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【登山】2024年に歩きたい山(季節ごとに3選)

さて、何もしないでいるうちに2023年が終わり、2024年が来てしまった。
気づけば令和も6年。過ぎゆく時の流れに対しては1年早すぎだろとしか思わなくなって、2024って令和何年だっけとか週1くらいで言っているので私も立派な平成おじさんの仲間入り。
この歳になると自分の誕生日とか年齢にも無頓着になる(考えても楽しくないから)。今月の誕生日で29になり、20代もあと1年で終わりを迎えるので、20代の総決算的な山歩きをしておきたい。そこで2024年の計画というかやりたい山リストみたいなものを記録しておこうと思います。

ところでわざわざ”歩きたい”なんて書くのは私自身は山に”登る”ことにはこだわりがないというか、自然を体感する手段として登山という行為をしているだけで、ピークハントはマストの目的じゃないから、というのが大きいですね。まあここで挙げる山もそういう目線で選んでいると思っていただければと思います。

一体あんたはどんなやつなんだいって気になったらYAMAPとか見てください。全然更新してないけど。


冬(1月~3月上旬)に登りたい山

宝登山のロウバイと武甲山

雪山はやらないのでこの時期はもっぱら低山ハイクが主体。
低山は登るだけだと物足りないことも多いので、なにかテーマを設定したり他の観光要素とセットでプランニングして登ることが多くて、これまでに実行したものだと

  • 高尾山+各所の山小屋と麓で食べ歩き

  • 伊豆山稜線歩道+修善寺温泉+沼津の海鮮丼

  • みさきマグロきっぷで歩く岩礁のみち ※山じゃない

なんかがあります。

三浦アルプス

海や富士山を見渡せて、登山後に街歩きも楽しめそうなので。

里山の何よりいいのは街や人の暮らしとの近さ。
アルプスとかはバスやロープウェイで人里離れた山奥にスーッと一気に移動してしまうのでグラデーション的な変化を感じにくいけど、駅やバス停から始まって、交通量が減り、ついには歩道がなくなり、人家が減って砂利道になって……みたいな緩やかな変化を感じながら歩くと、人の暮らしから山が切り離せないものだってしみじみ思えるとこが好き。

冬の物悲しい空気感の中では人の気配を感じる山を歩きたくなってしまうのか、毎年この時期はそんな山ばかり行きがち。

三浦アルプス自体はわりかし新しい呼称のよう(横浜の山岳会である「みろく山の会」によって名付けられた)。詳しくはみろく山の会のサイトに書かれてます。

鍋割山

もちろん、鍋焼きうどん食いに行くんだよ。
寒い冬にあったけェ~~うどん食って温まる。これがマッチポンプ。

うどんを美味しく食べるためにも、元気なみんなは水の歩荷ボランティアしようね。マッチポンプマッチポンプ。

どうやら真冬は空いてるらしいので狙い目だ!

Q. 鍋焼きうどんの待ち時間はどれくらいになりますか?

A. 季節や時間帯、天気に左右されます。ゴールデンウィークや紅葉シーズン(10月、11月、12月)の土日祝は、1〜2時間待ちになる場合があります。10時台は比較的待ち時間が少ないですのでお早めにお越しください。逆に、閑散期である真夏と真冬(2月と8月 )は空いています。

FAQ よくある質問 - 鍋割山荘(https://nabewari.net/faq)

扇山・百蔵山

冬は一回くらい冠雪したTHE 富士山な日本の最高峰を拝んでおきたいので。絵や写真に残されてきた印象的な富士山の姿ってだいたい冠雪してるよね。その方がきれいだから当然です。日本人のDNAに刻まれた富士山の姿なのです。
ゆっくりと富士山を脳内で想像してみてください。上から3割くらいが白く雪に覆われていますね?これがメンタリズムです。

富士山の周りには外輪山なんかもあって、とにかく富士山がきれいに見える山ってのはたくさんあるので毎年ちょっとずつ登っていきたい。

大月市は秀麗富嶽十二景なんてのを選定しているし、YAMAPにも富嶽三十六景バッジなんてのがあるので選定の際はぜひご参考に。

春(3月下旬~6月)に登りたい山

丹沢のシロヤシオ

段々と山にも緑が増え、生き生きとしてくる季節。ただし花粉テメーはダメだ。
5月くらいまで高山は残雪が多かったり、後半は梅雨で雨が多かったりと意外とチャンスが少ないので、西日本への遠征登山や雨でも楽しめる樹林帯の登山を入れ込みたい。

くじゅう連山

九州の山でよく名前を聞く山は本州の山とはどこか雰囲気が違うような印象を持っている。比較的活動的な火山が多いからなのかもしれない。
くじゅうもそんな火山の一つだけど、きれいなミヤマキリシマが見れるらしいのでいつか行ってみたいなと思いつつ、九州は未踏の地なので山だけに行くのももったいないな……って気持ちがあって全部やろうとすると日数足りねぇんだよ……ってなってなかなか行けていない地域でもある。

こんなん見に行きたいに決まってんでしょうよ。

尾瀬ヶ原

尾瀬なんていつなんぼ行ってもいいですからね。小屋はきれいで山小屋補正抜きにうまい飯が食えて、その上風呂にも入れる、それが尾瀬。
こんな楽園をダムに沈めようって計画があったんだから阻止してくれた先人には頭が上がらない。

朝もやに包まれ、鳥のさえずりとそよかぜが草花を揺らす音だけが響く湿原の景色は最高。まさに天上の楽園、色、温度、空気、匂い、全部好き。
まだ盛夏の尾瀬しか行ったことがないので水芭蕉や紅葉も見に行きたいと思っていて、今年は水芭蕉を見に行くつもり。

濡れた木道は滑るので対策はマスト。こういうの買っとくと安心です。

私は2022年の尾瀬サーキットトレイルをしたときに鳩待峠から富士見峠までの区間あいにくの雨で、3回転んで骨盤強打して一日中痛かったです。
幸い翌日に痛みは引いて、内出血くらいで大きな怪我にもならなかったのですが、最悪救助要請しなきゃいけなくなる事態もありえます。特に装備の重いテント泊のときは危険です。

奥秩父縦走

ここは残雪次第ですけど、奥秩父に最適な時期かつ会社員が長い休みを取れるのってゴールデンウィークくらいなんですよね。それか9月の連休に有給をくっつけて長い休みを作りだすか。最近は装備の軽量化とかロングトレイルにも興味があって、エスケープしやすくて小屋も多い奥秩父を自分のペースでゆったり歩いてみたいなあと思っています。
奥秩父は金峰山から歩きはじめて三条の湯に下りれば最後に温泉入って下山できるのもいい。
温泉に入れる山は最強ですから。

三条の湯は雲取山登山とセットでいったことありますけど雰囲気含め最高でした。

夏(7~9月中旬)に登りたい山

大天井岳のテント場と朝日

登山と言ったらこのシーズンは外せない。この時期に登らなくていつ登るのか?って話なので今年もアルプスの縦走とかをしていく予定。今年は岩場攻めたいなぁ……。

裏銀座縦走

去年(2023年)双六岳にテント泊して三俣蓮華岳と笠ヶ岳を縦走して降りるってプランを立てたけど悪天候で流れてしまった。このプランは日程変更とかエスケープがしやすい安全策を取ったプランだったけど、この年に2泊以上のアルプス山行やテント泊を複数回こなしてすこし自信がついてきた事もあって、どうせなら裏銀座縦走にしちゃおうかなぁという気持ち。

裏銀座ってそんなにエスケープできるルートがないんですよね。湯俣くらい?なので天気のいいときここ一番!なタイミングを狙いたい。

八峰キレット

ここもエスケープないですね。でもやっぱり岩場ってワクワクするんですよ、夏が近づくと行きたくなります。岩場は低山にもあるしいつでも行こうと思えば行けるんですけど、ほら冬は岩とか冷たいじゃん、だからイヤです。

毎年じわじわと山のレベルは上げていくようにしているのですが、2023年は西穂高登って特に不安や恐怖を感じることもなかったし、山のグレーディング的にはそろそろ日本三大キレットとか剱岳を視野に入れたいなぁと言う感じ。上高地-西穂も八峰キレットもグレーディングでは技術度Dなのですが、西穂は無理なら引き返せばいいのに対して八峰キレットはそうは行かないので、より慎重になっている感じです。

信州山のグレーディング:https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/documents/yamanogure-dexingu_matrix-20210405.pdf

百名山のグレーディング:https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/documents/saishu_hyaku_r301.pdf

順序としては妥当だと思いつつも登山歴7年になるのでさすがに牛歩すぎる感はあるんですけど、完全にソロで登山始めた人間なので書籍や講習会で学んだ事しか知らないし、頼れる先輩とかがいるわけじゃないので自分のレベルの見極めは慎重に行かないとな、って思ってたらこんなに時間がかかってしまいました。

ここも2泊は必要になるだろうし、エスケープができないので天気のいいとこ狙わないとなんだけど、予約が取れないと行けないしでなかなかチャンスがない。でも絶対楽しいよな~と思ってるので今年こそは行きたいな。

不帰ノ嶮

八峰キレット行けたら次は不帰ノ嶮です。なんなら繋げて歩きたい。白馬鑓温泉入れるし。

グレーディング的には八峰キレットより難易度高めの技術度Eです。
白馬鑓から不帰ノ嶮側の稜線を見て
「(絶対楽しいじゃん!!!!)」
って思ったので行かなきゃいけない(決意)。

というか北アばっかりだな。まだまだ北ア行きたい期から抜けられていません。成長が遅い。どうしても夏になると北ア行きたくなるんですよね。きっと私が登山してて初めて景色見て泣いたのが燕岳だったからでしょうね。どうしても北アのことが忘れらんねぇ身体になってしまいました……。

秋(9月末~12月初旬)に登りたい山

秋の谷川連峰

10月からは紅葉シーズン真っ盛り。高山から徐々に標高を下げていけば長い間色鮮やかな景色を楽しめる良いシーズンですが、寒くなるのでだんだん外に出なくなるのがネック。

前穂-奥穂縦走(涸沢)

またかよってくらいに出てきますが北アです。
これは一度くらい涸沢の紅葉見てみたいなぁって気持ちがあるのでここに入れてますけどこのコース自体は秋じゃなくても行ってみたい。河童橋から見上げる吊尾根のあたり、絶対景色いいと確信できるあの感じに期待感が高まります。
奥穂高はまだ未踏なのでシンプルに涸沢からのピストンでもいいのですが、ピストンじゃ面白くないよなぁ……って思ってしまう、どうせ歩くなら登りと下りは別ルートがいいという考えのタイプなので、どうせなら前穂も一緒に登っちゃおうということでセットの山行。重太郎新道は下りだと危なそうなので時計回りの周回です。

無事涸沢にたどり着いたら俺、おでん食うんだぁ……。
(涸沢ヒュッテ名物)

飯豊連峰

そろそろ人気のある山を離れて奥深い山域を歩いてみたい気分も顔をのぞかせてくるお年頃なのです。そうは言っても百名山なので人はいると思いますが。

夏に岩場ばっかり歩いていると今度は雄大でなだらかな稜線を歩きたい気持ちにもなるだろうってことで秋の飯豊です。ただここはアクセスの悪い、深いお山なのでやはり余裕ある日程でないと厳しいです。
1週間ぐらい休めれば全山縦走とかしてみたいですね。

本沢温泉(天狗岳)

温泉に入れる山は最強なので(2度目)。
本沢温泉から見える木々にはカラマツが多いので、これが黄色く色づくタイミングを狙いたい。一応山としては天狗岳を挙げてますが2回登ってるし温泉だけでいいかなぁと思ってます。

それよりはしらびそ小屋に泊まってゆったり過ごしたいかな。
もうこの時期からガッツリ登る登山というよりは冬よりのテーマ重視の登山に移行してく感じです。

ちなみにしらびそ小屋は私の思い描く山小屋としては理想形です。池の畔にあって森に囲まれてるとことか、完璧すぎるロケーションにもう言うことなし。朝のトースト食べたいし、小屋にやってくる鳥やリスを眺めてただただくつろぎたい。

まとめ

いくつ登れますかねって感じですが、今年は転職とかも考えているので思ったほど登れないかもしれません。
ここ2年は年間30日くらいは山にいますが、山欲を満たすにはまだまだ全然足りない感じなので頑張りたいですね。

登ったら山行日記的なものを書いていく予定です。

ここに挙げた登山がこなせたら次はバリルートや沢とか岩、雪山にも挑戦してみたいと思ってます。流石にこの領域はソロで挑戦するには経験値的にリスクが大きいので、講習とか山岳会とか考えないといけないでしょうけど。
ほかにも離島の山とか登りたいなぁと思ったり。行きたい山は尽きませんね。

それでは。

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