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人は簡単に自暴自棄になれるからね【映画「異人たち」を観ました】

打ち合わせのあと、IPT(インプットチューズデー)だし映画を観てきました。特別観たいものもなかったので、行った時間にタイミングのいい作品を観ようと決めて。そして結ばれたのがこちら。

「異人たち」

前情報は映画館のHPに載っていたあらすじ程度…"小さい頃に両親を亡くした主人公が、大人になり生家を訪れるとそこにはあの頃のままの両親が…主人公は過去を取り戻してゆく…"みたいな。イギリス人監督によるイギリス映画ですが原作は山田太一さん(「異人たちとの夏」)。
これは直感的にヒューマンドラマだろうと思ったわけですよ。きっとすれ違っていた家族が不器用に関係を築いていくんだと。そして私はじんわりと涙するのだろうと。そうオートマチックに想像して入館。すると…。

ま、公開されたばかりなので色々書くのはヤブヘビというもの。勝手な思い込みがあった私の感想を1行で言うと…。
 
麦茶だと思って飲んだら麺つゆだった。

です(笑)
今まだ見終わったばかりだから「ん?麺つゆ?あれ?麦茶?いや、麺つゆ?しかも4倍濃縮?」と困惑と動揺中。まだ結末が解ってない(笑)

両親に伝えられないことがある人や、逆に子供に本当の気持ちを言葉にできない親の立場の人には、登場人物が言葉にしてくれるうちにある種の癒やしがあるかもしれないなとも思いました。
まるまるハートウォーミング系というよりR15のややヘビーなダウナー系なので、「山田太一原作」に引っ張られず「麺つゆ(4倍濃縮)」として鑑賞することをおすすめします!

表題は、主人公アダムのボーイフレンド(?)←あえての「?」ハリーの一言。直接ストーリーに大きく関わるセリフではないけど、この映画を表す上で案外キーフレーズかも。私はグッとしましたね。

作品の詳しい情報は
https://eiga.com/movie/100239/

感想の補足(たいしたことは書いていないけどネタバレにならないとも限らないので有料エリアで区切ります)

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