見出し画像

SAPPORO★テイネトレイル2024

はじめに

2024年6月16日(日)に「SAPPORO★テイネトレイル」が開催され、久しぶりに参加してきました。確か2023年7月大雪山トレイルジャーニー以来です。トレイルを走ることをこの1年殆どしてこなかったので、とても楽しみにしていまして、今回は記録や順位を気にせず、純粋に楽しむことが目標でした。

コース概要

この大会は札幌中心部から30~40分の場所で開催される都市型トレイルランニング大会です。スカイランニングのシリーズ戦にも選ばれる本格的な大会です。札幌市民としては、シティマラソン感覚で参加できるのが魅力的です。

今回はロングの部にエントリーしました。過去に出場した時は、山頂へは平和の滝から登る際に1度だけ通過しましたが、今回は山頂に2回登るコースとなり、以前より難易度が上がったと感じました。

ただ、2週間前に試走をしていたので、トレイルはあまり走っていませんが、コースのイメージは持つことができました。

本レースの位置付け

秋口に予定しているFTR100に向けて少しずつトレイルに慣れるための準備として参加しました。また、サロマ湖100kmウルトラマラソンにも出場予定なので、疲労を溜めないように、心拍も上げすぎないように完走を目指しました。

いつもはタイムの見積などをして、目標タイムなどを設定するのですが、今回は何も考えず気軽にスタートしました。

レース前

5:30amに起床。朝食をとり、足首とふくらはぎにテーピングをして準備しました。 6:30amに自宅を出発。 7:15amに現地到着。受付でゼッケンを受け取り、トイレに行き、ザックの中身を確認しました。

持ち物:

  • 水500ml×2本

  • ゼリー2個(アミノ酸系、エネルギー系)

  • レインウェア上

  • ファーストエイドキット

  • スマホ

7:30am頃に開会式が終わり、ランナーはスタートラインに並びました。 8:00amに号砲と共にスタート。ランナーたちが一斉に走り始めました。

レースレポート

スタート~直登手前

累計2.6km タイム0:18:45(区間ペース7’13/km)

スタートから2kmくらいは緩やかな上りで走れるコースです。スタートしたばかりで体力もあるため、皆勢いよく走ります。

序盤から息荒く走るランナーも見かけますが、私の戦略としては、序盤の直登手前まではアップだと考え、ラクに走ることを心掛けました。

とは言え、心拍数は思ったより高くなってしまいました。

直登手前~山頂

累計 3.65km タイム 0:37:12
区間 1.05km タイム 18:27(区間ペース17’34/km)

ここから序盤の難所が始まります。心拍が上がりすぎるとエネルギーロスが激しくなり、最後まで持たないので、しっかりコントロールが必要なセクション。

長い急登で自然と心拍が上がります。ガーミンを見ると心拍数は160。普段使っていない筋肉が熱くなります。これ以上は危険だと思いペースを少し落としてリラックスした登りに切り替えました。

急登が終わり、なだらかな上りに入ります。少し休憩がてら歩き、心拍が落ち着いたところでジョグを開始。

このセクションをうまく走れるかどうかが、もう一段上に行けるかどうかのポイントだなと思いました。後に公開されたスカイの動画を見ると、トップ選手は急登でも走っていましたからねwww

山頂~西野浄水場近くのトイレ

累計 11.4km タイム 1:11:41
区間 7.75km タイム 34:29(区間ペース4’27/km)

山頂にたどり着き、ここからは下りセクションです。この下りはスピードが出せるのでとても好きな部分です。ただ、山頂直後は抜きどころが難しいため、前方のランナーについていき、その後で追い抜くことにしました。

林道に入り、数名を追い抜きました。その後、ネオパラ方面へ向かい、西野浄水場方面へ進みました。

走りやすいコースですが、スピードを出しすぎるエネルギー消耗してしまいますし、大腿四頭筋へのダメージも進んでしまいます。そうすると後半の送電線下でやられるリスクが高まるので、このセクションも飛ばさずジョグペースで進むことを心掛けました。それでもランナーが後ろについているのを感じ、少しペースが上がりました。

1時間経過したあたりでゼリーを一口補給、少しペースを緩めて心拍を落としました。

送電線下~A1

累計 16.7km タイム 2:09:27
区間 5.3km タイム 57:46(区間ペース10’54/km)

ここが一番の難所。50mくらいの急なアップダウンが7回程繰り返され、標高が低いため気温が高く、森の中なので風がなく蒸し暑くなります。体力が削られるので、無理せず一定のリズムで進みました。

送電線下を進んでいると雷鳴が聞こえてきて、雨が降っていたような気がしましたが、森の中なので気になりませんでした。また、少し気温が下がった気がして、個人的には良かったです。一度試走をしていたので、不安感もなく進め、今までで一番ラクに超えることができました。

アップダウンが終了したところで、ゼリーを一口取り、A1に向けて水を飲んだり捨てたりしました。

A1~布敷の滝まで

累計 19.8km タイム 2:40:49
区間 3.1km タイム 31:22(区間ペース10’07/km)

A1に到着し、コーラを一杯、水を1リットル補給しました。バナナを頬張り、ミニトマトを2個食べ、チョコパン2個を手に持ってA1を出ました。滞在時間は1~2分くらいでした。チョコパンは走りながら食べました。

A1を出て序盤の約2kmは走りましたが、その辺りから少し急な上りになったため、走ったり歩いたりしました。この先の登りとガレ場に体力を残しておくためです。すでに筋疲労が進んでいたので、登りを軽快に登ることは難しくなっていました。

布敷の滝~山頂まで

累計 21.8km タイム 3:19:19
区間 2.0km タイム 38:30(区間ペース19’15/km)

本格的な登りが始まり、ガレ場手前で2個目のゼリーを半分補給しました。2回程、足の中指が攣りましたが、何とかやり過ごしました。

筋疲労も限界でしたが、完全に動かなくなるわけではなく、少し足運びのペースを落とし進みました。このセクションでも数名を追い抜いたと思います。

山頂~A2まで

累計 25.7km タイム 3:36:25
区間 3.9km タイム 16:06(区間ペース4’23/km)

山頂からはまた下りセクションに入ります。私の得意なセクションですが、今回は無理せずリズムだけを意識して下りました。疲れ切った大腿四頭筋を休ませようと、少し重心を変えて走りました。

A2~手稲金山まで

累計 29.3km タイム 3:55:26
区間 3.6km タイム 19:01(区間ペース5’17/km)

A2に到着し、まずはトイレへ。登りあたりからメッチャ我慢していました(笑)

スッキリしてからコーラを一杯飲み、水の補給を行いました。ただ、雨が降って気温も下がってるし、残り距離を考えて給水は8割ほどとし、固形物は取らずにエイドを出発しました。

この区間は序盤が平坦で、湿地帯を抜けると中盤から下りになります。ミドルの部のランナーたちを抜きながら進みました。

手稲金山~木段終了まで

累計 30.7km タイム 4:08:51
区間 1.4km タイム 13:25(区間ペース9’35/km)

下りきってから最後の上り、木段です。残りの体力と相談し、最初の林道のあたりだけ少し走り、登山道に入った後はひたすら歩きました。

木段終了~ゴールまで

累計 33.9km タイム 4:29:26
区間 3.2km タイム 20:35(区間ペース6’26/km)

木段を終え、後ろについてきているランナーを感じつつ、ここから気持ちを切り替えて走り始めました。ラスト2km、ゆるやかな上りくらいからペースを上げ、後ろの足音は消えていった気がしました。

最後のロードの上りでロングの選手を発見し、ラストスパートで追い抜き、ゴール!!!

レース結果

各区間のざっくりなタイムや心拍などは以下の通り。皆さんのデータを比べることで、自分の強みや課題などが見れるので、もし、よかったらコメント欄やDMなどで教えてくれると嬉しいです。

個人的には、登りセクションは、まだまだ”伸びしろ”があるなと思っています。あとは、やはり全体的な走力かなと・・・。

例えば、あと30分縮めようとした場合、1kmあたり50秒くらいペースを上げなければなりません。それを実現しようとした場合、登りだけとか下りだけとかの話ではなくなり、全体的な話になるからです。

ということで、今回のレースで、「トレランでも走力が最も基本的な能力である」ことを実感しました。この約1年半、トレイルを絶ち、ひたすらロードでフルマラソンの走力アップに取り組んできました。その結果、登坂力はほぼ無くなっていましたが、平坦と下りでは余裕を持って走ることができましたし、全体的にタイムは良くなったと思います。

最後に

終始タイムや順位を気にせず、楽しくトレイルを進み、満足いくレースができました。現状の自分を確認できて本当に良かったです。

余談ではありますが、トレランのトップランナーはロードでも速いです。今回スカイの2位になった小笠原光研選手は、エクセルACのスピード練習にたまに参加しにきますが、普通にエクセルAC男子選手たちと一緒に走っています。フルマラソン走らせたら2時間20分切りを目指せるんじゃないかなぁ・・。

だから何だ!という話ではありますが、トレイルやウルトラをやっていきますが、今後もフルマラソンの走力アップにはこだわっていきたいと思っています。

何はともあれ、テイネトレイルを心から楽しむことができました。素晴らしい大会を開催してくださった運営スタッフ、支えてくださったボランティアの皆様、そして共に走ったランナーの皆さん、本当にありがとうございました。皆様のおかげで最高の一日を過ごすことができました。

また来年もテイネトレイルで会いましょう^^

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?