【６月１５日ワールドミッションレポート:「🇩🇿アルジェリアのキリスト信者が直面する迫害のために祈ろう」】

アルジェリアでの迫害は、社会と国家当局に影響力のある過激派イスラム教指導者によって推進されている。そのためキリスト教徒は家族、地域社会、政府からの迫害金さらされている。

アルジェリアのキリスト教徒のほとんどはイスラム教からの改宗者だ。彼らは日常生活で嫌がらせや差別に直面し、家族や地域社会はイスラム教の規範や慣習を守り続けるよう強制することがある。改宗者はまた、政府からも周囲のコミュニティからも、イエスへの信仰を捨ててイスラム教に戻るようにという圧力に直面している。
さらに、プロテスタントのキリスト教徒に対する国家の圧力は、ここ数十年でかつてないレベルにまで高まっている。以前から閉鎖されている教会堂は再開が許さず、他の多くの教会も閉鎖を命じられた。政府は、教会が集会を続けるならば、一部の教会指導者を訴追すると脅した。

アルジェリアには非イスラム教徒の礼拝を制限する法律があり、その中には 「イスラム教徒の信仰を揺るがすもの 」や 「イスラム教徒を他の宗教に改宗させようと誘惑する手段 」として使われる可能性のあるものを禁止する規則がある。このような曖昧な法律は、政府に都合よく運用され、キリスト教徒の信仰実践を制限するように圧力をかけたり、多数派から外れた少数派の信仰を縛るために使われることがある。

特に同国南部では、キリスト教徒にとって状況は厳しく、教会の数は非常に少ない。暴力的なイスラム過激派は一般住民の間に広い支持基盤を持たないが、急進的なイスラム教の指導者たちはアルジェリア政府や社会に対して影響力を強めている。

北アフリカに住むキリスト信者の女性ナーシマは次のように漏らす。
「最大の難関は、家ではキリスト教徒、外ではイスラム教徒という二重のアイデンティティを抱えて生きていかなければならないことです」

現在、アルジェリアの福音派プロテスタント教会の傘下にある47の教会のうち、4つだけが開かれたままになっている。他の教会は政府の弾圧を恐れて集会を中止してしまった。また、数人のキリスト教徒が執行猶予付きの実刑判決を受けた。

それ以外では、アルジェリアのキリスト教徒にとって、生活のあらゆる部分で圧力が高いままである。北アフリカの多くの地域と同様、アルジェリアでイエスに従うことは依然として非常に難しい。

神がアルジェリアの教会指導者や教会の閉鎖を目の当たりにしているキリスト信者と共にいてくださるように祈ろう。神の介入により、信者が共に集う方法を見つけることができるように求めよう。不当にキリスト者を標的にする法律が覆されるように祈ろう。

アルジェリアのすべてのキリスト信者が、他のクリスチャンと共に自由に礼拝できるように、神が彼らを家族や地域社会からの虐待や抑圧から守ってくださるよう祈っていただきたい。

(イスラム97.3% プロテスタント0.3%, カトリック0.01%,無宗教2.4%,他)

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