのだ。彼は神を信じていたが、主イエスを主として受け入れることはそれまでの人生で一度もなかった。そして今それをしたことで、孤独を感じていた彼は、もはや一人で人生を歩む必要がないことがわかった。そう、「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない(ヘブル13:5)」と約束された方と共に歩む人生が始まったのだ。

聖書が言うように「ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こる(ルカ15:10)」のだ。だから「良いことの知らせを伝える人々の足は、なんとりっぱなことだろう(ローマ10:15)」 である。
救いは目の前にいる一人から始まる。今日もあらゆる機会を捉えて、この福音を分かち合っている兄弟姉妹たちがいる。米国で蒔かれている福音の種が豊かな救霊をもたらすように祈っていただきたい。

(プロテスタント 35.3%,カトリック 21.2%,正教 1.7%,ユダヤ教 1.7%,イスラム 1.6%,無神論 16.5%, 他)

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