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ありがとう投信・ありがとうファンドの運用レポート、わたしの読み方〜(24年7月運用分)〜

はじめに

わたしが読む視点で書いている運用レポート『わたしの読み方』。
この投稿を通じて、”ものぐさ”なわたしに、少しでも運用レポートを読む機会を増やしたいという考えもありますので、組み入れ上位のファンドは、運用レポートくらいは読んどけっていう企画です。

ありがとうファンド

ありがとう投信が運用する「ありがとうファンド」。
ファンドオブファンズという形式をとるファンドです。

毎月末基準KPI

ありがとう投信では、ホームページで毎月末基準のKPIが公表されています。7月末基準も公表されています。

2024年7月末基準運用損益別顧客比率
ありがとう投信

98.4%のファンド仲間がプラスとのこと。
さらに49.8%のファンド仲間が50%以上の運用益を得ているそうです。
苦しい時代も乗り越えてきたからこその成果なんだろうなと思います。
#コツコツ投信積立 の成果かどうかまでは判断できないわけではありますが。

お客様レター

さて、ありがとうファンドお客様レター ←リンク先はこちらです

今月のお客様レター、社長のメッセージから特にお伝えしたいことは、こちらです。
追加利上げの話題が大きく、そちらについて書かれています。

 「金利のある世界」になっても慌てず冷静に日本は過去20数年にわたってデフレ経済が続いてきましたので、ここ1~2年のコストプッシュ型の物価上昇に戸惑っている人も少なくないと思います。金利も金融緩和が長らく続き、ゼロ金利、マイナス金利が常態化していました。
 一方で、欧米各国はインフレ抑制のための利上げを昨年までに行って金利もピークに達しており、今後は景気後退を懸念して利下げを視野に入れている段階です。日銀が追加利上げを決定してゼロ金利を解除しましたが、タイミング的には完全に周回遅れと言わざるを得ません。実質賃金と実質消費のマイナスが継続している中での利上げは、日米金利差が縮小するので為替相場の円安是正効果は多少あったとしても、金融緩和に慣れ切った日本経済や家計にとって金融引き締めに耐えられるだけの余力があるのかには疑問が残ります。
 実体経済はそれほど良くない中、株価だけは史上最高値更新して資産効果が出ていたところで、利上げショックによって株価が下がれば逆資産効果で景気に悪影響を及ぼす可能性も十分にあり得るでしょう。また、今後、米国景気が悪くなり利下げが行われていく局面になれば、日本経済や企業業績にもマイナスの影響が出て来て、日本も再び金融緩和をする必要性が出てくるかもしれません。
 マーケットは「金利のある世界」になった途端に利上げショックで株式市場は大きく調整していますが、こういう局面で大切なことは慌てず冷静になることです。大きく下落すると人間の本能では反射的に怖くなって狼狽売りや損切り、利益が出ている人はマイナスにならないうちに利益確定をしようと売り急ぐ傾向がありますが、過去のショックを振り返れば、しばらくすればマーケットは落ち着きを取り戻し、行き過ぎた株価は企業のファンダメンタルズに基づいた本来価値に回帰していきますので、冷静になって様子を見て長期的な時間軸で物事を捉えることが大切です。
 今回のようにマーケットに大きな動きがあった時には、改めて資産運用の目的・目標を再確認してみると良いでしょう。将来のための資産形成だったり、余裕資金の運用であれば、今すぐにお金が必要なわけではありませんので、マーケットに居続けて長期投資を継続していくことが大切です。ライフプランに基づいて積立投資や資産運用、資産活用を続けていくことで、将来振り返ってみたときにあの時止めずに続けてきて良かったと思える日が来るかもしれません。長期の資産運用では、今後も大きなショックによる下落相場やバブルによる上昇相場が幾度となく起きると思われますが、その度に右往左往したり、一喜一憂したりせずに、淡々と冷静に資産運用を継続していきましょう

ありがとうファンドお客様レター

続けることの大切さは、以前からお伝えしているところです。
長期投資のポイントは、『継続すること』『止めないこと』だと思います。

そのために『自動化』が大事です。

自分で積み立ての作業、振込や買い付けをするのって大変ですから。
ここを口座からの引き去りによる自動化でとても楽になります。
それは強制的にとも言い換えられます。
自分の意思に関係なくですから。

手続きはちょっとだけ面倒かもしれませんが、止める手続きも面倒です。
面倒なことは『継続』のためには必要なことかもしれませんね。

FP 情報コラム:企業型 DC、転職・退職したらどうなる?

現在の企業年金がどうなっているのかもよくわかっていないわたし。
このコラムを読んで、勉強というか調べないといけないかな。

『退職後に確定拠出年金を放置した場合どうなる?』は、デメリットばかりだそうです。
そんなことがないようにしたいですが、どんなデメリットがあるのかを把握しておきたいですね。

運用レポート

ありがとうファンド運用レポート

今月の売買については、アリアンツ・グローバル・エクイティ・グロースファンドとアライアンス・バーンスタイン・アメリカン グロース・ポートフォリオを一部売却しました。
一方、アリアンツ・US・ラージ・キャップ・バリューファンド、JP モルガン US セレクト・エクイティファンド、アライアンス・バーンスタイン・ヨーロピアン・グロースポートフォリオを買い増ししました。

ありがとうファンド月次運用報告書より引用

売買はファンドマネージャーにお任せしていることですから、わたしからのコメントはありません。
買い増しをしたファンドでは、JPモルガン USセレクト・エクイティファンドを除いて、直近での新規組み入れファンドの買い付けを行ったんだという状況です。

どんな結果になるかは、これからのお楽しみってことで。

ありがとうファンドは会社の方針なのか、控えめなイメージがあるので、微減とはいえ口座の減少傾向です。資金流入も流出気味だと想像しているところですが、実際のところどうでしょうか。
悪くないファンドだと思っていますので、お仲間が増えるといいなと思っています。

さて、ありがとうブログも楽しく読ませていただいています。

お金が増えた、減ったを心配するよりも、コラムを楽しむくらいでちょうどいいかな。
さて、 #投資も寄付もコツコツと
これからも時間を味方につけて、のんびり歩いて行こうと思います。

では。

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