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第12回小江戸大江戸200k(おまけ:サブ30の3つの理由)

今回タイム28:46:22、順位20位でゴールした私。昨年タイム31:29:38、順位59位から大幅に記録を更新できたのは、以下の3つ事が上手くかみ合ったことが要因だと思っています。

①成願寺~馬喰町~おしなりの区間を応援と集団によりメンタル維持でき、上手く乗り切ることができた

②月に1度100km(12時間以上)の練習により距離への不安がなかった

③走り方を変えた

1つ目の、「成願寺~馬喰町~おしなりの区間を応援と集団によりメンタル維持でき、上手く乗り切ることができた」ことは、こちらでも書かれているので割愛したいと思います。

月イチ100練

2つ目の月に1度100km練は、200kmなどの超長距離を走る上で、距離への耐久性を身に着ける必要があるとの思いで取り組んでみました。

人間未知の距離になると、途中で嫌になることありませんか?

普段5kmくらいしか走っていないと、20kmくらいでお腹一杯になったり、、、逆に言うと、その距離に慣れてしまうと、それって何てことない。

超長距離って経験できる機会が少ない分、経験したモノ勝ちというか、経験しただけ強くなると、私は思っています。

ということで、私は2021年3月末小江戸大江戸200kを完走したあと、月イチ100と題して月に1度100km走ることに挑戦していきました。

4月 札幌-新千歳空港往復ラン 116.55km 16:24:38
5月 札幌-新千歳空港往復ラン 100.83km 13:07:40
6月 ANGRY TRAILのエイド担当 24時間超のエイド運営
7月 ニセコアドベンチャーレースに出場(約24時間の活動)
8月 50kmロード練(5:41:38)とテイネトレイル49km(7:25:09)
9月 ふらの・びえいネイチャーラン 100mileの部 23:13:14
10月 羊蹄山麓100kmウルトラオリエンテーリング 100km 11:09:57
11月 KOKAJI 24H E-run in MOERE 130.34km 20:27:18
12月 房総半島大暴走ラン 123.82km 23:13:41

厳密に言うと、8月はチャレンジ失敗ですが、ほぼ毎月100km走ったおかげで、今では100km強ならいつでもイケまーす!という感覚になり、小江戸をリラックスして走れたと思います。

走り方の変化

記事の中でちょこちょこと走り方を変えたという話がありますが、具体的に何を変えたか?と言う話の前にすこし経緯を・・・

まず、この1年くらい、私は足底筋膜炎シンスプリントという足裏脹脛の怪我に悩まされていました。

なので、インターバルトレーニングなど少し早い動き、高負荷なトレーニングをすると、すぐに痛めて怪我をしていました。

だから、マラソンなどでタイムを狙うことよりも、超ウルトラの方向にシフトしていったということがあります。

では、何故、足裏や脹脛を痛めてしまうのか・・・???

それは、足裏や脹脛を使う(酷使する)走りをしていたからということなのですが、この走りをしてしまう原因は、何なのでしょうか。

それは、「足が地面に接地したあと、さらに踏み込む動作をしてしまっていた」と私は理解しました。

これは、私自身トレランの登りで推進力を得ようとして、後ろ足で踏み込む動作をすると、上りの走りがラクに感じられたのが発端でした。

その結果、知らず知らずの内に、脹脛を使う、足裏を使う、そんな走りになってしまっていたのだと思います。

そしてさらに、私の場合、足裏が接地している時に、膝が踝よりも前に出てしまい、足裏でプッシュする際に、踵よりも母指球側で力を伝える動作になり、より足裏に負荷がかかる構造になっていたと考えています。

そうすると、必然的に、本来使うべきハムストリングは使うことができず、前腿を使いやすくなり、本来の走りからほど遠い走り方になってしまっていました。

これに気づくことができたのは、大会3ヵ月前から札幌のABCLABというパーソナルトレーニングジムに通い始め、そこでファンクショナルトレーニングを行ったことに起因します。

ここのトレーナーはスキージャンプの日本代表のトレーナーも務める方が在籍しており、北京五輪で金メダルを獲得した小林陵有選手なども見ています。

このファンクショナルトレーニングでハムストリングが使えていないことに気づくと同時に、様々動きを見てもらうことで、左右バランスの違いや、その他弱点を理解することができました。そして、何より、何故怪我に繋がっていたのかをトレーナーの方と分析しながら知る事ができました。

ということで、本来使うべき筋肉を使える走りを目指して日々トレーニングしていたのですが、中々思うようにはいきません。

長年、カラダに染み付いた動きを改善することは簡単ではありません。

結果、大会1ヵ月半前にヤッソ800というトレーニングをした際に、ラスト1周で左脹脛をガッツリ痛めてしまいました。

それから、騙し騙し走るもすぐ痛めるという悪循環で、とうとう大会1ヵ月前から2週間ほど走ることを止め治療に専念しました。

本来であれば大会3週間前に100kmくらい走って、調整に入ろうと思っていたのですが、怪我の具合がよくならず、大会2週間前になり、ようやく痛みが消えたので、悩んだのですが、70km走で最終調整とすることにしました。

この最終調整の数日前に、ふと見たYoutubeで走りのヒントを得て、これを試してみようと・・・

そうすると脹脛をまったく使わず、しかも脹脛や足裏に疲労感がほぼなく、こなすことができたではないですか!!!

私の中で革命が起きました!これなら走れる!

ということで、どういう走りに変えたかと言うと、、、

これまで推進力を出そうとした時に、足が地面に接地してからプッシュするイメージで、結果、脹脛や足裏を使って(酷使して)いたのを

足が地面に接地した後のプッシュは意識せず、むしろ腿を上げることを意識し、股関節に近い腸腰筋で引き込むというイメージ。踵や足先は逆脚に沿って上げるイメージ。

走り方

そうすると、足裏は、後ろの人にはあまり見せないような感じ。

荒川河川敷2

言葉では中々伝わりにくいと思うので、詳しく知りたい方はこちらの動画を見て下さい。

何はともあれ、私にとっては、小江戸大江戸200kを走って、これまで100km近く走ったら出ていた、足裏、脹脛のハリや痛みが出てこなかったことが驚きでしかなく、少し本来の走りに近づいたのではと思っています。

これが小江戸大江戸200kでのサブ30ができた理由になります。

今では、スピード練をガンガンいけそうな気がしているので、サブ3も夢じゃないという気持ちで、頑張ってみようと思っている今日この頃です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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