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消費者行動を分析したい

 昨日、ついに「Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~」が発売!爆笑しながら運動していたが、今日は朝から筋肉痛に…

 今回は下記の書籍の備忘録。消費者行動分析のための手法を7章構成で解説している。このシリーズは他にもいくつか持っているが、どれも説明がとてもわかりやすく、良書でおすすめ!最終章のAHPは完全初見状態で、こういう方法があるのかと読んでいてとても楽しい。
 書籍の全体の感想ではなく、4Qで取っている講義内容と重なっているコンジョイント分析と多項ロジットモデルのみ取り上げる。

コンジョイント分析

 品質工学特論で実験計画法を習っているが、まさに同じ手法。品質管理とマーケティングで目的は違えど、考え方は同じで面白い。要因×水準のすべての組み合わせを実調査することは現実的ではないため、直行表を用いる。評価してもらった全体効用から部分効用を算出することで、調査しなかった組み合わせについても全体効用の推定値が出せる。品質工学特論で知りたいのは「要因内のどの水準が最もロバストか」なので計算方法は簡略化されていたが、それ以外の部分は同じという認識。

多項ロジットモデル

 機械学習特論で習った「中間層はSigmoid関数、出力層はSoftmax関数」に考え方が近い内容。複数案の中から1つ選ぶ場合、どれが一番選ばれそうかを明らかにする。ポケモンで言うと「今作の御三家では何を選ぶ?」である(ちなみに私はS→ニャオハ、V→クワッス)。ニャオハ・ホゲータ・クワッスの魅力度を算出し、各ポケモンの魅力度を3匹の魅力度の総和で割ったものを選択率とする。Softmax関数と同様で選択率の総和は1になる。
 この章とロジスティック回帰分析の章で出てくるオッズとオッズ比の説明がとてもわかりやすいので興味ある人はぜひ読んでみてほしい。

そろそろ4Qも折り返し

 年末が近づき、4Qも中盤に差し掛かる。講義数を減らした分、復習をきちんとやれるようになった。積読も少しずつだが消化し始めたので良い感じ。データに関連する内容でも知らないことがたくさんあって、講義がより深く学ぶきっかけになる。関連する書籍を買い漁ったから結果的に積読が増えたけど、この年末年始にどんどん消化していきたい。