第12回小江戸大江戸200k(前編:小江戸編)
ホテル~連繫寺(スタート)
2022.3.12(土)7:50am。昨年に引き続き、本川越駅にあるプリンスホテルに前泊。前日、ザックの中身、朝のルーティンの確認など入念な準備をしていたのですが、意外と時間の流れは早く、気づけは7時50分。慌ただしく部屋を出て、チェックアウト。
本川越の駅前をゼッケンつけたランナー姿のおっさんが一人せわしなく歩く。変な視線を感じながら・・・。
8:00am、連繫寺に到着。ウェーブスタートも始まっていて、ランナーで賑わっている。
荷物を置いて、あたりを見渡すと、昨年、辛い時間帯を一緒に走ったSさんを発見。私は「Sさんですよね?私の事覚えていますか?」と話しかけ。昨年、「馬喰町」過ぎから「おしなり」「赤羽」にかけて、辛い時間帯を一緒に走ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えた。Sさんは8:07スタートだったので、お互いの健闘を祈り、Sさんとは別れた。
8:13amスタート2分前。私はスタート待機エリアへ入る。
8:14amスタート1分前。前のウェーブがスタートすると、残すは私たちのみ。
5秒前からカウントダウンが始まり、8:15amついにスタート!!長い長い「小江戸大江戸200k」の旅のはじまり、はじまり。
連繫寺~吉見エイド(21.2km/21.2km)
今回のレースプランは、この200kmをまず3つのセクションに分け、
第1セクションが小江戸91km
第2セクションが大江戸スタート連繫寺~“おしなり”までの夜間区間
第3セクションが“おしなり”~ゴールの連繫寺
そして、第1セクションの小江戸は、とにかく疲労を溜めない走りをする。
“頑張らない、無理しない、歩きたければ歩く”
あとは気温上昇が見込まれるので、水分・塩分は意識して取る。ムカつきが出る前に胃薬を飲む。こんなことを考えていました。
さて、スタートして数キロは信号のある市街地を走るので、あまり無理して前に行くことをせず、前の人のペースに合わせ進みました。
スタートして直ぐは、元気だし、気持ちも高ぶっているので、ついつい前を急ぎがちになりますが、危ないですし、ここは無理せず。いずれ道幅が広くなれば、そこで飛ばせばいいと心にゆとりを持って走りました。
1時間過ぎ、平成の森公園を通り過ぎると、14.3km地点から荒川土手へ。ここは菜の花が咲き乱れ、綺麗な景色が見れるポイントです。
10:26am吉見エイド(21.2km)到着。タイム2:11:50、順位77位。予定よりも4分程遅いが、タイムは気にしていませんでした。
というのも、ウルトラや超ウルトラにおいては、前半焦っても無駄に体力を消耗するだけで、良い事はありません。後半如何にペースを落とさず走れるか!?が鍵だと思っています。前半の貯金は後半あっさり無くなりますが、前半の借金はいくらでも返すチャンスはあります。
ウルトラマラソンの心得①
序盤は無理な追い抜きはせず、周りの流れに任せてリラックスして進め!
ここ吉見エイドでは、パン、バナナ、飲み物が提供されます。私はそれらを補給し、トイレ小をすまして、2分くらいでスタートしました(予定では5分と余裕を見ていましたので、少しタイム短縮!)。
吉見エイド~手島エイド(11.5km/32.7km)
この辺から気温の上昇が気になってきます。しかし、弱めの向かい風があったせいか、暑さはあまり気になりませんでした。この区間は荒川土手沿いをひたすら走る区間で、殆ど信号がないので、とても走りやすいです。カラダも温まって、ついついスピードを出してしまうかもしれませんが、ここは慎重に進みます。
11:47am手島エイド(32.7km)到着。タイム3:32:53、順位86位(9位↘)
少し順位を落としてしまいました。
手島エイドでは、お稲荷さんを3個いただきました。また、トイレ大をしたくなったので、ちょっと踏ん張ってきました。
そして、ここから暑くなると思い、ソフトフラスクに水を満タンに入れスタートしました。
手島エイド~浄恩寺エイド(19.1km/51.8km)
この区間は、気温がMAXで、暑くなります。40.9km地点の鹿島古墳付近のトイレで少し水浴びをして、45.5km付近のファミマで小休憩しました。
ファミマでは、レッドブルとアイスコーヒーSを購入し、レッドブルは「翼をください!」と思いながら飲み干し、アイスコーヒーSはコーヒーを入れず、氷だけで、ソフトフラスクにイン。氷枕的にカラダを冷やす用に使いました。
この一番暑い時間帯で、かなり疲弊された方も多かったようです。ただ、私はカラダを冷やしながら進んで行ったので、熱中症のようにはならず進めました。また、冷たいモノを胃袋に入れなかったので、その後、胃腸障害にもならず、吐き気、ムカつきなども無く、順調に進むことができました。
2:17pm 浄恩寺エイド(51.8km)到着。タイム6:02:10、順位94位(8位↘)
ウルトラマラソンの心得②
暑い時は、冷たいモノを摂取するのではなく、カラダの外から冷やしましょう!
浄恩寺エイドでは手作りサンドイッチが用意されていました。私はサンドイッチ3個とコーラもらい、日陰を探しました。すると先に到着して休憩をしていたSさんを発見。少し会話を交わしながら、補給をしました。
「この先は、下り基調だが、意外とアップダウンがあるので嫌だ」という会話をしながら、補給の終わったSさんは先にスタートしていった。
私も、しっかりと補給を終え、ソフトフラスクに水を入れ、スタートしました。休憩時間は13分(予定では10分)
ここまで、目標より約45分遅れ。しかし、カラダの疲労感はそれほどなく、まだ焦りはなかった。
浄恩寺エイド~唐子エイド(20.2km/72.0km)
この区間は、高低図上は、下り基調であり、スピードに乗っていく区間かと思いきや、意外と上りがあります。この辺からちらほら歩く人が増えてきます。私は、トレイルで登りを鍛えているので、このくらいの上りは走れるレベルと言い聞かせながら進みます。
数キロ行ったところで、Sさんに追いつきました。
Sさんは歩いていたので、私は「大丈夫?」と声をかけ、最初は歩きながら会話をしていましたが、徐々に走り始め、数キロ一緒に走りました。
下り切って、また、少し上りになるところで、Sさんは歩きを選択したので、そこで「また、後ほど」と言い、私はそのまま走って行きました。
ここまで、すこぶる順調に来ており、もちろん疲れはあるが、思った程の疲労感はない。「今日は本当に調子がいい」と思いながら、200kmのランナーを一人また一人と捉え始めました。
4:52pm唐子エイド(72.0km)到着。タイム8:37:34、順位77位(17位↗)
唐子エイドはうどんとおにぎりが提供されます。私は、うどん2杯とおにぎり2個食べました。ここまで暖かいものを食べてこなかったので、汁が胃にしみて、うまい!
食欲があるというのも調子が良い証拠である。そして、ここまでの疲労を少しでも取ろうと思い5分程セルフマッサージをしました。予定では15分の休憩を考えていましたが、約18分を費やしスタート。
唐子エイド~川越エイド(19.3km/91.3km)
唐子エイドを出発する時にはヘッドライトのチェックがある。いつでも点灯できる状態でスタートしなければならない。
スタートして30分くらいしたところだろうか、夕日がきれいであった。
日が落ちると気温も一気に下がってくる。それでも、この日は半袖のままで行けた。前後に人もまばらで、少し寂しい気持ちになってきたので、音楽を聴きながら走ることとした。
83.6km地点の圏央道川島IC付近での私設エイド、ここでスープや漬物をいただいた。本当に助かる。
残り5km落合橋を渡ると、小江戸コースもあと少し、何だかホッとします。
7:28pm連繫寺、川越エイド(91.3km)に到着。タイム11:13:54、順位67位(10位↗)
まとめ
予定よりは1時間遅い到着でしたが、昨年より約45分早く到着。ここ連繫寺で大江戸に向けた補給・準備などで60分の大休憩を予定。
30時間切りを目標にしているものの、まだまだ、意識はしておらず、できるとも思っていない感じでした。それでも、ここまで順調に走れていて、上出来な小江戸に自分自身満足いく内容でした。ということで、今日はここまで。以下、目標と実績になります。
次回、大江戸コース編になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?