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第12回小江戸大江戸200k(中編:連繫寺~おしなりエイド)

川越エイドでの大休憩

小江戸コースを終えた私。連繫寺に入ってすぐ思ったことが、「ランナーが少ない・・・」昨年より45分早いだけでこうも違うものかと・・・

マッサージも誰もやっておらず、待ち時間なし。一度やってもらいたかったので、即マッサージをしてもらった(10分2000円)。ここまで、お尻周り、ハムストリングなど酷使してきており、自分では中々できないところを重点的にほぐしてもらった。

その後、左小指にマメができていたので、その処置をした。そして、夜間走に向け、長袖のインナー上下に着替え、ザックの中に防寒着を詰め、補給物もいくつか入れ替えた。

言葉で書くとアッと言う間な感じであるが、ここまで1時間くらい費やしてしまった。

その後、豚汁とお稲荷さん1パックいただきガッツリ補給をした。食べ過ぎとの噂もあるが、、、そんな感じで、連繫寺を満喫してしまい、気づくと滞在時間は80分。

川越エイド

折角、上げてきた順位も、この休憩でまた、多くのランナーに抜かされたと思う。相変わらずエイドワークには「難有り」な私です。

ウルトラマラソンの心得③
エイドでの休憩は短く!時速ゼロkmであることを心に刻め!

2022.3.12(土) 8:45pm連繫寺をスタートし、大江戸コースへ入って行った。

川越エイド~成願寺エイド(36.7km/128.0km)

スタートして直ぐ、当初のレースプランを思い出す。

大江戸スタートしてからおしなりエイドまでの第2セクションの走りは、「気持ちを落とさないこと」「日が昇ればまた元気がでる」「何があっても、一歩一歩足を前に出す!」

この川越~成願寺は最も長い区間(36.7km)。さらに夜間であり前半の埼玉県はアップダウンもあり、なかなかキツイ。私は、ここでは、歩きも入ってしまい、かなりペースを落としてしまった。

この辛い時間帯は、後方から来たランナーさんと話をしながら、また、途中の私設エイドで元気をもらいながら、何とか次のエイドに向かって一歩一歩進んでいった。

そんな中、ふと道路の方を見ていると、助手席の窓を開け、こっちを見ている人が・・・

「誰か知り合いのランナーを探しているんだろうなぁ・・・」と思いながらすれ違った瞬間!

「ん?」私は立ち止まって、そのすれ違った車を見返した。

「あれっ?さいとうさん???」と声を出し。車の方からは「おぉ~、いたいたいたいた!」

あのさいとう健一郎さんが応援に来てくれていた!

さいとうさん

超サプライズで、めちゃくちゃ嬉しくて、もちろんNEVER SLEEPの長袖Tシャツで出迎えてくれた。

さいとうさんは、NISEKO EXPEDITIONという北海道ニセコ地区を舞台に繰り広げられるアドベンチャーレースの発起人。NEVER SLEEP Tシャツは参加賞であるが、何となくスローガンみたいなもの。アドベンチャーレースについて気になる方はこちらにも寄ってください。

話を元に戻し、さいとうさんとは、少し立ち話をし、次の成願寺でも待っていてくれるとのことなので、一旦別れた。

興奮もMAXで、意気揚々と、軽快に走り始めた私。走り始めたのもつかの間、あまりに急激に気持ちが上がったせいか、気持ちが切れるのも早かった。2~3kmでペースも一気に落ちた。

それでも熊野町交差点を右折して、そこから約5km。何とか次のエイドにたどり着いた。

日付は変わり2022.3.13(日)1:58am長い道のりであったが、成願寺エイド(128.0km)に到着。タイム17:43:29、順位75位(8位↘)。

成願寺に入ると、境内のところで、さいとうさんが待っていてくれた。私の為に色々と食べ物を用意してくれたが、パイナップルとイチゴを欲しており、眠りながら食べていた(笑)

成願寺さいとうさん

その後、成願寺エイドの休憩所でチェックをして、鹿カレーたこ焼きも頂きました。

成願寺エイド

ここ成願寺は長い距離を走ってきた反動もあり、私は長めの休憩を予定していた。長い休憩は、カラダは休まる一方、冷えてしまったり、筋肉が固まるので、走る前に長袖シャツを重ね着して、軽くマッサージをし、スタートした。

成願寺を出たところで、さいとうさんは、まだ待っていてくれていた。私は感謝の気持ちを伝え、さいとうさんは、私にエールを送ってくれた。気持ちを維持する時間帯だったので、この応援は本当にありがたかった

ここのエイドで30分も休憩(予定では20分)してしまったが、それ以上に元気を頂けたのは良かった!

ウルトラマラソンの心得④
応援はどんなサプリや薬よりも効き目大。積極的にもらいに行こう!

成願寺エイド~馬喰町エイド(17.4km/145.4km)

ここからは深夜帯に入り、眠気もでてきて、活力が落ちてくる。また、都心の信号によるストップ&ゴーがまたスピードを制限する。昨年の私が最も苦しんだセクションでもある。

今回は、信号待ちのところで、うまく一緒に走ってくれる方ができ、東京都庁→国立競技場と進んで行けたのは良かった。

途中でリズムが出てきたので、私だけペースを上げ単独走をするも、東京タワーの手前で追いつかれ、その後も信号の都度、追いつかれては突き放し、突き放しては追いつかれる。

調子がいいというのは良くないこともあるものだ。かなり無駄な走りをしてしまったと、今更ながら後悔する。

明らかに自分のペースが都心の信号の間隔と合っていない。1キロペースが7分を切っている走りであるが、信号に捕まるので、平均すると8分20秒くらい。

ここでは、もっと冷静にペースを落として(又は、5分半くらいにペースを上げて)走るべきだったと反省。

ウルトラマラソンの心得⑤
信号の先の先を見てペースをコントロールすべし(中々難しいですが・・・)

東京駅の手前で、あまりに赤信号に捕まるので、もう諦めて、集団についていくこととした。

4:51am 馬喰町エイド(145.4km)に到着。タイムは20:36:25、順位は64位(11位↗)。昨年が21:29:41なので約1時間早い到着であった(予定よりは1時間遅い到着)。

この辺から30時間切りを少し意識し始めた。。。

昨年より1時間早いと言っても、ゴールタイムは31時間半なので、あと30分以上縮めないといけない。頑張れば何とかいけるか???

少し焦りというか、欲がでてきた。そんなこんなで休憩もそこそこにスタートすることとした。

馬喰町エイド~おしなりエイド(12.5km/157.9km)

馬喰町エイドを出発して数キロ行ったところで、後ろから大集団に追いつかれた。ただ、230k200k115kの選手が混ざった大集団。5~6人いたと思う。

230kの関門が近いとのことでかなり急いでいるとのこと。

私は、この集団についていくことにした。集団を引っ張るHさんは、小江戸大江戸に10回以上出場されているベテランランナーで、その走りは神がかっていた

信号に殆ど捕まらず、ペースコントロールされていて、自分の走りとは雲泥の差。おかげで、信号で立ち止まることなくリズムよく走ることができた。スカイツリーが見えてくると、おしなりエイドまではあと少し!

スカイツリー

6:37am おしなり(157.9km)に到着。タイムは22:22:28、順位は52位(12位↗)。昨年より約1時間半早い。ということは、、、

30時間切りが見えてきた!

おしなりで何を食べたかあまり覚えていないが“お汁”と“おにぎり”を頂いたと思う。この時は、もう、次へ進むことしか考えていなかった。私は、皆に先に行くと告げ、エイドを後にした。。。

まとめ

大江戸1タイムスケジュール

この第2セクションは、サプライズ応援や集団の力を借りながら、プラン通り耐える走りができたと思う。一人だったらキツくなっていたかもしれない。

しかも、走り方を変えたおかげで、まだまだ、余裕があり、走れる自分がいた!

30時間切りに向けて、次回、ラストスパートしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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